PCX160のサスペンション交換ガイド!結局どれがいいの?徹底解説

PCX160のサスペンション交換は、乗り心地と走行性能を劇的に向上させる魅力的なカスタマイズです。今は上記の画像の通り純正のサスペンションを採用しています。しかしこれが硬いこと硬いこと…キタコがいいと言われたのですが、これも評判では純正より硬いと評判になっています。
乗り心地に革命?PCX160 リアサス交換ガイド – ポレポレ日記
こちらで書いた通りですがそろそろ私のPCX160もリアサスペンションの交換時期です。…とまあ別にまだ1万キロ暮らし走っても大丈夫ではあるのですが、交換しておいて損はしないと感じています。やるならキタコというメーカーのものなのですが、今までPCXというバイクにおいて本当に地面から来る振動がキツかったです。
PCX160のサスペンションについて、 昨年購入し、6000kmほど走りましたが、路面の継ぎ目、少しの段差も突き上げ感が 大きく、乗り心地がイマイチです。 純正のサスですが、後輪サスを交換すれば改善できますか? 二人乗りは基本しません。 お薦めがあれば、ご紹介下さいませ。 よろしくお願いします。
PCX160の購入店の店長とも話をしていたのですが、やっぱり社外品のサスペンションの方がこの問題を解決しやすいようです。バイクの購入店の店長が勧めていたのが、キタコのリアショックアブソーバーという商品です。しかし私はいろいろなメーカーのパーツを交換してきて、リアタイヤや駆動系に関することはSP武川というメーカーの製品が一番いい気がしています。
SP武川(TAKEGAWA) ローダウンリアショックアブソーバー クロムメッキ 2本入 PCX(JK05)/PCX160(KF47) 06-04-0123
この辺は完全に好みなので好きなメーカーのサスペンションを選ぶといいのですが、私だったらSP武川は外さないかなという印象です。キタコのものは…とここで話過ぎると行数が足りないので、下記に何メーカーの製品がいいかなどを紹介させてもらおうと思います。
PCX160は足つきも悪いので、それはサスペンションの交換で賄うことができます。他にも足つきを少しでも良くする方法はあるので、そちらについても可能な限り紹介しておこうと思います。
快適な乗り心地で、長距離ツーリングも疲れ知らず
サスペンション交換の最大のメリットは、乗り心地の向上です。純正サスペンションでは、路面の凹凸を直に感じてしまい、長距離走行時に疲労が蓄積されやすいという課題がありました。しかし、適切な社外サスペンションに交換することで、この問題を大幅に改善できます。
社外サスペンションは、純正品と比べて衝撃吸収性能が格段に優れています。これにより、路面からの突き上げを効果的に抑制し、滑らかな乗り心地を実現します。その結果、長距離ツーリングでも疲れにくくなり、より遠くまで快適に走ることができるようになるのです。
「ああ、こんなに楽に走れるなんて!」と、新しい走りの楽しさを発見できるはずです。
おすすめ社外サスペンションメーカー3選
PCX160用の社外サスペンションは数多く存在しますが、中でも以下の3メーカーがおすすめです。それぞれの特徴を押さえて、自分に合ったものを選びましょう。
- オーリンズ:最高峰の性能を求めるあなたに
オーリンズは、モータースポーツの世界でも使用される超高性能サスペンションのメーカーです。その卓越した技術力と豊富な経験を活かし、PCX160用にも最高品質のサスペンションを提供しています。価格は高めですが、その性能は群を抜いており、「最高の乗り心地を追求したい」という方におすすめです。 - YSS:コストパフォーマンス重視のあなたに
YSSは、タイのサスペンションメーカーで、高品質な製品を比較的リーズナブルな価格で提供しています。性能と価格のバランスが良く、多くのPCXユーザーに支持されています。「予算内で最大限の効果を得たい」という方に適しています。 - SP武川:純正ルックで性能向上したいあなたに
SP武川は、日本のカスタムパーツメーカーで、純正に近い見た目を維持しながら性能を向上させたサスペンションを提供しています。「目立たないけど性能は上げたい」という方におすすめです。
