PCX160の乗り心地を1年45,000キロ乗った私がレビュー

私が実際に1年乗って感じた、PCX160の乗り心地について書いていこうと思います。正直に言うと乗り心地はあまりいいとは言えないです。ノーマルで乗ると少なくともあまりいいとは言えないので、私はしっかり道具を揃えてカスタムするべき箇所はしっかりカスタムするべきだと感じます。
PCX160を買って後悔したことは?失敗談と解決策、後悔しない選び方 – ポレポレ日記
こちらの記事に似たことが書いてあるので、もし乗り心地について知りたい方。特にPCX160ってどうなの?って思っている方は、上記の記事も参考にしていただければと思います。にしてもスクーターに乗っている人間に多いのですが、本当に最近のバイク乗りって姑息な人間が多いなぁって思います。私だけかもしれませんが、PCX160を選ぶときにこういった他のライダーも意識して、バイク選びをした方がいいように思えます。
- 直線が多いところはPCX160にとって不利
- 交通量が激しいところを頻繁に走るなら250㏄も検討材料に
- 乗り心地は悪いのでシートよりリアサスペンションごと最初から交換してもいい
PCX160は加速力を売りにしているバイクというより、PCX125の感覚で乗れるということを売りにしているので、その辺は勘違いしないように気を付けて、車体選びをしてください。この辺もちょっと勘違いされている方が多いように感じました。
PCX160は間に合わせで買ったので、2回目もPCX160を買うことはないと思っています。ウーバーイーツなどのフードデリバリーだけやっているなら、PCX160でもいいとは思うのですが。私のように今後Youtubeなどもやるという方なら、乗り心地を考えても250㏄以上のバイクの方がいいと思っています。
新型PCX160の乗り心地は旧モデルとどう違う?進化した快適性を徹底解説
2024年モデルまでと、2025年モデルはハッキリ言って大差ないようです。
乗り心地に関しては悪くない…と言いたいのですが、正直地面から来る衝撃がすごいという印象のバイクです。ハッキリ言ってしまうとバイク屋さんにこの間「PCXの2025年モデル、今のモデルのものを売れば安くなる」と打診されましたが、選びませんね。
カスタムはしづらそうな印象がしたし、そこまでしてPCXをまた買うという気が起きないからです。これは私がPCXを7台以上乗ったから言えることだとは思うのですが。このバイクを乗り心地も考えて走らせるなら、絶対にリアサスペンションぐらいはカスタムする必要があると思います。
もちろんなのですがカスタムって結構手間がかかるんですよね。なのでその辺のことも考えながら、PCX160を選ぶかどうかを検討してもらえればと思います。
PCX160の市街地での乗り心地:スムーズな走り出しと安定感
市街地走行では、PCX160のスロットルレスポンスが非常に滑らか。信号待ちからの発進もストレスなく、エンジンの出力特性がマイルドなため、渋滞時でもギクシャクしません。足回りはしっとりとした乗り味で、路面の段差もスムーズにいなしてくれます。タイヤの接地感が前後均等に感じられるため、安心してコーナーを曲がれるのも魅力です。
PCXはコーナリングが多いところでは速いという印象です。それ以外の直線の多い場所では、白ナンバーの車の方が上です。乗り慣れていても離されていきます。なので峠などを攻めたいという方は、もちろん別のバイクの方がいいです。というより峠を選ぶ人が、PCXを選ぶとは思えないのですが。
とはいえいろは坂などではその性能をいかんなく発揮するので、こういうコースでは楽しめるのではないかなと思います。よく原付二種っぽいスクーターで私のことを追いかけてくるバイクがいるのですが、私は鬱陶しいので首都高などに乗って逃げてしまうときが多いです。思ったことを書いてしまうのですがこういう追いかけてくる人っていうのは、かなり卑怯ですね。笑
- レースじゃない一般道
- 前を走るより後ろから追いかける方が簡単
- 顔やナンバーも見えないので違反し放題
なので上記のような動画を作っているなら話も違うとは思うのですが、そうではない場合は自分がどういう人間だと思われているのかも加味して考えてみるといいんじゃないかなと思います。
PCX160の高速道路での乗り心地:振動と安定性、どこまで快適?
