PCX160をもっと速くしたい!リミッター解除の安全で合法的なカスタム方法

一応公式ではPCX160の最高速は120㎞/hは出ると言われています。しかし私の友人に聞いた話だと、道路の条件次第では128㎞/hも出るよという話を聞いたりします。
私も友人もスピード狂とかではないのでリミッター解除という観点で、バイクには関心があまりないのですが。しかしリミッター解除というと大体の人がボアアップキットを思い浮かべるのではないかなと思います。しかしボアアップキットは残念ながらPCX160 KF47には存在しません。しかし私は最近新東名高速道路の120km/h区間で、130㎞/hをこの車体でマークできました。

SCRK PCX160 KF47 ADV160 KF54 強化クラッチ 鍛造クラッチハウジング アウターセット タイプR
今年の11月末に実はクラッチごと駆動系がいかれて、緊急停止するという不具合が起きました。理由は駆動系が錆びたから…ではなく、寿命なのだそうです。上記のアイテムはKF47とも書いてあるので、上記のようなクラッチも常備して自分でやる方でなくても持ち込みOKなバイク屋さんですぐ交換できるようにしてもらってもいいと思います。
という5つの項目で記事が構成されています。ご自身の課題点を踏まえて、PCX160のリミッター解除の参考にしていただければと思います。しっかりメンテナンスをするだけで、かなりスピードが上がります。ベルトなども純正以外にもコツがあるので、その辺の駆動系のアイテムも参考にしていただければ幸いです。
PCX160の性能を理解する
PCX160を速くするためのカスタムを行う前に、まずはPCX160の標準的な性能を理解することが重要です。ここでは、PCX160の最高速度や加速力など、基本的な性能について詳しく見ていきましょう。
NMAX155と比較していますが、どんぐりの背比べのような程度の違いです。この記事は2025年12月に加筆を加えていますが、今の道路状況は稼げる人はのんびり走って稼げていない人は徹底的に速く走るというような印象です。一見稼ぎというキーワードはPCX160のカスタムに関係なさそうに見えますが、NMAX155をカスタムするにしてもこの心理はすごく重要に思います。
そうすると下記のような記事のように、こういう楽しいツーリングをPCX160で行うことが可能になります。ツーリングブログも多くのライダーの方が楽しめるように書いておきましたので、この記事も最高速やリミッター解除以外にも参考にしていただければと思います。

PCX160の標準的な最高速度
PCX160の最高速度は、年式やモデルによって若干の違いがありますが、一般的には時速110キロメートル前後が標準的です。これは都市部での使用を想定した設計のため、十分な速度性能を持ちながらも、燃費や環境性能を重視していることに起因しています。
各年式による性能差も小さく、どのモデルでも安心して高速走行が可能です。ただし、リミッター(速度制御装置)が搭載されているため、これを解除しない限り、速度がある一定以上になることはありません。このリミッターの存在が、安全かつ法的に問題のない範囲での走行を保証しています。
一応この最高速度の話をすると120km/h以上出ることもあります。しかし私の道路経験から話をすると、そこから出力がどんどん下がっていくような印象を受けます。下がっていくというよりまた速度を上げようとすると、もっさりと上がっていくような感じです。
なお真夏はいいのですが、春秋冬はとんでもなく寒いです。私だったらナックルガードは取り付けて、走行風は防ぐと思います。後結構スクーターで人気のあるハンドルカバーですが、ハンドルカバーは高速道路では辞めた方がいいと思います。ハンドル操作がしづらく結構面倒くさいと感じました。
PCX160の加速力
加速力はバイクの楽しさを左右する大きな要素です。PCX160の標準的な加速性能は、都市部の交通に適した設定になっており、0から60キロメートルまでの加速が特に優れています。これは、日常の移動や通勤時にストレスなく流れに乗れるように設計されているからです。
加速性能を左右する要素には、エンジンの出力だけでなく、重量やギア比などが影響します。PCX160はこれらのバランスが非常に良く取れており、標準状態でも非常に快適なライディングが楽しめます。
- 60㎞/hぐらいまではしっかり出る
- 60㎞/hを超えてもしっかりスピードが乗る
- 100㎞/hを超えてからは道路の特徴次第
と言った感じになります。100㎞/hを超えてから坂道が少しでも続くと、やはり出力は下がっていくようなイメージでいいと思います。結構限界値も多い車体なので、過信は禁物です。
最近加速力の高いバイクだと、PCX160のことをようやく理解できたような感じがしました。他のバイクと比較もしてみた記事があるので、こちらの記事も最高速やリミッターカットに興味がある方は参考にしてください。

