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配線管理が楽!カエディアのジャンクションパワーリレー取り付けを完全解説

目次

【バイク初心者でも安心】カエディアのジャンクションパワーリレー取り付け完全ガイド

カエディアのジャンクションパワーリレーって何?


Kaedear(カエディア) バイク 電源 リレー アクセサリー 電源取り出し ACC電源

という方が多いと思ったので、こちらですと言う紹介です。簡単に言えばアクセサリー類の電源管理ができるアイテムです。これはどういう意味なの?と思うかもしれませんが、ドラレコをバッテリーにそのまま接続するとずーっとバイクを動かしていない間も、電源消費をしてしまいバッテリー上がりの原因になりやすいのです。

カエディアのジャンクションパワーリレーとは、いわゆるリレーユニットのことです。どうしてこれが楽なの?というと、後々USB増設したいな~とか、ドラレコつけたい、グリップヒーター付けたいとなったとき、ここに差し込んじゃえばいいだけだからです。

PCXでカエディアのフォグランプ?配線や取付も解説! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)

あとフォグランプですよね。これだけ付けているとバッテリー上がりというおっかない症状が出やすくなるのですが、こういう電源を一括管理して、バッテリー上がりをなくしていくというのがカエディアのジャンクションパワーリレーの役割となります。

この記事はこの流れで進んでいきます。カエディアのジャンクションパワーリレーってどういうものなのか?ということをもっと具体的に解説していこうと思います。

カエディア ジャンクション パワー リレーでバイク電装をスッキリ・安全に!メリットを解説

ジャンクションパワーリレーはどういう商品なの?というと、デイトナのD-UNITとほぼ一緒です。ただしD-Unitとは若干違いがあるので、そのことは後で解説をしています。ジャンクションパワーリレーをおススメする人は以下の人です。

  • 配線を多くいじっていない人
  • まだアイテムをバイクに取り付けていない人
  • ドライブレコーダー等々をこれから取り付ける人

こんな感じの人がジャンクションパワーリレーを採用した方がいい方です。デイトナのD-UNITなどもそうですが、これらのジャンクションパワーリレーなどは、配線を増やす前に取り付けておいた方がいいものです。

意外と簡単な方法で取り付けが可能なのですが、もし面倒くさかったり時間がなかったりする人は、購入店など持ち込みOKな店舗に持ち込んで取り付けてもらってください。工賃も3000円~5000円ぐらいでよかったはずです。

ただしドライブレコーダーの取り付けなどは、2りんかんなどだと24,000円ぐらいするそうです。

そういう面倒くさいドライブレコーダーの取り付けなども、このカエディアのジャンクションパワーリレーなどを取り付けておけば、外装を外して配線をまとめる程度の作業時間で終わります。

ジャンクションパワーリレーのメリット1:安全性を向上

カエディア ジャンクション パワー リレーは、バッテリー直結による電圧降下や発熱のリスクを抑えます。また、内蔵されたヒューズにより、ショートや過負荷から電装品を保護します。

エラーが出ている箇所も教えてくれたりするので、より不便さは改善されていると思います。ただし後で解説をしているのですが、ドラレコまでつけるとバイクによっては電源が飛んでしまうこともあります。なのでドラレコなどはバイクから直給電せず、長持ちするものを選ぶのも一つの手段だと思います。


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最近のドライブレコーダーは7.5h長持ちするタイプもあったり、1万円切っているのに性能は折り紙付きというものも存在しています。すぐ導入しなくてもいいのですが、バイクに乗って1か月ぐらい経ったら必ず取り付けるようにしておきたいものです。あとVLOGなどもやりたい方はInsta360も結構おススメ商品です。

ドライブレコーダーとして使えるのか?という検証をした記事を見つけたので、そちらも一読していただいてどういうドラレコを採用するべきか?というのを検討してください。

ジャンクションパワーリレーのメリット2:利便性を向上

このリレーを使用することで、複数の電装品をまとめて接続可能となり、ACC電源を簡単に取り出すことができます。さらに、配線が整理され、見た目もすっきりします。ACC電源の引っ張り方が意外と面倒くさかったりするのですが、これができていればいちいちACC電源を最初から引っ張って、アクセサリー電源を取り付ける手間は省けます。

