PCX125が選ばれる5つの理由!人気の秘密を徹底解剖
PCX125は去年PCX160の20台弱を4倍以上抜いて、年間で90台売れたバイクとなっています。
とても性能もよく、良くも悪くも優等生ちゃんという印象です。
なので逆に言えばちゃんとメンテナンスしてあげないと、速度がどんどん落ちて行ったり。不調を訴えやすいのもPCXの特徴です。
でも圧倒的な人気を誇るのは、一体何なのかな?と考えてみたとき、いろいろ思いつく理由がありました。今日はPCXの人気の秘密や理由について深堀していこうと思います。
PCX125が支持される5つの魅力
PCX125のウリと言われれば、メンテナンスすれば永遠に乗れることじゃないかなと思います。
PCXの走行距離で見る寿命はある?目安やコツを解説! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
こちらの記事にも書いたのですが、こうして各パーツをリフレッシュし続けてあげることで、永遠と乗り回すことが可能になります。
私にとってみればPCX125が支持される理由はこれ以外にないと思うのですが、他にあるとすればPCX自体が意外と頑丈であるというのも特筆するべき部分かなと思います。
デザイン性:スタイリッシュで飽きのこないデザイン
PCX125のデザインは、先進的でありながらもシンプルで飽きのこない美しさがあります。
特に都市部での使用を想定した洗練された外観は、多くのライダーにとって魅力的です。LEDライトやモダンなメーターパネルなど、細部にわたるデザインも高評価を受けています。
経済性:優れた燃費性能と低維持費
PCX125はその燃費性能で知られています。リッターあたり50km以上走行可能な経済的なエンジンは、長距離通勤にも安心です。また、ホンダの信頼性の高いエンジン技術により、維持費も低く抑えられ、ランニングコストの面でも非常に優れています。
ウェイトローラーやベルトの交換を2万キロぐらいでやっていれば、かなり長持ちして走り続けると思います。
走りの質が落ちたと思うことがあるライダーもいると思います。大体駆動系が原因で、意外とウェイトローラーが削れたりすることが原因だったりします。
しっかりお乗りになられているPCXの型番に合うウェイトローラーを選んで、掃除をして交換してあげるとまた元の走りに近づくと思います。こうしてパーツをどんどん交換していくうちに、新車のまま乗っているかのような感覚で走り続けることが可能になります。
場合によってはインパクトドライバーなどが必要になることも多くなるので、インパクトドライバーを持っておくと便利かと思います。
実用性:大容量の収納スペースと快適な乗り心地
PCX125はシート下に大容量の収納スペースを備えており、ヘルメットや買い物袋などを簡単に収納できます。
さらに、広々としたシートとサスペンションの調整により、長時間のライディングでも快適な乗り心地を提供します。これらの実用的な特徴が、多くのライダーに支持される理由となっています。
単純作業:メンテナンスの簡単さ
PCX125に限った話ではないのですが、メンテナンスが意外と簡単であるというのも、人気の理由なのかなと思います。
駆動系はボルトを外してパーツの洗浄・交換をしていけば、基本的に10万キロを超えても全然走り続けます。
2万キロに一回そうして駆動系をリフレッシュさせてあげると、新車同様の走りを取り戻したりします。
作業にはプレセット型のトルクレンチで、しっかりメーカー推奨のNm通りにボルトを締めてあげる必要があります。
耐久力:永遠乗り続けられる頑丈さ
PCX125は壊れにくいというのも、一つのウリではないかと個人的に考えています。
最近発売されているADV160だと、エンジンバルブの破損という、極めてエンジン回りに影響の出る不具合を発症しています。
- 週1,2日しか乗らない
- 1年で2万キロ
- 通勤通学でしか使わない
これでエンジンバルブに破損が出ています。しかしPCX125の場合は違います。
- 週6,7日
- 高速道路に近い国道を頻繁に走らされる
- ウーバーイーツで使用