加速力って何?PCX160のリミッター解除で起こる限界
あと最近いろいろな場所を走るようになって、原付によく煽られるんですよね。理由は前を走っているハイエース(またはキャラバン)やアルファードが30㎞/hで急に減速してくるというのが原因です。原付は後ろをピタッとついて走ってきますが、わかってないな~って思うんですよね。
加速力って余裕です。
一般道で別にやる必要のない加速を、逆にしないためにPCX160は大体120km/hで走れるのです。この辺があの後ろビタ付けの原付の人たちがわかっていないことだと思っています。こちらは別に煽りたければ勝手にやれぐらいでいいですし、しつこいようなら止まってしまっていいと思います。
逆にこういうのに煽られて怒らないよう、しっかり加速に関してはセーブしてもらえればと思います。この間PCX160が緊急停止したのですがその原因が5万5千キロを走って、クラッチとプーリーがそもそも全体的に壊れたのが原因です。そういう限界もあるので長くPCX160に乗りたい方は、しっかりクラッチとプーリーの管理も忘れないで行ってください。
PCX160を速くするためのカスタム方法
標準状態でも十分な性能を持つPCX160ですが、さらに速くしたいというライダーも少なくありません。ここでは、合法的かつ安全にPCX160を速くするためのカスタム方法を紹介します。
いろいろ紹介はしていきますが、基本的には2万キロに一回は絶対に駆動系のリフレッシュをおこなってください。
多分これが最高速度を維持する方法であり、リミッター解除をする最高の方法だと思っています。
駆動系のリフレッシュ作業は、いろいろな先輩ライダーが挑戦して成功させています。あなたにも絶対にできる作業なので、私のように4カ月ぐらいで2万キロも乗るようなPCX乗りの方は、是非挑戦してみてください。
吸気系カスタム
吸気系のカスタムも、PCX160のパフォーマンスを向上させるための有効な手段です。特にエアフィルターの交換は、エンジンへの空気供給量を増やし、燃焼効率を高めることで、より力強い加速を実現します。
パワーフィルターの導入も検討する価値がありますが、これは吸気効率を劇的に向上させる一方で、エンジンへのダスト侵入リスクも増大するため、メリットとデメリットを理解した上で選択することが重要です。
この間SP武川のパワーフィルターというものに交換してみました。駆動系リフレッシュを行う前だったのですが、とんでもなく走りのパワーが上がったように感じました。とてもいい商品でフィルターももう一枚付いているので、実質1~2万キロごとに2回使える商品です。
プーリーカスタム
PCX160のカスタムとしてプーリーは市販では、存在しないと思ってください。探してもないと思います。もしそれを実現したいなら、バイク屋さんに直接お願いしてみるといいと思います。
しかし私がこの間駆動系のメンテナンスを施したら、見事に120㎞/hなんてマークできました。そしてその後の走りも安定していました。ずーっと最高速度を出そうとするとさすがにバイクがくたびれてくるみたいですが、それでも何回も休憩を入れてあげるとまた元気に走ります。