ETCを取り付ける方はわかると思うのですが、ETCは外せない。けど電熱系の装備は夏はいらない。そういう場合に簡単に配線を外すことが可能です。それと上記で書いた通り、ドラレコはバイクから取らない。こういう選択も可能になります。電源管理がかなり楽になるので、ごちゃごちゃしやすい電源系統の管理がしやすくなります。

さらにスマートモニターを取り付ける方は、余った電源でスマートモニターを付けることも可能です。何がいいとかは好みではあるのですが、数年前からバイク用品の世界で人気のあるカエディアのものなら、雨の日にも強いので基本的にはこの製品をイチ押ししています。

ジャンクションパワーリレーのメリット3:汎用性が高い

カエディア ジャンクション パワー リレーは、多くのバイク車種に対応しており、豊富なオプションパーツで拡張が可能です。これにより、さまざまなカスタムニーズに応えられます。バイクに関しては見た目重視だったり、見た目度外視という私のようなライダーもいます。

そういうニーズに細かく対応できるのがジャンクションパワーリレーの良いところであり、電圧のコスパが上がる一つのいい要因だと思っています。過去にこういう記事も書いているので、ジャンクションパワーリレーの見せてくれる未来を再確認していただくきっかけになっていただければと思います。

カエディア ジャンクションパワーリレーの取り付け方法

これからカエディアのジャンクションパワーリレーの取り付け方法を解説していきます。基本的には多分デイトナのD-UNITとほぼ取り付け方は同じだと思っています。ただしD-UNITと違うのは、ギボシ端子をいちいち取り付けなくてもいいところだと思います。

そのまま配線を剝いて、差込口にプラス端子とマイナス端子を合わせて差し込んでしまえば、そのままアクセサリー類が使えます。どちらが楽なの?と言われるとこちらの方が楽かなと思います。私個人としては好きな方を使うといいと思うので、D-UNITと比較して使いやすい方を採用するといいと思います。

準備するもの

カエディア ジャンクション パワー リレーの取り付けには、以下の工具と部品が必要です。

  • カエディア ジャンクション パワー リレー
  • 配線工具(圧着端子、ギボシ端子など)
  • ドライバー
  • カッターナイフ
  • 絶縁テープ

ギボシ端子もあればまあまあなのですが、配線のカバーをむき出しにして、それを取り付けるような形になります。Y字型のコネクタなどもいらないので、専用工具が必要となります。そして意外と重要なのが絶縁テープではないでしょうか。

これをやっておかないと雨によるショートを防ぐことができないです。接続部分などには巻いておき、絶縁状態にしておくことが重要です。

ギボシ端子を取り付けたい方は電工ペンチが必要なのですが、これもギボシ端子とセットになった商品があるのでご紹介しておきます。このセットがあればギボシ端子や配線の加工に対して、買い足すものは何もありません。

取り付け手順

カエディア ジャンクション パワー リレーの取り付け手順は以下の通りです。

  • バッテリーのマイナス端子を外す:安全のため、作業を始める前にバッテリーのマイナス端子を外してください。
  • ジャンクションパワーリレー本体を固定する:リレー本体を適切な位置に固定します。この際、振動や衝撃を受けにくい場所を選んでください。
  • バッテリーから電源線を接続する:バッテリーからリレーへ電源線を接続します。この際、接続部分が確実に固定されていることを確認してください。
  • ACC電源を接続する:ACC電源をリレーに接続します。これにより、リレーがエンジンのオンオフに連動して動作するようになります。
  • 電装品を接続する:各電装品をリレーに接続します。この際、各電装品が正しい極性で接続されていることを確認してください。
  • バッテリーのマイナス端子を取り付ける:最後に、バッテリーのマイナス端子を再接続します。これで、取り付け作業は完了です。

ACC電源とは電源OFFにすると通電しない電源のことです。

バイクは常に通電していないと困る部分と、全く通電していると困る部分があります。例えばドライブレコーダーが常時ついていると、セキュリティ面では安全ですがバッテリーは以上に食ってしまいます。バイクは車とは違うので、潤沢に電源があるわけではありません。

バッテリーもそれほど安いものではないですし、その時絶対に2,3日ぐらいで届くというわけではありません。ということはこのバッテリー消費を以下に抑えるか?というのも、バイクの電源管理の一つのメリットとなります。

ドライブレコーダーは仮に24時間常時接続でいいとしても、グリップヒーターを使わないのにグリップヒーターが24時間常時通電している必要はないと思います。アクセサリ系の電源はすべてACC電源から引っ張ってくるので、それを最初に把握しておく必要があるのです。

