決定版!アドベンチャーバイクで林道を安全快適に走るための空気圧ガイド
私が乗っているのはPCX160です。
ではなぜアドベンチャーバイク?と思ったかもしれませんが、PCXに乗っていてもアドベンチャーバイクに学ぶことは相当多いなぁと思っています。今日はアドベンチャーバイクで林道を快適に走るための空気圧について考えてみました。
PCX160で都内を走っていても、大して空気圧の管理などは気にすることはないです。しかしこういう動画を見ていると楽しそう!って思うときがあります。
PCXはスクーターなのでオフロード仕様にするのは、ちょっと難しいのですが。XR250ぐらい強いバイクに仕上げていきたいなというのが本音です。私はオフロードバイクにこだわりはあまりないのですが、しかしアドベンチャー系の仕様にしたいなと思って、PCX160をできる限り改良を加えています。
林道までは走れないとは思いますが、林道走れるんじゃない?って勘違いするほど、しっかり強力なPCX160にしようと思っています。っていうことで今日はアドベンチャーバイクで林道を走るとき、どのように空気圧の管理をするべきか?をお伝えしようと思います。
林道走行における空気圧の重要性
林道走行における空気圧の重要性は、バイクの安全性と快適性に直結します。適切な空気圧はグリップ力を確保し、乗り心地を向上させ、パンクリスクを低減します。これにより、燃費の向上やタイヤの寿命延長も期待できます。
あと見落としがちなのが「荷物を入れるシートバッグ」です。
林道でアドベンチャーバイクを走らせる人は、遊びでアドベンチャーバイクに乗るのではないですかね?そうなると荷物はかなり多く積める方がいいでしょう。これもいろいろ手段があるのですが、私は5月に買ったタナックスのシートバッグがすごく使い勝手がよかったので、もし荷物を積めるときに困っている方がいたらタナックスのシートバッグも参考にしてください。
空気圧が林道走行に与える影響
- グリップ力: 林道は舗装されていないため、路面の状況が非常に変化します。適切な空気圧に調整されたタイヤは、地面との接地面積が増加し、グリップ力が向上します。これにより、バイクの安定性が高まり、転倒リスクが低減します。
- 乗り心地: 適切な空気圧は衝撃吸収力を高め、路面からの振動を効果的に緩和します。これにより、長時間のツーリングでも疲労を軽減し、快適な乗り心地を実現します。
- パンクリスク: 空気圧が適正でないと、タイヤが過度に柔らかくなり、石や木の根などに衝撃を受けやすくなります。これにより、パンクリスクが増大します。適切な空気圧に調整することで、タイヤの耐久性が向上し、パンクリスクを低減できます。
- 燃費: 空気圧が適正であれば、タイヤの転がり抵抗が減少し、燃費が向上します。これにより、ガソリン代の節約につながり、経済的なメリットが得られます。
- タイヤの寿命: 適切な空気圧はタイヤの摩耗を均一にし、寿命を延ばします。これにより、タイヤ交換の頻度が減り、メンテナンスコストを抑えることができます。
オフロードバイクを含むアドベンチャーバイクに関して、林道を乗る方は乗り心地だけはあまり考えてはいけないかなと思います。自分からある程度アドベンチャーバイクに寄っていく、という姿勢も重要です。つまりいっぱい乗って慣れるということです。
PCXに関してもそうですが、アドベンチャーバイクの空気入れなら、電動式もいいと思います。
林道走行における空気圧調整の必要性
- オンロード走行とは異なる路面状況への適応: 林道は舗装されていないため、砂利や泥、石など様々な路面状況に対応する必要があります。空気圧を適切に調整することで、これらの路面に適応しやすくなります。
- 気温や標高による空気圧変化への対応: 気温や標高が変化すると、タイヤ内の空気圧も変化します。特に林道ツーリングでは、標高差が大きいため、空気圧の変化に注意が必要です。適宜調整を行うことで、パフォーマンスを維持できます。
- 状況に応じた空気圧調整によるパフォーマンス向上: 林道走行では、走行する場所や状況に応じて空気圧を調整することが重要です。これにより、バイクの性能を最大限に引き出し、安全かつ快適な走行を実現できます。
オフロードバイクはあまり荷物が積めないと思いますので、コンパクトな空気入れも必要だと思います。カエディアの商品でいい空気入れがあるので、迷ったら一つ持っていていいと思います。
林道向け空気圧の基本
林道走行において、適切な空気圧の設定は非常に重要です。空気圧が適切であることで、バイクの性能を最大限に引き出し、安全かつ快適な走行が可能となります。