PCX160なのでそういったバイクだと認識しておく必要があります。つまり限界はあるということです。なのでリミッター解除にこだわらず、無理させない安定した運転を目指していってもらえればと思います。
- ユニバーサルホルダー
- プレセット型トルクレンチ
- ウェイトローラー
- 新しいベルト
- 優秀なパーツクリーナー
この辺りさえあれば、駆動系リフレッシュは簡単に行うことができます。
簡単ではあるのですが組付けが甘いと、ベルトが中で破損して切れてしまうこともあるようです。しっかりクラッチに新しいベルトを食い込ませて、プーリーをセットするとカチッという音がします。
奥までしっかりプーリーがベルトと一緒に入っている証拠なので、しっかり規定トルクで締めてあげればOKです。
スライドピースは毎回交換という人もいますが、私はあまりこの辺は気にしていない感じですね。ただし何回も使用するというのは結構怖いので、2回目の駆動系のリフレッシュ作業をするときは、絶対に交換しておきたいです。
事故が起きるという前提のカスタム
あと結構重要なのが事故が起きるという前提で、カスタムを施すという考え方です。2025年12月にこの項目を追加していますが、その時点で今の東京23区と神奈川主要都市の道路状況を簡単に解説をしたいと思います。
- 強引な割込み
- 速い速度域での追突寸前の煽り
- 真横につけて当てに来る
という感じです。速度に関しては落とせばいいのですが、簡単に言えば当たったときのことを考えろという意味です。当たったときにエンジンを守ってくれて、カウルなどの交換が面倒くさいパーツの破損を軽減する。そういう意味で今PCX160でおススメのアイテムはエンジンガードです。
せっかくカスタムをしても壊れて廃車になってしまえば、カスタム代とカスタムに使った時間が無駄になってしまいます。それをある程度防ぐ対処法として、エンジンガードをご紹介させていただいています。後ろからの追突は速度を落としてしまえば、ある程度破損は軽減できるのですが横はエンジンガードがないと簡単に壊れます。
ステップボードに取り付けるだけで簡単なので、こういうもので大事な部分を守れると思えばいいアイテムではないかなと思いました。ドラレコを取り付けるなども対処法の一つではあるのですが、それと併用してこういうアイテムでパーツの破損を軽減するという対策もしておくといいと思います。
警視庁に言うというのは義務とは言いますがこちらの思った通りに動くわけではないので、それに頼るならこちらが知恵を付けてある程度壊れてもいいような対処をするのも一つのバイクを守る考えの一つになるのかなと思います。あとこれはできればでいいのですが2025年モデルのPCX160の方がいいと思います。交換したい部分の交換が簡単になっていますので。
その他カスタム
サスペンションのセッティングやタイヤの交換も、PCX160の走行性能に大きく影響を与えます。サスペンションを適切にセッティングすることで、走行安定性を向上させるとともに、より快適な乗り心地を実現します。
タイヤの選択も重要です。グリップ力の高いタイヤに交換することで、コーナリング性能を向上させ、よりアグレッシブなライディングが可能になります。
PCX160の純正タイヤは何?目安や交換時期も解説! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
私は純正品のIRC(井上ゴム)のタイヤが一番いいと思います。SCT-001 130/70-13 M/C 63Pというタイヤです。そう思う理由は週6日100㎞以上走行は絶対、高速道路や首都高は頻繁に走る。こういう条件でも4カ月はしっかりもったからです。
最高速度がいくら出ても、それを支えるパーツが弱いと、結局のところ全く意味がないバイクになってしまいます。タイヤにはしっかりこだわりをもって、最高速度を実現してもらえればと思います。
まとめ
今日のまとめです。
- PCX160のリミッター解除は定期的な駆動系のメンテナンスで実現する
- クラッチとプーリーは55000㎞ぐらいで壊れる可能性がある
- 2万キロでウェイトローラーとベルト、スライダーの交換は行っていく
- 加速力という意味をしっかりPCX160のライダーは考えておく
- 壊れる前提のカスタムもPCX160であれば必須
先ほど原付のビタ付けの煽りの話をしましたが、あれこそ稼いでいない人の特徴です。稼ぎというキーワードは先ほども言った通りPCX160のリミッター解除と関係なさそうに見えますが、稼いでいる人ほどカスタムにおいても走りにおいても余裕があります。
そして私のように駆動系を錆びさせないためにも、電動インパクトレンチは持っておいた方がいいと思います。これも正直に言うとやり方はいろいろあって、プレセット型のトルクレンチがあれば大丈夫です。しかし規定トルクを守っていないと駆動系が熱を帯びて錆びていくので、自信がないけど自分でやりたいという方は下記のような電動工具はしっかり揃えておくといいと思います。
![]()
【Amazon.co.jp限定】HiKOKI(ハイコーキ) 36V インパクトレンチ WR36DH 初回修理保証 Bluetooth付バッテリー1個・充電器・システムケース2付 最大ゆるめトルク:650 N・m 最大締付けトルク350N・m WR36DH(XPSZ) 【タイヤ交換におすすめ】