これらのメーカーの中から、自分のニーズと予算に合ったものを選ぶことで、PCX160の乗り心地を大幅に向上させることができます。この中ならすべておススメですね。サスペンションも実は社外品は使ったことがないのですが、オーリンズはPCX160に限らずどのバイクを選ぶ方も全部採用を検討するサスペンションです。
リアはフロントより重要度が高いです。PCX160にそのまま乗ると硬いだけでなく、地面から来る振動を避けることはほぼ不可能です。オーリンズは特にパーツを分解できるので、洗浄やオイルの交換を簡単に行うことができます。しかしオーリンズは結構高いので、そこまでPCX160にする?という疑問はありますが。
ただし私のように頻繁に高速道路や首都高も乗るような人間なら、オーリンズを思い切って採用してみてもOKではないかなと思います。PCX160は加速力などは、かの有名なNinjaシリーズなどには劣ります。しかし加速力に劣ってもサスペンションがいいものなだけで、全く走りが変わります。上記の3つの中で変えてみたいと思ったものがあれば、購入してみて交換をしてもいいと思います。
サスペンションの交換は意外と簡単なので、これも自分で行ってみてもいいと思います。今回はオーリンズのサスペンションを紹介しておきます。
コーナリング性能UPで、ワインディングがより楽しく
サスペンション交換のもう一つの大きなメリットは、コーナリング性能の向上です。純正サスペンションでは、コーナリング時に車体が不安定になりやすく、思うようにラインが取れないという悩みを抱えている方も多いでしょう。
社外サスペンションに交換することで、この問題を解決できます。高性能なサスペンションは、コーナリング時の車体の挙動を適切にコントロールし、安定性を向上させます。その結果、より正確にラインを取ることができ、コーナリングの楽しさが倍増するのです。
「こんなにスムーズにコーナーが曲がれるなんて!」と、新たな走りの喜びを感じられるはずです。特に、ワインディングロードを走る機会が多い方にとっては、サスペンション交換による恩恵は計り知れません。どちらがコーナリングにはいいとかはあまりないように思えます。
ただしプリロード調整などもしっかり効いて、減衰力も高いのは以下の3つのメーカーのサスペンションです。
- オーリンズ
- YSS
- SP武川
この3つのメーカーの製品はやっぱり評価も高く、PCX160のユーザーには非常に好まれているように思います。私だったらどのメーカーを選ぶか?って言われたら、オーリンズとYSS以外のメーカーは全部対象にします。SP武川も値段は2万円弱かなという感じです。
PCX160につけるのに高すぎず、このぐらいのサスペンションで十分じゃないかなと思います。しかしYSSもオーリンズと似ているタイプが売っており、これも予算が合うなら悪くはないと思います。YSSが5万円ぐらい、オーリンズが3万円ぐらいです。
または店長が言った通りにキタコにする、というのも一つの手段になるかなと思います。リアサスペンションに関しては一回変えてしまうと、そのまま全く変えないと思います。なので思い切って高いリアサスペンションを選ぶのも一つの手ではあります。
サスペンション調整方法とセッティングのコツ
高性能なサスペンションの多くは、調整機能を備えています。これらの調整を適切に行うことで、さらに快適な乗り心地と高いコーナリング性能を引き出すことができます。主な調整項目とそのコツを紹介します。
- プリロード調整:体重や積載量に合わせた調整。体重が軽い場合はプリロードを弱く、重い場合は強く設定。二人乗りや重い荷物を積む場合は、プリロードを強めに設定
- 減衰力調整:路面状況や好みに合わせた調整。凹凸の多い路面では減衰力を弱めに設定し、衝撃吸収性を高める。スポーティな走りを好む場合は減衰力を強めに設定し、車体の動きを抑える
プリロードとは、サスペンションスプリングの初期荷重のことです。ライダーの体重や荷物の量に応じて適切に調整することで、適切な車高と乗り心地を維持できます。減衰力は、サスペンションの伸び縮みの速さをコントロールします。路面状況や好みに合わせて調整することで、より快適な乗り心地を実現できます。