この状態で1,2年使い続けても、全く壊れる気配がないです。結構頑丈な車体だとは思うので、これから乗るバイクとしてはいい方ではないかなと思います。
【初心者向け】PCX125の選び方
ではPCX125の選び方をご紹介します。
基本的に「動いているかどうか」を確認してください。
- セルが回るけどエンジンがかかっていない
- セルも回るしエンジンもかかる
- セル自体がそもそも回らない
この3つでは全然症状が違います。PCX125は基本動いていれば、メンテナンス次第で新車以上の走りを出してくれます。
新車?中古車?それぞれのメリット・デメリット
PCX125を購入する際には、新車と中古車のどちらを選ぶかが重要なポイントです。新車のメリットは、最新モデルの性能や保証が付いている点です。
デメリットとしては、価格が高いことが挙げられます。一方、中古車のメリットは、価格が抑えられることです。しかし、走行距離や使用状況により、メンテナンスが必要になることもあります。
安全安心ですぐ乗り回したい方は、新車を。
自分でカスタマイズやメンテナンスを行える方、どのパーツを先に交換するべきか?わかっている方は、中古でもいいと思います。
色選びのポイント!人気色から限定カラーまで
PCX125には多くのカラーバリエーションがあります。定番のホワイトやブラックはもちろん、限定カラーも定期的に発売されます。
色選びのポイントは、ライダーの個性や用途に合わせて選ぶことです。例えば、通勤で使う場合は目立たない色、ツーリングで楽しむ場合は目立つカラーを選ぶのも一つの方法です。
この間カウルを見ていたら、こんなかっこいいカウルを見つけました。こういうのもあるので、PCXは人気が絶えないんだろうなと思います。
【重要】購入前に確認したいこと
PCX125を購入する前には、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。まず、信頼できるディーラーから購入することです。また、試乗して乗り心地や操作性を確認することも重要です。
さらに、購入後のメンテナンス体制や保証内容もチェックしておきましょう。
購入前に確認しておきたいのは、不動車かどうかぐらいでいいです。セルが回るのか?とか、タイヤはどのぐらいで交換したのか?です。わからないと言われたら、すぐ交換してもらいましょう。
タイヤの交換なんて正直タイヤレバーがあればできますが、ビードブレーカーなどがあれば尚いいと思います。これも意外と簡単にできる作業なので、最終的に自分でできるようになっておけばいいと思います。
バイクのメンテナンスはジャッキがあると尚便利なので、一応バイク用のジャッキもご紹介しておきます。
【カスタム】PCX125を永遠に乗り回すパーツ交換5選
ここからはPCX125を永遠に乗り回すための、基本的に必須なアイテムを5つ厳選してみました。
PCX125は中古のPCX125もまだ走っています。ということはメンテナンスさえ自分でできていれば、永遠に乗り回すことができるということです。
エンジンのオーバーホールは一台でもばらして戻した経験がないと難しいので、今回は割愛していますがそんなことをしなくてもセルが回ってエンジンがかかるようなら、大体のパーツを交換してしまえば簡単に動き続けます。
それでは早速見ていきましょう。
駆動系(ウェイトローラー)
スピードの最高速が最近落ちてきたのですが、真っ先に疑っているのが駆動系。
特にウェイトローラーです。
頻繁に走ることが多い、特にストップ&ゴーが多いと、クラッチ部分にダメージがたくさん乗ります。
ウーバーイーツでPCX125に乗る方は2万キロと言われているところを、1万キロぐらいで駆動系を空けていいと思います。
下記のウェイトローラーはグラムが選べるのですが、19.0gが一番純正に近いかなと思います。
駆動系(ベルト)
PCX125でもPCX160でも、2万キロに一回の交換を推奨されています。
ベルトは小さなヒビが入っているだけで、もうすでに交換時期と呼ばれています。
- クラッチ側にちゃんとベルトがかんでいるか?
- プーリー側にはめたときカチッという音がしたか?
- 蓋をする前にベルトの回転に問題はなさそうか?