【D-Unit共通】ジャンクションパワーリレー運用のシミュレーション

ここではジャンクションパワーリレーのシミュレーションについて、少しお話をさせていただこうと思いました。


デイトナ(Daytona) Dユニット バイク アクセサリー電源ユニット 防水 3系統 電源一括管理 合計20A D-UNIT WR mini(Dユニット ウォーターレジスタント ミニ) 45871

ちなみに上記のD-Unitも共通の話題になります。それは何か?というと使える電源を知っておこうというものです。今回はPCXを例にして、どういう風に電源を割り振ったらいいのか?何から取り付けたらいいのか?ということを解説していこうと思います。

D-Unit / ジャンクションパワーリレーでどのくらい積めるか

D-UNITとジャンクションパワーリレーのスペックは以下の通りです。

項目デイトナ D-UNIT(標準4ポート)カエディア ジャンクションパワーリレー KDR-E1
入力電圧DC12V(動作範囲 DC9〜16V)DC12〜16V
最大出力・定格電流合計20A(約240W相当)
リレー定格20A
合計20A(4系統合計)
出力ポート数4ポート
ギボシ3系統+丸端子1系統
4系統
端子台タイプで直配線OK(ネジ留め)
各ポートのヒューズ低背ブレードヒューズ交換でA数変更可
(例:7.5A×1、5A×2など)
5Aヒューズ×4(各系統)標準
電源ON/OFFメインキー連動(ACC連動)
※D-UNITプラスで「常時電源+ACC」を両方取り出し可
ACC電源をトリガーに、バッ直20Aを4系統へ供給
キー連動で一括ON/OFF
本体サイズ約 85×40×25mm約 95×45×25mm(メーカー表記)
防水性通常版は防水でない
※「D-UNIT ウォーターレジスタント」なら防水設計
ポリカーボネートケース。生活防滴レベル想定(完全防水表記なし)
配線のしやすさギボシ端子前提。CA/CB103サイズに圧着して接続端子台に直接ネジ留めでき、ギボシ不要でも配線可
保護機能リレー過電流保護あり、ヒューズ切れインジケータ付き(型番による)各系統に5Aヒューズ搭載。ヒューズでショート保護
想定用途USB電源・ドラレコ・グリップヒーターなど最大4系統をまとめて管理。ギボシ工具ある人向き電熱系・ドラレコ・ナビなど4系統を端子台配線で一括管理。DIY派・後付け追加が多い人向き

単体としてはかなり余裕のある設計ですが、実際には「PCX側の発電余力&配線許容電流」がボトルネックになるので、240Wも盛るのは現実的ではありません。​12Vの車体なので、消費電力WをAに直すと以下の通りです。

電流[A]W÷12電流[A]≒W÷12

として、追加分をざっくり積み上げるとこんな感じです。

一般的にバイクに積みたい電装品の電圧事例

  • USB電源(スマホ充電):5V 2.4Aタイプでも、12V側で約10〜15W程度
  • グリップヒーター:40〜50Wクラス
  • 電熱グローブ:20〜30W
  • ドラレコ前後:5〜10W
  • ナビ(スマホホルダー+充電込み):10W前後

これらを足しても

15 + 50 + 30 + 10 + 10 ≒ 115W くらいになります。

ただしこれは「全部MAXで焚いた理論値」なので、PCX125で現実的に「常時オンで安心なのは合計60W前後まで、短時間なら100W級まで」という感覚で見ておくのが無難です。中でも重宝するのがグリップヒーターだと思うので、その取り付けはPCX160の記事で解説しています。

PCXはグリップヒーター用のACC電源が備わっており、カプラーを外すとそのままグリップヒーターが取り付けられるようになっています。下記の商品はエンデュランスのものなのですが、実際に暖かいのでこれで別のACC電源をジャンクションパワーリレーで管理するのは、非常に有効な使い方の一つだと思います。

