PCX160 ベルト交換をDIYでやってみよう!
あ、ご報告です。
PCX160が動かなくなりました。笑
急に異音が発生して、そのままセルが回らなくなりました。結構な重症ですね。トランスミッション側に影響がなければベルトを交換すればそのまま自走するのですが、トランスミッション側に影響があるのだとすれば、その部品ごと全交換ですね。
仕事をキャンセルして、ロードサービスに急遽連絡。1時間ぐらいで到着して、大体こういう状態ですとお話をして、今日購入店にPCX160が到着予定です。
ベルト交換の記事を書いて、この通りにやってしまうと不具合が発生することがあると思うので、もう少しバイク屋さんに話を聞いてきて、正しいメンテナンス方法を覚えてこようと思います。
しかし、交換作業には一定の知識と技術が必要ですので、この記事では、DIYでベルト交換を行うための手順や必要な工具、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
ウェイトローラーを測ったら20gありました。笑
PCX125のウェイトローラー交換方法!変化はある? – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
一応純正品と書いてあったのですが、純正品のウェイトローラーは19gなんですよね。笑
まあ詐欺でも何でもないのでいいのですが、ちょっとだけ駆動系の動きが重い感じがするんですよね。しかし先ほども言った通り、あまりPCX160の走りに問題はないのでこのまま1万キロぐらいは様子を見ながら走ろうと思います。
紹介している記事はPCX125のウェイトローラーなのですが、PCX125でも純正品は19gです。逆に私は軽いと何か違うの?と思うタイプなので、あまり意図的にウェイトローラーを軽くしようとは思わないです。
今回はベルトの話なのですが、駆動系をリフレッシュする場合はウェイトローラーも交換してあげるといいです。
このように段付きをして、全くウェイトローラーの上下の動きが鈍くなる場合もあります。是非ベルトと一緒に交換してあげてください。さてベルトなのですがこれを交換してから、PCX160を新東名の120㎞/h区間で走ったら、最高速度が130㎞/hをマークしました。
別に速いぜと自慢しているわけではなく、駆動系のリフレッシュを行ってあげれば、PCX160はこのぐらい走れるということです。是非ベルトは常にヒビなどが入る前に最新の状態を保ってください。
ベルト交換に必要な工具とパーツ
まず絶対に必要なのが、トルクレンチです。
プレセット型のトルクレンチがいいですし、私が持っているのはデジタルトルクレンチと呼ばれる変わったトルクレンチです。
これだとNmを測りながら、しっかりボルトを締め付けられます。そして高速道路を大体1000㎞2,3日で走破しましたが、問題なくPCX160が走り続けています。ということはメンテナンスはこれにて、大成功していると言っても過言ではないでしょう。
おすすめの工具を紹介
PCX160のベルト交換には、適切な工具が必要です。特に、プーリーホルダーやトルクレンチは必須です。プーリーホルダーはプーリーを固定しながらナットを外す際に必要で、トルクレンチは規定の締め付けトルクを確実に守るために使用します。これらの工具は、信頼性の高いメーカーのものを選ぶと、作業がスムーズに進みます。
プーリーホルダーというのはユニバーサルホルダーとも言います。
このユニバーサルホルダーは絶対に必要です。プーリーを外すのもクラッチを外すのも、トルクレンチで外そうとしてもクルクル回ってしまい全く外せないと思います。
いろいろ他にも必要な工具はあるはあるのですが、特に絶対に必要なのがユニバーサルホルダーです。ユニバーサルホルダーは変わった工具なのですが、多分PCXの作業においては駆動系のメンテナンス以外で使うかな~という感じの工具です。
しかしどこかで確認したら意外と使い道が他にもあるようなので、一本この際持っておくといいと思います。
純正パーツと社外品の違い
ベルト交換時には、純正パーツを使うか社外品を使うかの選択があります。純正パーツはホンダの厳格な品質基準をクリアしており、信頼性が高いのが特徴です。
一方、社外品は価格が安く、さまざまな性能特性を持つ製品が選べるというメリットがあります。しかし、社外品を使用する場合は、品質にばらつきがあることもあるため、信頼できるメーカーを選ぶことが重要です。
もし純正品がいいという方は、こちらの製品が純正のベルトです。PCX160は登場して3年ぐらいになると思うのですが、意外と必要なパーツは手に入るので助かります。
下記の商品だとスライドピースやウェイトローラーもあるので、ベルトと一緒に交換しておくといいと思います。