ということをしっかりチェックしてください。このベルト交換の作業も自分でできた方がいいと思います。
そうした方が勉強になることも多いからです。
フロント&リアタイヤ
この辺も当たり前といえばそうなのですが、結構重要なことです。
私は初代のPCXがPCX125 JF56というバイクでした。この時はPCXに何の知識もなく、購入店に交換などをお願いしていた頃です。
ある日リアタイヤがパンクしていたにも関わらず、交換もせず乗ろうとしていました。リアがふらふらするのでおかしいなと思ったら、案の定パンクしていました。
今ならタイヤの交換知識もあるので自分でやってしまおうかなとか計画立てられるのですが、当時はそんな知識もなかったので無理でした。
何とタイヤの純正品なんてあるとも知らなかったですね。このときそういう知識があれば…と後悔しています。そういうことがあなたに起きないよう、くれぐれも中古品を買ったときは特にタイヤが摩耗しきっていないかをチェックしてください。
- 溝が明らかにない
- タイヤが古そうな感じがする
- タイヤがすり減りすぎている
こんな状態なら自走はほぼ不可能になりやすいです。即交換をしてください。
ブレーキ系全般
ブレーキ系で一番有名なのがブレーキパッドです。
PCX125のブレーキパッド交換時期徹底ガイド! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
ブレーキパッドが泣いたりキーキー言い出したら、即交換です。結構PCX125の快適な走りにおいて、重要なパーツの一つです。
ブレーキに関してはいろいろ言いたいことも多いのですが、カウルも外せそうな方はコンビブレーキのブレーキオイルも一緒に交換してください。
本当に必要?PCX125 コンビブレーキで安全走行! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
ブレーキオイルとはブレーキフルードと言いますが、こちらも交換方法が意外と簡単です。ブレーキフルードの色はマスターシリンダーというブレーキレバーの上についている、蓋のような場所で確認をすることができます。
それ以外ならブレーキレバー自体を変えるのがいいかもしれないですね。私はブレーキレバーをU-KANAYAに変えてから走りが快適になりました。この程度のパーツ交換でも相当走りに影響が出るので、もし快適な走りを最初から行いたい方は、ブレーキレバーの交換をしてしまうことも併せておススメしています。
エンジンオイル
こちらはもう当たり前と言われれば当たり前なのですが、エンジンオイルは絶対に交換してください。
- センタースタンドに立てる
- ドレンボルト(12㎜)を緩める
- サイドスタンドの切り替える
- ドレンボルトをゆっくり外していく
- ガスケットが残っていないかチェックする
- 古いエンジンオイルを出しながらドレンボルトを洗う
- ドレンボルトに新しいガスケットを装着
- 少し新しいエンジンオイルを塗ったガスケットをPCX125に取り付ける
- エンジンオイルを差込口から入れる(700mm~800mm)
- 入れ終わったらオイルゲージの網目に引っかかっているかをチェック
- オイルゲージの網目に引っかかっていたら作業完了
- エンジンを3分ぐらいかけてオイルをエンジン内部に循環させる
これでエンジンオイルの交換は作業完了です。やることが多そうに思えるかもしれませんが、そんなことは決してないです。
まとめ
PCX125は、そのデザイン性、経済性、実用性から多くのライダーに支持されています。通勤・通学、ツーリング、カスタムと、多様な使い方ができる点も魅力の一つです。自分だけのPCX125を作り上げ、快適なバイクライフを楽しんでください。
もし中古のPCX125を選ぶならボアアップキットを使って、排気量をいきなり上げてしまうのもいいんじゃないかなと思います。
ウーバーイーツの配達で使いたい方なら、あまりいらないことかもしれませんが。中古のPCX125は屋根が対応可能な型番が多いので、JF28やJF56などの2型までの中古を狙ってみるのもいいかもしれません。この型番のバイクまでならボアアップキットも豊富に売っています。
あなたがもし最高速に興味があるなら、排気量を上げてバンバン最高速を狙ってもいいと思います。ただしスピードの出しすぎは事故につながりやすいです。是非安全運転でPCX125を楽しんでください。
SP武川さんがボアアップキットではよく見かけるメーカーですが、別の会社でもこういうボアアップキットを販売しているようです。もし気が向いたらバイク屋さんに頼んだり、自分で出来そうならパーツの組み込みにもチャレンジしてください。
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