【PCX125】D-Unit/ジャンクションパワーリレー運用事例

実際に2つのユニットをPCX125に組み合わせたとき、どういう運用になるのかシミュレーションをしてみました。

項目想定電装アイテム消費電力の目安D-UNIT運用イメージジャンクションパワーリレー運用イメージPCX125での注意点
ほぼ常時ON①USB電源(スマホ充電)約10〜15W(12V側で約1〜1.5A)​ACC連動ポートに接続。キーONで自動給電。ヒューズ5A設定で余裕​4系統のうち1系統に配線し、ACCトリガーでリレーON。5Aヒューズ標準で十分​充電しっぱなしでも発電余力内。長時間アイドリングを続けなければ問題なし​
ほぼ常時ON②ドラレコ前後セット約5〜10W(0.5〜0.8A程度)​もう1系統のACC連動ポートに接続。イグニッションと連動して自動録画開始​端子台の別系統にまとめて接続。ACCトリガーでエンジンON時のみ通電​常時ON枠としては軽い負荷で、USBと合わせても20W前後に収まるので安心​
寒い時だけON①グリップヒーター約40〜50W(3.5〜4A程度)​高出力用のポートに太線+7.5Aヒューズで接続。ハンドルスイッチでON/OFF制御​ジャンクションの1系統に接続。5Aヒューズ標準なので、必要に応じて7.5Aに変更して運用​寒い日のみ使用する前提なら、他の電装と合わせて「合計60W前後」に収まる範囲。信号待ちの長時間アイドリングは避ける​
寒い時だけON②電熱グローブ約20〜30W(1.7〜2.5A程度)​余っているポートに接続し、個別スイッチで制御。5Aヒューズで安全マージン確保​別系統に配線し、必要時のみスイッチON。端子台なので後付け増設もしやすい​グリップヒーター同時使用でピーク時は合計70〜90W程度になるため、「夜+雨+渋滞」ではこまめに電圧チェック​
合計負荷のイメージUSB+ドラレコ+グリヒ+電熱グローブ同時ON時理論値:おおよそ75〜105W(6〜9A程度)ユニット定格20Aの範囲内。PCX側の発電余力を考慮し、常時ではなく「寒い時間帯だけピーク運用」に留める​同じく定格20A内に収まるが、4系統のヒューズ容量配分に注意して配線。端子台構造で系統ごとの管理がしやすい​実運用では「常時ON系で約20W」「寒い時だけ+40〜70W」という運用に抑えれば、PCX125でも十分現実的。アイドリング時間を増やしすぎない&長時間の夜間渋滞を避けるのがポイント​

アイドリングが極端に長かったり、夜で雨で長時間渋滞というようなシチュエーションではない限り、上記の表のシミュレーションであれば問題なく電装品系のバイク用品を使うことが可能になります。

【PCX125向け】ジャンクションパワーリレーの実運用のポイント

  • 「常時電源+ACC連動」の整理にD-Unitはかなり便利:バッテリー直から太めの線で引き、スイッチ連動で一括制御できるので、配線ミスやオーバーロードを防げます。
  • 一気に盛りすぎず、段階的に追加する:まずはUSB+ドラレコ → 次にグリップヒーター → その後電熱系、と1系統ずつ増設し、電圧チェックしながら様子を見るのが安全です。
  • バッテリー電圧の目安:エンジン停止時12.4V前後を切り始めたら「弱り始め」のサインなので、電装を盛っているPCX125なら早めの交換推奨です。

​もちろんこれはジャンクションパワーリレーに関しても、同様のことが言えます。電装品を多く使えば使う方ほど、D-Unitの導入、ジャンクションパワーリレーの早期導入はやった方がいいと言えると思います。

まとめ

カエディア ジャンクション パワー リレーは、バイクの電装を安全かつ簡単にアップグレードするための便利なアイテムです。取り付け方法は比較的簡単ですが、車種や配線の状況によっては注意が必要です。本記事の内容を参考に、正しい手順で取り付けを行い、快適なバイクライフをお楽しみください。

これだけ覚えてくれればショートするというような不安は、絶対にないはずです。あと紹介し忘れたのですが、配線通しなどもあるといいと思います。これがあるのとないのとでは、作業が大幅に大変か楽かが違います。

ジャンクションパワーリレーを取り付けておくと楽にできるのが、スマートモニターですね。これがあると恐らく別にドライブレコーダーを購入する必要はないですね。

今後取り付けていこうと思っているアイテムなので、私もジャンクションパワーリレーを採用してみようかなと思います。ちょうどフロントアッパーカウルも外したわけですし。


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この記事を書いた人

バイク歴5年目。
ヒロシちゃんねるを見て普通自動二輪免許を取得!
PCXを計5台乗り換えて、今年からPCX160をカスタムせざるを得ない羽目に。笑
それ以外のバイク情報もなるべく実体験に基づいて情報発信します!

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