高速道路においても、PCX160は排気量156ccの余裕を活かし、時速90km前後であれば直進安定性が高く、振動も最小限に抑えられています。市街地用スクーターにありがちなフラつきやパワー不足を感じることなく、追い越しや車線変更もスムーズ。風圧が気になる場合は、純正オプションのロングスクリーンを装着することで、さらに快適性が向上します。
この振動に関しては本当にPCXの悩みの種になっています。
体重が重い人ほどこの振動の影響をモロに受けやすいように感じます。なのでリアサスペンションなどでしっかり振動を抑えたり、風圧がそれほど気になるようならロングスクリーンなどは社外品でいいので取り付けておいてください。
エンデュランス ロングウインドスクリーン (スモーク) PCX JK05 (‘23.1~’25.2) (‘21.1~’23.1) PCX160 KF47 (‘23.1~’25.2) (‘21.1~’23.1) EN640K1ZA1
私が取り付けているのはエンデュランス製のロングスクリーンなのですが、ハッキリ言ってしまうと純正の方にしてしまおうかなぁと思っていたところです。しかし今回バイクを新しく購入するという目標を作ったので、このカスタムは必要なくなりました。
しかしまだまだPCX160にはお世話になると思うので、リアサスペンションだけ交換してしまおうかなと思っています。どのリアサスペンションにするかは下記の記事の中に書いておいたので、その中から選ぶことになると思います。

PCX160のタンデム(二人乗り)時の乗り心地:同乗者の快適性は?
二人乗り時は、シートの広さやクッション性が重要です。PCX160のシートは座面が広く、クッションもしっかりしているため、同乗者も快適に過ごせます。ただし、空気圧は二人乗り用に調整する必要があり、後輪の空気圧を高めに設定することで、より安定した走行が可能です。
それか私がしているように自転車用のタイツを履いて、衝撃を防ぐというやり方もあります。服がダサく見えるという欠点を除くなら、このやり方もなしではないと思います。一応ご紹介だけしておくので、快適なPCX160の旅の参考にしてみてください。
PCX160の足つき性:信号待ちでの安心感と快適な停止姿勢
シート高は764mmとやや高めですが、シート前部が絞り込まれているため、足つき性は良好。身長177cmのライダーであれば、シート前部に座ることで両足がしっかりと地面に着きます。信号待ちや停車時にも安心感があり、女性や小柄な方でも不安を感じにくい設計です。
私は165㎝ぐらいの身長ですが、骨盤を前にしていると足が付きます。これでも不安な方がいたら、ローダウンキットを購入してみてください。PCX160は基本的に低身長の方でも、問題なく乗れると思います。私は教習所でCB400SFというバイクに乗っていたので、あまりこの辺の不安はないです。
PCX160で疲れるはもう卒業!長距離も市街地も快適にする具体策
PCX160で「長時間乗ると疲れる」「お尻や腰が痛くなる」と感じている方も、ポイントを押さえた対策を講じれば、快適なライディングが実現します。シートやサスペンション、タイヤ、ウインドスクリーンなど、各部のカスタムや調整によって、乗り心地は驚くほど変化します。ここでは、実践的な改善策を具体的にご紹介します。
長距離移動で「お尻が痛い」「腰が疲れる」を解消するシート対策
PCX160の純正シートは、幅広でクッション性もまずまずですが、長距離では「お尻が痛くなる」という声が少なくありません。これは、シートの座面形状やクッション材の硬さが、長時間の体圧を分散しきれないためです。特に、体格や体重によっては、純正シートのフィット感に個人差が生じやすいのが現実です。
そこで有効なのが、ゲルザブや低反発クッションの追加装着。これらのパーツは、座面に敷くだけで体圧分散性が向上し、長距離でもお尻の痛みを大幅に軽減します。また、社外シートへの交換も選択肢のひとつ。座面幅やクッション厚がカスタマイズされたモデルを選ぶことで、自分に合った快適性を手に入れることができます。さらに、シートの張替えも有効です。費用は2万円~4万円程度ですが、好みの素材やクッション材でオーダーできるため、コストパフォーマンスも高いといえるでしょう。
足つきが悪いと感じる方はシートなども交換してしまうといいと思います。ローダウンシートというものがPCX160では用意されているので、そういうアイテムを利用するのもなしではないと思います。
路面からの「突き上げ」「振動」を軽減するサスペンション・タイヤ対策