アドベンチャーバイクのタイヤに適した空気圧
アドベンチャーバイクのタイヤに適した空気圧は、車種やタイヤの種類によって異なります。メーカーが推奨する空気圧を確認し、それに基づいて調整することが重要です。例えば、バイクのマニュアルやタイヤのサイドウォールに記載されている数値を参考にすると良いでしょう。
フロント | 1.8~2.2気圧 |
リア | 2.0~2.4気圧 |
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際の適正空気圧は走行状況やタイヤの種類により異なります。
400x タイヤ 交換 費用 – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
タイヤに関しては上記の記事で紹介していますので、迷っている方は一読していただければと思います。400xの記事ですが、アドベンチャーバイクのタイヤで使えるものばかりです。
林道での空気圧調整方法
- 空気圧ゲージで現在の空気圧を測定: まず、空気圧ゲージを使用して現在の空気圧を測定します。これにより、現状の空気圧が適正範囲内にあるかどうかを確認できます。適正な空気圧でない場合、次のステップに進みます。
- ポンプを使用して適切な空気圧に調整: 空気圧が低い場合は、ポンプを使用して空気を追加します。逆に高すぎる場合は、空気を抜いて調整します。この際、空気圧ゲージを使って頻繁にチェックしながら行うと正確です。
- 調整後は必ず空気漏れがないことを確認: 空気圧の調整が完了したら、タイヤバルブキャップをしっかり締め、空気漏れがないかを確認します。これにより、走行中のトラブルを未然に防ぐことができます。
空気圧調整による効果
空気圧を適切に調整することで、アドベンチャーバイクのパフォーマンスや安全性が大幅に向上します。ここでは、具体的な効果について詳しく説明します。
グリップ力向上による安全な走行
- 路面との接地面積増加による安定したグリップ: 適切な空気圧に調整されたタイヤは、路面との接地面積が増加し、安定したグリップ力が生まれます。これにより、滑りやすい路面でもバイクの安定性が向上し、安全な走行が可能となります。
- 転倒リスクの低減: グリップ力が向上することで、カーブや急なブレーキング時の転倒リスクが低減します。特に林道では路面状況が不安定なため、適正な空気圧によるグリップ力の確保が重要です。
- 定期的なタイヤの交換: アドベンチャーバイクの場合はPCXとは用途が違うので、タイヤの摩耗は相当なものです。タイヤの管理は徹底的に行いたいところです。
- サスペンションの管理: フロントフォークやリアサスペンションにも林道を走るとタイヤの空気圧が下がるほど、摩耗しきっていきます。オーバーホールを行って、オイル交換やオイルシール、ダストシールの交換を行ってください。
乗り心地改善による快適な走行
- 衝撃吸収力の向上による振動軽減: 適切な空気圧はタイヤの衝撃吸収力を高め、路面からの振動を効果的に緩和します。これにより、林道走行時の乗り心地が大幅に改善され、長時間のツーリングでも快適に過ごせます。
- 長時間のツーリングでも疲労を軽減: 振動が軽減されることで、ライダーの疲労が大幅に減少します。これにより、長時間のツーリングでも快適さを維持し、疲れにくくなります。
パンクリスク低減によるトラブル回避
路面からの衝撃によるタイヤへのダメージ軽減: 適切な空気圧は、路面からの衝撃によるタイヤへのダメージを軽減します。これにより、パンクリスクが低減し、走行中のトラブルを回避できます。
パンクによる走行中のトラブルを回避: 空気圧が適正であれば、タイヤの耐久性が向上し、パンクの発生率が低減します。これにより、走行中のトラブルを未然に防ぐことができます。
普段乗りか林道乗りか: 私がアドベンチャーバイクに乗るなら、普段乗りか林道乗りかそのまた両方を兼ねるのか?で、タイヤの選び方が大幅に変わってくると思っています。
PCXなどは履けるタイヤの種類はあまり多くないです。
しかしアドベンチャーバイクに関しては、履けるタイヤが多いので逆に迷うかもしれないです。迷ったらMICHELIN ANAKEE WILD一択でもいいのかなとか思います。
タイヤは人それぞれ好みがでますが、このタイヤならオンロード/オフロードが、50%50%になって使いやすいかなと思います。林道のみを走るならもっと比率が高いタイヤを選ぶといいかもしれません。
燃費向上による経済的なメリット
