グロム4速と5速、何が違うの?徹底比較!
グロムはその手軽さと遊び心あふれるデザインで、多くのライダーに愛されています。特に4速と5速モデルの違いについては、購入を考える際に大きなポイントとなるでしょう。ここでは、4速と5速モデルの違いについて詳しく解説し、自分に合ったモデルを選ぶための指針を提案してみようと思います。
というのもグロムはもはやグロム5の5速の時代です。私だったら新型の方を絶対におススメしています。私は恐らく今回は高速道路に乗れるか乗れないかというところがポイントでした。なのでグロムではなく中型にすれば?と言われた瞬間、グロムという選択肢はなくなりました。
しかしバイクそのものを趣味として楽しみたい、サーキットなどで走りたい。こういう場合は全く話が変わってきます。ということで仕事では選ばなかったのですが、今後はグロム5も視野に入れて仕事をしていくことになると思います。
ということでグロム4とグロム5のどちらを選ぶか?と言われたら、私だったらやはり5速のグロム5を選びます。今回はその理由も含めて、何が4速と5速で違うのか?ということにも触れていこうと思います。
ギア比の違いがもたらす乗り心地の変化
ギア比は、バイクの加速やトップスピードに大きな影響を与える重要な要素です。グロムの4速と5速モデルでは、その違いが顕著に現れ、ライダーの乗り心地に影響します。
グロムはサーキットでもグロムカップというものが開催されたり、マスツーリングの集団の方々もいらっしゃるようです。前からニーグリップがしにくいと言われ続けて、ずーっと街乗りっていう感じのバイクではないな、というイメージでした。
しかしグロム5になってから、かなり乗りやすくなりました。手抜きをHondaさんがしなくなった、という感じでしょうか。ただしそれはグロム4でも別に手抜きをしていたわけではないのです。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
4速モデル:クイックな加速とスポーティな走り
4速モデルは、ギア比が密に設定されており、特に低速域での加速が鋭いのが特徴です。街乗りや信号からの発進時には、非常に軽快な加速感を味わうことができます。このモデルは、エンジン回転数を上げながらスポーティに走るのが好きなライダーに最適です。
こちらの4速はハッキリ言うとレーシング仕様の方がいいかなぁと思います。普段乗りにしてしまうと、振動も激しく乗りにくいからです。シートのことはグロムでは散々言われていたことなのですが、シートが膝にかけて広すぎるのでニーグリップがしづらいです。
なのでレーシング仕様にするにあたって、かなり大幅な改造を行うことになると思います。レーシングになるとニーグリップが必須とは言い難い、もっと別のスキルも必要になりますが。しかしニーグリップは出来ている方がいいので、やはりシートに関する難点は指摘しておく必要があると思います。
あとどちらのモデルを選ぶにしても、グリップヒーターは取り付けておくといいと思います。グロム専用のというモデルはないので、他社製品に頼ってもいいものがあると思います。
5速モデル:スムーズな加速と長距離走行の快適性
一方、5速モデルは、ギアが多いため加速がよりスムーズになります。高速走行時にはエンジン回転数が抑えられるため、振動が少なく、長距離ツーリングでも疲れにくい設計です。また、ギアが1つ増えることで、より幅広いシーンでの走行に対応可能です。
5速モデルの特徴は、グロム4の方で問題視されていた点が、大幅に改善されたことです。
- パワーバンドの絶妙な調節の塩梅
- 素晴らしいアクセルのレスポンス
- 地面からくる振動を軽減
- シートが改善されたことでニーグリップがやりやすい
- メーターが見やすくなった
一応目立つ5つの特徴を挙げてみました。他にはリッター70㎞走るとか、グロムは劇的に進化を遂げています。なので5速のグロム5の方が、圧倒的に上だということがわかってもらえるんじゃないかなと思います。
エンジン性能の違いは?