ベルト交換の手順を解説
- 作業前の準備:まずは作業スペースを確保し、必要な工具とパーツを揃えましょう。また、作業前にバッテリーのマイナス端子を外しておくことで、安全性を確保できます。さらに、エンジンが冷えている状態で作業を開始するのが理想です。
- プーリーの分解:次に、クランクケースカバーを外し、プーリーにアクセスします。プーリーホルダーを使用してプーリーを固定し、トルクレンチを使ってナットを外します。規定トルクは59Nmです。
- クラッチを取り外す:あとクラッチ側も外してください。ベルトの取り付けが面倒くさいので外すことをおススメします。
- ベルトの交換:プーリーを分解したら、古いベルトを取り外します。新しいベルトを取り付ける際は、ベルトの向きに注意しましょう。ベルトには進行方向が指定されている場合がありますので、間違えないようにしてください。
- クラッチを取り付ける:注意点があるのですがベルトは奥の方まで、しっかり入れてください。ベルトを真ん中で握りながらクラッチ側に入れていくと、どんどんベルトが奥まで入っていきます。クラッチ側の規定トルクは49Nmです。
- プーリーの組立:新しいベルトを取り付けたら、プーリーを元の状態に組み立てます。プーリー側は59Nmの規定トルクで締め付けを行います。
- クランクケースの取り付け:クランクケースカバーを元通りに取り付け、バッテリーの端子を接続すれば作業完了です。
別の記事でも紹介したのですが、ディープソケットが必要な箇所があります。8㎜のディープソケットがないと、クランクケースが全部取り外せないです。是非8㎜のディープソケットを準備しておいてください。
トルクレンチに取り付けてあげれば、奥まで入ったボルトを取り外すことができます。
DIYで交換するメリット・デメリット
DIYでやってみるメリット・デメリットなども解説していこうと思います。
3つ目の項目に自分でどうしてもやるのが怖いという方向けに、関東の方限定になってしまいますが。私が実際にパーツの交換などをお願いしている購入店をご紹介しておきます。
一番PCXなどのHondaのバイクを売っているアンテナショップで、メンテナンスも非常にいいので自分の作業が不安ならこのお店と仲良くなっていろいろ頼んでみるのがいいと思います。
メリット:費用を抑えられる、愛車を深く理解できる
DIYでベルト交換を行う最大のメリットは、コストを大幅に抑えられることです。バイク屋に依頼する場合に比べて、工具やパーツの費用のみで済みます。また、自分で作業することで、PCX160の構造やメンテナンス方法を深く理解でき、今後のメンテナンスにも役立てることができます。
逆にやらないと何も覚えないので、一回やってみるといいと思います。
デメリット:時間と手間がかかる、失敗するリスクがある
一方で、DIYでのベルト交換は時間と手間がかかるというデメリットもあります。特に初めて作業を行う場合、慣れない作業に時間がかかり、失敗するリスクも伴います。失敗した場合、最悪の場合は再度パーツを購入したり、最終的にはバイク屋に修理を依頼する羽目になる可能性もあるため、注意が必要です。
【関東にお住いの方限定】ホンダウイングステップ16号
バイク屋さんに頼む場合は持ち込みOKで、実際に売っている台数が一番のお店がいいと思います。
関東なら私がPCXを買った購入店が、Hondaのアンテナショップで一番バイクを売っている店舗のようです。このお店ならPCXだけでなく、結構なトラブルを解決できる感じですね。この辺のHonda以外のバイクに関しても、電話をしてみて相談してください。
住所 | 〒192-0903東京都八王子市万町28-1 |
お問い合わせ | 042-627-0878 |
駐輪場 | なし |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 水曜日 |
工賃は大体5,000円は見ていいかなって思います。
あと持ち込み料金もかかるようなので、もし嫌なら全部ステップ16号店にあらかじめ電話で連絡を入れていただき、パーツなどを用意してもらうと完璧だと思います。
ただ当時の私にもし今の私がいうなら、という感じでいいますが。ベルトの交換なら自分でやったら?って思います。笑
本当にベルトが切れちゃったらどうしよう…とか思ったりすることもあるのですが、名古屋まで行ったとき1000㎞まで走りました。正直ベルトが切れる心配は、全くないように感じました。それどころか元気に走り続けてびっくりしているぐらいです。
PCX160 ベルト交換 寿命を延ばす方法
ベルトの寿命を延ばすためには、日頃の乗り方やメンテナンスが非常に重要です。ここでは、ベルトを長持ちさせるための乗り方と、定期的なメンテナンスの方法について解説します。適切なケアを行うことで、ベルトの交換頻度を減らし、結果的にコストを抑えることができます。