これらの調整を適切に行うことで、PCX160の性能を最大限に引き出すことができます。ただし、調整には経験と知識が必要なため、初めての方は専門店に相談することをおすすめします。しかし後で交換方法の動画も載せていますが、それを見てもらえれば自分で全然交換可能であるということがわかってもらえるんじゃないかなと思います。
純正品だとプリロード調整ができないはずなので、社外品のメーカー品でプリロード調整を行えるようにした方がいいでしょう。スクリーンとサスペンションだけはどうも純正品ではだめなようなので、購入直後にさっさと交換してしまうのもいいと思います。
足つき性UPで、街乗りやUターンも安心
PCX160は、スクーターとしては比較的シート高が高めです。そのため、身長が低めの方や初心者の方にとっては、停車時や低速走行時に不安を感じることがあるかもしれません。ここで注目したいのが、ローダウンサスペンションです。これは、車高を下げるように設計されたサスペンションで、足つき性を向上させることができます。
ローダウンサスペンションに交換することで、以下のようなメリットが得られます。
- 停車時の安定感向上:両足がしっかりと地面に着くため、停車時の不安が解消されます。
- Uターンの容易化:低速での取り回しが楽になり、狭い場所でのUターンも安心して行えます。
- 乗り降りの容易化:シート高が下がることで、乗り降りがしやすくなります。
「やっと安心して乗れる!」と感じる方も多いはずです。特に、街乗りが多い方や、バイク初心者の方にとっては、大きな安心感につながるでしょう。ローダウンもできてショックも減衰できるサスペンションなんてあるの?って思うかもしれませんが、純正品以外はほぼそれが可能になります。
安いものを選ぶならキタコとSP武川だと思います。この2社は安いだけでなく商品自体もいいものなので、オーリンズとYSSが高くて手が出ない場合は、この2社のどちらかを選ぶといいと思います。
ローダウンサスペンション選びの注意点
ローダウンサスペンションを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- ローダウン量:自分の身長や好みに合わせて選ぶ
ローダウン量は、通常20mm〜40mm程度の範囲で選択できます。自分の身長や足つき性の希望に合わせて、適切なローダウン量を選びましょう。ただし、過度なローダウンは車体のバランスを崩す可能性があるため、注意が必要です。 - 乗り心地:ローダウンしても快適性を損なわない製品を選ぶ
単に車高を下げるだけでなく、適切な衝撃吸収性能を維持した製品を選ぶことが重要です。一部の低品質なローダウンサスペンションでは、乗り心地が悪化してしまうケースもあるため、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。 - 車検対応:必要に応じて車検対応品を選ぶ
車検を受ける予定がある場合は、車検対応品を選ぶ必要があります。車検非対応品を使用すると、車検に通らない可能性があるので注意しましょう。
これらの点に注意して適切なローダウンサスペンションを選ぶことで、足つき性の向上と快適な乗り心地の両立が可能になります。ハッキリ言いますがPCX160は軽二輪なので、車検はありません。12か月点検というものがあるのですが、それも任意でありバイク屋さんに電話等々で予約をしておく必要があります。
自分でもマニュアルに沿ってやればできることなので、自分で必ずやっておいてください。ただしこの記事で紹介しているサスペンションであれば問題はないはずです。一番安いものを選びたいなら、キタコが一番安いかなと思います。それ以外なら冒頭で紹介したSP武川のサスペンションです。
サスペンションなんて全然簡単なので、私は自分で交換してしまってもいいと思います。
PCX160 サスペンション交換失敗による故障
サスペンション交換は、PCX160の性能を大幅に向上させる素晴らしいカスタマイズですが、同時に注意すべき点もあります。適切な知識や方法を持たずに交換を行うと、思わぬトラブルや不快な乗り心地につながる可能性があるのです。