- 転がり抵抗の低減による燃費向上: 適切な空気圧に調整されたタイヤは、転がり抵抗が減少し、燃費が向上します。これにより、ガソリンの消費が抑えられ、経済的なメリットが得られます。
- ガソリン代節約による経済的なメリット: 燃費が向上することで、ガソリン代の節約につながります。長期的には、ツーリングのコストを抑えることができ、経済的なメリットが大きくなります。
- 思い切って林道乗りのみに特化する: アドベンチャーバイクはオフロードも乗れるので、それが強みです。しかし寒さ対策などはやりづらく、遊び専用というイメージが強いです。
私は経済的なエコ効果を求めるなら、PCX160の方がいいと思います。オフロードは基本的に走らないバイクなので、電源系が痛む心配もありません。
もし冬も林道を走るというなら、電熱系のウェアを購入してもいいと思います。逆に海外で暖かい国に行き、そこで目いっぱい林道を走るというのも手段になります。コロナだとこういうことがやりづらかったのですが、逆にアドベンチャーバイクを海外で走らせるというのもいいと思います。
タイヤ寿命延ばしによる交換頻度削減
- 過度な摩耗を防ぎ、タイヤ寿命を延ばす: 適切な空気圧は、タイヤの摩耗を均一にし、過度な摩耗を防ぎます。これにより、タイヤの寿命が延び、交換頻度が減少します。
- タイヤ交換にかかる費用を抑える: タイヤの寿命が延びることで、タイヤ交換にかかる費用を抑えることができます。これにより、長期的なコスト削減が可能となります。
- 逆に出費がかかるという前提で考えてみる: 逆に事前に壊れるという前提で、予算を組むのもいいと思います。林道はトラブルだらけですし、好んで乗りたがるライダーはあまりいないのではないでしょうか。競技とか林道みたいな荒い道を走るのが趣味なら話は違いますが。
タイヤの交換費用もアドベンチャーバイクの場合は、バカにしてはならない項目です。しかしまあ…林道を走りますからね。コケたりするのも普通ですし、それなりに出費がかかるのは致し方がないですね。
ヒロシさんみたいに古いオフロードバイクを乗ると、エンジンがかからないとか。そういうトラブルも起きます。なので定期的にメンテナンスを行った方がいいかもしれません。
林道での空気圧調整の注意点
林道での空気圧調整にはいくつかの注意点があります。気温や標高の変化、パンクリスクへの対策、適切なツールの選び方などを理解しておくことが重要です。
気温や標高による空気圧変化への対応
- 気温上昇による空気圧上昇: 気温が上昇すると、タイヤ内の空気が膨張し、空気圧が上昇します。特に夏場や直射日光の下ではこの現象が顕著です。そのため、走行前に空気圧を調整し、適正な範囲内に保つことが重要です。
- 標高上昇による空気圧低下: 標高が上がると、気圧が低下し、相対的にタイヤ内の空気圧が低くなります。山岳地帯の林道を走行する際には、標高変化に応じて空気圧を調整する必要があります。
- 走行前に必ず空気圧を調整: 気温や標高の変化により、空気圧は常に変動します。走行前には必ず空気圧をチェックし、適正な範囲に調整することが大切です。これにより、安全性とパフォーマンスを維持できます。
パンクリスクへの対策
- パンク修理キットやスペアチューブの携行: 林道ツーリングでは、予期せぬパンクに備えてパンク修理キットやスペアチューブを携行することが推奨されます。これにより、トラブルが発生しても迅速に対処できます。
- パンク時の対処方法の習得: パンクが発生した場合の対処方法を事前に習得しておくことも重要です。修理手順を練習しておけば、実際のトラブル時に迅速かつ的確に対応できます。
- レッカーの手配: 最悪の場合はレッカーの手配も行えるようにしてください。任意保険にロードサービスというものがついていれば、そのまま利用することが可能です。
空気圧調整ツールの選び方
- 精度の高い空気圧ゲージ: 空気圧を正確に測定するためには、精度の高い空気圧ゲージが必要です。デジタルタイプやアナログタイプがありますが、自分に合った使いやすいものを選びましょう。
- 使いやすいポンプ: 空気圧を調整するためのポンプも重要です。携帯性に優れたハンドポンプやフットポンプ、さらには電動ポンプなどがあります。使いやすさや持ち運びやすさを考慮して選びます。
- 必要に応じてコンプレッサー: 自宅での空気圧調整には、コンプレッサーがあると便利です。迅速に空気を入れられるため、メンテナンスが楽になります。ただし、持ち運びには向いていないため、ツーリングには携帯ポンプを使用するのが一般的です。