PCX160の純正サスペンションは、街乗りを重視したセッティングのため、やや硬めに感じる方も多いでしょう。特に、路面の段差やギャップでは「突き上げ感」が気になることがあります。この原因は、リアサスペンションの減衰力やストローク量が限られているためです。
改善策としては、社外リアサスペンションへの交換が効果的です。YSSやデイトナなどのアフターパーツメーカーから、減衰力調整機能付きのサスペンションが販売されており、乗り心地を自分好みに調整できます。また、フロントフォークのオイルやスプリングを交換することで、初期作動性が向上し、路面追従性がアップします。
タイヤ選びも乗り心地に大きく影響します。コンフォートタイヤは、ゴム質が柔らかく、路面の凹凸をしなやかに吸収してくれるため、純正タイヤからの交換で乗り心地が劇的に変わることも。さらに、タイヤの空気圧を適正に保つことも忘れてはいけません。空気圧が高すぎると突き上げ感が増し、低すぎるとハンドリングが不安定になるため、メーカー推奨値を基準に微調整しましょう。
PCX160の純正タイヤは何?交換するタイミングや交換時期も解説! – ポレポレ日記
タイヤに関してはわからないなら、MICHELIN CITY GRIPと言えばいいです。バイク屋さんも大抵このタイヤを選んでくれて、交換してくれると思います。ただし純正のIRC SCT-001なども悪いタイヤではないので、一緒に交換を検討してください。純正タイヤに関しては嫌という方もいらっしゃるようなので、MICHELIN CITY GRIPでいいと思います。
何回も紹介して申し訳ないのですが下記の記事に全部書いてあるので、リアサスペンション選びはしっかり行ってください。ハッキリ言ってしまうとPCX125用というリアサスペンションでもいいと思いますし、実は別メーカーのリアサスペンションもPCXで取り付け可能なようです。

高速巡航時の「風圧」「エンジンの微振動」対策で疲労を軽減
高速走行時に感じやすい「風圧」や「エンジンの微振動」は、長時間乗車の大敵です。PCX160の純正ウインドスクリーンは、胸元までの風をしっかりと防いでくれますが、さらに快適さを求めるなら、社外製のロングスクリーンが効果的です。スクリーンの高さや形状によって、ライダーの頭部や肩への風当たりが大幅に軽減され、結果として疲労度が下がります。
また、エンジンの微振動が気になる場合は、グリップやバーエンドの交換が有効です。振動吸収素材を使用したグリップや、重量のあるバーエンドに交換することで、手のしびれや不快感が緩和されます。さらに、ミラーの振動対策も重要です。ミラーの取り付け部にダンパーを追加することで、後方視界がクリアになり、安全性も向上します。
まとめ
PCX160を私が選ばなかった理由が、ともかく「今までのパーツが使えるかがわからない」と言われたことです。バイク屋さんからはそのままとりあえず乗ったら?と言われましたが、いやいやロングスクリーンに関してはないと困るんですよ。
あれが採用されないと本当に疲れがたまって、大変な思いをするだけなので何か別のバイクはないかな~と思って今探しているところですね。私がPCX160の乗り心地を考えたとき、どうしてタイヤと言わないのか?というと、タイヤを変えても大して乗り心地は変わらなかったからです。
一般道や高速道路を走ってみるとわかることなのですが、それだけで変わるぐらいなら乗り心地で検索する人なんて出てくるのかなと思うからです。PCX160と限らない話なのですが路面の状態が悪い箇所は、結構多くの地域であります。横浜方面ですらそういう道路があるので、PCX160を選ぶときは仕事以外でもバイクに乗るのかどうかを加味して選んでください。
私が1年PCX160に乗ってわかったことは、とにかくリアサスペンションを交換する。このぐらいのところから変えないと、乗り心地が劇的に変わるとは思えないです。純正品だとどうしてもリアがショックを軽減しないし、プリロード調整などもできないんですよね。
なので快適に乗り心地も最高にしたい方は、PCX160以外のバイクにするか。またはPCX160を徹底的にカスタムするか、このどちらかにしてください。多分それ以外に選択肢はないように感じます。何がおススメというものではないのですが、一応キタコの製品をおススメされているので、そちらでもいいように感じます。
私だったらSP武川というリアサスペンションにするとは思うのですが、これも好みがあるとは思うので好きなものをしっかり調べて選んでください。2025年モデルに適合するかはわからないので、この辺はバイク屋さんにしっかり話を聞いてください。
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