ここでは、サスペンション交換で避けるべき3つの未来について詳しく解説します。これらの情報を押さえておくことで、失敗のない、満足度の高いサスペンション交換を実現できるでしょう。サスペンション交換は、バイクの重要な部分に手を加える作業です。そのため、正しい知識と技術を持たずに行うと、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
特に自分で交換する場合、以下のようなリスクがあります。
- 車体の損傷:適切な工具や方法を使用しないと、フレームやその他の部品を傷つける可能性があります。
- 取り付け不良:正しく取り付けられないと、走行中の脱落や異音の原因となります。
- 調整ミス:適切な調整を行わないと、乗り心地の悪化や走行安定性の低下を招きます。
「せっかく交換したのに、乗り心地が悪くなった…」「異音が気になって楽しく走れない…」といった事態は避けたいものです。サスペンションは規定トルクが書いていないので、なるべくキッチリ取り付けた方がいいでしょう。一番簡単なのがネジをある程度入れておいて、一気に電動トルクレンチで締めてしまうことです。
電動インパクトレンチもなるべくいいものを選ぶといいと思います。しかし電動インパクトレンチだけなら安い海外製のものを持っていても、あまり問題はないと思います。大陸製のものも存在しますが、それでもいいと思います。
自分で交換する場合の注意点と手順
自分で交換する場合は、以下の点に特に注意を払いましょう。
- 必要な工具と交換手順の確認
- サービスマニュアルを入手し、詳細な手順を確認する
- 専用工具が必要な場合は、事前に準備する
- 作業スペースと十分な時間を確保する
- トルクレンチを使った正しい締め付け
- 各ボルトの適切な締め付けトルクを確認する
- トルクレンチを使用して、指定されたトルクで締め付ける
- 締め忘れや締めすぎに注意する
- 急がず、一つ一つの作業を丁寧に行う
- 取り外した部品は整理して保管する
- 作業の各段階で、取り付け状態を確認する
- 交換後は必ず試運転を行い、異音や異常な挙動がないか確認する
- 問題がある場合は、すぐに修正する
これらの点に注意を払いながら作業を進めることで、交換失敗のリスクを大幅に減らすことができます。ただし、自信がない場合は、専門店に依頼することをおすすめします。電動じゃなくても一つトルクレンチは持っておくといいと思います。
- オイル交換
- ブレーキパッドの交換
- タイヤの交換
この3つで必ず役に立つと思います。下記の記事にブレーキパッドの交換は書いておいたので、読んでおくといいと思います。リアサスペンションの交換とブレーキパッドの交換のネジの位置が似ているので、間違えてブレーキパッドのネジを外さないように気を付けてください。

まとめ
PCX160のサスペンション交換は、乗り心地と走行性能を大幅に向上させる素晴らしいカスタマイズです。適切な製品選択と調整を行うことで、あなたのバイクライフがより豊かになることは間違いありません。
最新の傾向としては、電子制御サスペンションの技術が進化しており、将来的にはPCX160クラスのスクーターにも搭載される可能性があります。また、軽量化と高性能化を両立した新素材の開発も進んでおり、今後さらに選択肢が広がることが期待されます。
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
- 自分の体格や走行スタイルに合った製品を選ぶ
- 必要に応じてプロの助言や調整を受ける
- 定期的なメンテナンスを行う
これらの点に注意を払いながら、あなたにとって最高のサスペンションを見つけ、快適なバイクライフを送ってください。PCX160の魅力を最大限に引き出し、毎日の走りがより楽しくなることを願っています。どのサスペンションでもいいので、最後にキタコのサスペンションをご紹介させていただきます。
このサスペンションは高ければ高いほどいいです。オーリンズもしかりYSSもしかりです。本当にいいと思うのはYSSなのですが店長おススメのキタコも一度は取り付けてみてもいいのではないかなと思います。硬めがいいとかそういうのも好みがあると思うので、ご自身で今回紹介したサスペンションをいろいろ試してみてください。
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