ベルトの寿命を延ばすための乗り方
- 急加速・急減速を避ける:ベルトに負担をかけないためには、急加速や急減速を避けることが重要です。これらの操作はベルトに大きな負荷をかけ、早期の摩耗を引き起こす原因となります。スムーズな運転を心がけることで、ベルトの寿命を延ばすことができます。
- エンジン回転数を一定に保つ:エンジン回転数を一定に保つことも、ベルトの寿命を延ばすためのポイントです。回転数が急激に変動する状況では、ベルトに余計なストレスがかかるため、できるだけ一定の回転数で走行するように心がけましょう。
- あまり最高速にこだわらない:高速道路にも頻繁に乗るのですが、最高速にあまりこだわらないことも大事だと思います。これにこだわると路面が悪い状態の道路で、スリップしてとんでもない事故を招く可能性もあります。
最高速に関しては本当にベルトの寿命が落ちる可能性が高いので、長時間ずーっと最高速で走り続けるのは控えた方がいいと思います。高速道路を使う方はSAやPAへ、一般道を走る方も近くのスーパーやネットカフェ、休める場所で自分もバイクも休ませましょう。
ベルトのメンテナンス方法
- 定期的な清掃:ベルト周りの清掃を定期的に行うことで、ベルトの寿命を延ばすことができます。ホコリや汚れが溜まると、ベルトが滑りやすくなり、摩耗が進みます。クランクケースを開けて、内部を清掃する習慣をつけましょう。
- プーリー周りのグリスアップ:プーリー周りのグリスアップも重要なメンテナンス項目です。適切な量のグリスを塗布することで、プーリーの回転がスムーズになり、ベルトへの負担を軽減できます。グリスは定期的に交換し、古いグリスを残さないように注意しましょう。
- ベルトは1~2万キロで交換必須:これは絶対にって思うことですが、ベルトは15,000㎞ぐらいで一回交換した方がいいと思います。PCX160の使い込みが激しい方は、もっと早い段階で交換してもいいと思います。
8月18日:PCX160から突然の異音が発生!
仕事をしている最中に急にPCX160側から、とんでもない轟音が発生しました。多分ベルトが中でバラバラになっているように感じましたが、クランクシャフトなどのトランスミッション側に影響がなければいいなと思います。
今日ロードサービスが購入店と連絡を取って、保険屋さんと両方連絡が取れたら、そのままレッカーで運んでくれる手はずになっています。
中をばらしてみないと私にも具体的な症状がわからないのですが、昨日PCX125の方を動かしてみて問題なくエンジンも止まることがなかったので、しばらくこのバイクで稼ぎを途絶えさせないようにしようと思います。
しかしそんな状態で名古屋まで行っていたので、逆に高速道路上でそんな不具合が起きなくてよかったなとほっとしています。それと自宅からそれほど遠い距離で、PCX160が止まったわけではなかったのでそれも助かりました。
異音が発生した原因はクラッチにベルトをしっかり食い込ませなかったから
私が考えられる症状の原因として、クラッチ側にベルトをしっかり食い込ませなかったからじゃないかなと思っています。
この不具合はスクーターだと意外と多く存在しているトラブルのようで、もっとしっかり整備の方法を勉強してから交換作業を行うべきだったなと反省をしています。
もしそうじゃないなら私にすらよくわからない症状なので、逆に購入店からしっかり話を聞いて来ようと思います。
まとめ
PCX160のベルト交換は、バイクのメンテナンスにおいて非常に重要な作業です。DIYで行うことでコストを抑えられる一方で、バイク屋に依頼することで安心感を得ることができます。
どちらの方法を選ぶにしても、適切な工具や知識を持って作業に取り組むことが大切です。また、ベルトの寿命を延ばすためには、日頃のメンテナンスと運転習慣も重要ですので、ぜひ参考にしてください。
私は今回2万キロで自分でベルトの交換を行いました。
結果はしっかり最高速度も出て、高速道路でもあまり不満もなく往復1000㎞ぐらいをバンバン走ってくれました。名古屋まで行きましたが、本当にベルトに異音もなく問題なく走ってくれているように感じています。
今回は純正品ではなくキタコのベルトを採用しました。とんでもなくいい走りをしてくれ続けているので、次は1万キロで交換予定ですがキタコのベルトをまた採用しようかなと思います。純正品もいいとは思うのですが、走りの強さが太い感じがして、私はキタコの方が好きですね。
次もキタコのベルトを採用して、またロングツーリングを行っていこうと思います。
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