安全快適な林道ツーリングの実現
- 空気圧調整による安全性の向上: 適正な空気圧は、グリップ力を向上させ、安全な走行をサポートします。特に林道では、不安定な路面に対応するために重要です。
- 乗り心地の改善による快適な走行: 空気圧が適正であれば、衝撃吸収力が高まり、乗り心地が向上します。これにより、長時間のツーリングでも疲れにくく、快適に過ごせます。
- パンクリスクの低減によるトラブル回避: 適切な空気圧により、パンクリスクが低減し、走行中のトラブルを回避できます。これにより、安全かつ快適なツーリングが実現します。
林道ツーリングの楽しみの拡大
- 安全快適な走行による充実したツーリング: 空気圧調整により、安全かつ快適な走行が可能となり、ツーリングの楽しみが増えます。新しいルートや未開の地を探索する楽しみも広がります。
- アドベンチャーバイクの性能を活かした冒険: バイクの性能を最大限に引き出すことで、より冒険心をくすぐる走行が可能となります。困難な道でも安心して挑戦できるでしょう。
- 仲間とのツーリングによる思い出作り: 安全で快適なツーリングは、仲間との共有時間を豊かにします。共に走ることで絆が深まり、思い出に残るツーリングが実現します。
グランピングなども体験するのもいいですし、ソロキャンプなどを行ってもいいと思います。
転倒やパンクによるケガや事故の防止
林道を走ると多分玄人でも、林道でコケることは間違いないです。
一つ重要なのがグローブです。
事故でケガをしたライダーが言っていましたが、グローブを付けないで素手で走って事故ったことがあるようです。その人は指も削れて砂がそこから入って、歯ブラシで掻き出すという痛々しい経験をしたそうです。必ずアドベンチャーバイクで林道を走るときは、空気圧以外にも手の保護なども絶対に行ってください。
アドベンチャーバイクの性能引き出せない
- 適切な空気圧調整による性能最大限の引き出し: 適正な空気圧は、タイヤの接地面積を最適化し、バイクの性能を最大限に引き出します。これにより、林道走行でのパフォーマンスが向上します。
- 乗り心地改善によるスムーズな操作性: 適正な空気圧により、乗り心地が改善され、スムーズな操作が可能となります。これにより、バイクの操作性が向上し、より楽しいツーリングが実現します。
- 目的別によるタイヤの選択: 今回はMICHELIN ANAKEE WILDをご紹介させていただきましたが、オンロードを走る機会が多いのか?ということで、自分の都合で選んでください。
林道ツーリングのマナーを守らない
- 事前に情報を収集し、マナーを守る: 林道ツーリングでは、事前にルート情報や地元の規則を確認し、マナーを守ることが重要です。これにより、地域住民とのトラブルを防ぎます。
- 地域住民に迷惑をかけない: 林道は地元住民の生活圏でもあります。騒音やごみの放置など、迷惑行為を避け、地域との良好な関係を保つことが大切です。
- 環境保護に配慮する: 自然環境を保護するため、林道ツーリングでは、環境に配慮した行動を心がけましょう。ゴミの持ち帰りや自然を傷つけない走行が求められます。
こういう雑誌があるので書籍として一冊、タナックスのシートバッグにでも仕込んでください。あと余談ですが周辺地域の紙の地図を持っておいた方がいいです。山で災害に遭うと遭難する恐れがあります。暗くなってくると自分の位置が把握しづらくなります。
コンパスや紙の地図は持っておいてください。決してスマートフォンに頼らないようにしたいところです。
まとめ
林道走行における空気圧は、安全快適なツーリングを実現するために重要な要素です。この記事では、林道向け空気圧の基本、空気圧調整による効果、林道での空気圧調整の注意点などを詳しく解説しました。ユーザーが求める未来の実現と、ユーザーが恐れる未来の回避のために、空気圧調整に関する知識をしっかりと身につけて、林道ツーリングを存分に楽しみましょう。
そして空気圧の話なので当然空気圧のポンプが必要だと思います。
先ほど電動式とかいろいろ言いましたが、やはり林道を走るのにはいいサスペンションが必須だと思っています。タイヤも当然のことながら、林道をアドベンチャーバイクで走るなら、サスペンションもこだわっていいですね。
私もPCX125のフロントフォークがオイル漏れしていたので、一式交換しようと思います。私もPCXに取り付けられそうなら、このリアサスペンションを取り付けようかなと思います。
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