次に、エンジン性能の違いを見てみましょう。エンジンはバイクの心臓部であり、その性能によってライディング体験が大きく変わります。グロムの4速と5速モデルでは、エンジンの特性もわずかに異なります。
明らかにこのエンジンが大幅に変わったので、エンジンの変化をより楽しむことができるのはグロム5の方じゃないかなと思います。ここにやはりボアアップなどを足していくと、余計に便利な乗り物になるんじゃないかなと思います。
ただしレーシングで使用する方などには、ボアアップはどちらでもいいという感じになると思います。そのぐらい多少パーツを交換したぐらいでグロム5は劇的に走るようになります。
4速モデル:軽量で取り回しの良いエンジン
4速モデルは、その軽さが特徴で、特に街乗りやちょっとしたツーリングにおいて、扱いやすさが際立ちます。バイク自体が軽いため、取り回しが非常に良く、初心者にも安心して扱えるバイクです。
逆に軽さがあだになって、返って地面からくる振動が激しすぎたりします。そういう感じの乗り物なので、ニーグリップもしづらいこともありやはり選ぶならグロム5ではないかなと思います。
5速モデル:トルクフルで力強い加速
5速モデルは、エンジンがよりトルクフルで、力強い加速を楽しめます。高速域での伸びが良く、加速感がより力強いため、長距離ツーリングや高速道路での走行にも適しています。よりスポーティな走りを求めるライダーには、5速モデルが向いているでしょう。
ボアアップも検討してもいいように感じます。バイク屋さんに見てもらって、OKそうなら購入して取り付けてもらうといいと思います。
4速と5速、どっちを選ぶべき?失敗しないための選び方
購入を検討する際、最も重要なのは自分のライディングスタイルを理解することです。ここでは、具体的な用途に応じた選び方を詳しく紹介します。
まず、自分がどのようなシーンでバイクに乗ることが多いのかを考えることが大切です。それにより、どちらのモデルがより適しているかが見えてきます。
グロム5(5速、2021年以降のモデル) | 街乗り |
グロム4(4速、2021年以前のモデル) | サーキット |
こんなイメージでグロムを区分けしています。別にグロム4でも街乗りはできるのですが、結構小さいので視認性があるのかどうかが問題になります。
しかしグロム5は高速道路に乗るにしても、かなりの変更が行われたため街乗りでもOKな感じです。このグロム5であればボアアップを施して時間がないとき、高速道路に乗ることも考えてもいいと思います。ただしグロム4にしてもグロム5にしても、かなり小さいので大型トラックに認識されづらく事故が起きやすいとも言えます。
その辺だけ注意をして、高速道路を乗ることも検討しても問題はないと思います。
街乗りメインの人へ
もしあなたが街乗りをメインにするのであれば、5速モデルがおすすめです。軽量で取り回しが良く、信号待ちやストップアンドゴーが多い市街地でも快適に運転できます。加速も鋭く、ストレスのない走行が可能です。
というか全般的に5速のグロム5の方が上だと思います。
よってグロムにどうしても乗りたい方は、グロム5を選べばいいと思います。乗り出し価格も37万円程度なので、少なくともグロム4を今からグロムを購入する際に考える必要はない気がしています。もしそれなら中型の型落ちとか、古い型番の250㏄のバイクを選ぶ方がいいと思います。
街乗りメインでグロムを乗る方は、どちらを選ぶとしてもフェンダーレスキットを取り付けて、リアタイヤ回りをスッキリさせてしまうのもいいと思います。というか見た目がかっこよくなるので、おススメかなと思います。
ツーリングを楽しみたい人へ
一方、ツーリングを楽しみたいのであれば、5速モデルがベストです。長距離でもエンジン回転数が低く、疲れにくい設計になっています。また、燃費が向上するため、長距離走行には理想的なモデルです。
上記と同じ意見を言いますが、グロム5を選ぶといいと思います。グロムを買わせようとしていると思われるかもしれませんが、そう言い切ってしまえるほどグロム5の方が上です。性能がいいものを最初から選ぶ方がいいので、グロム5を検討してもらってそれも在庫がないようなら、中古のバイクショップを訪問してみるといいと思います。
グロムをツーリングで使用するとき、やはりボアアップキットは取り付けてもいいんじゃないかなと思います。その際まあ多分グロム4の方がやりやすいのかなとは思いますが。
サーキット走行を楽しみたい人へ
サーキット走行に関してはグロム4でもグロム5でも、カスタムの施し方によります。街乗りやツーリングだと長時間乗ることになるので、グロム5の方が圧倒的に上だし、こちらを選ぶべきと断言できます。
しかしサーキット走行になると逆にグロム4の不便さを楽しむ、というのもナシではないかなと思います。あとレーシングだとシートだろうと何だろうと、自分でカスタムしたりシートを削って自分好みにしてしまう方の集まりだと思います。
つまりバイク玄人という感じの方々です。
そんな方々なら自分でDIYして、必要なパーツに交換したり好みのシートの形に変更することも簡単だろうと思います。なのでこのレーシング目的でグロムを購入したい方は、正直に言うとどちらを選んでもいいかなと思います。どちらを選ぶとしてもサーキットのような、過酷な状況でも耐えられるチェーンを装備させておくと思います。
まとめ
グロムの4速モデルと5速モデル、それぞれに特徴があり、ライダーのニーズに応じて選ぶべきポイントが異なります。自分のライディングスタイルに合ったモデルを選び、理想のバイクライフを実現しましょう。
どちらのモデルを選ぶにせよ、グロムはカスタムの幅広さや手軽さで、ライダーに無限の可能性を提供してくれるバイクです。試乗を通じて自分にぴったりの一台を見つけ、バイクライフを存分に楽しんでください。
無限の可能性というのは本当にいい表現だと思っています。グロムは4速でも5速でも、視認性の問題が一番あると思います。小さすぎるので大型トラックや大きい車が後ろにくっついてくると、見えづらく事故を起こされやすいです。またあの過失…という何たらの問題が出てきて、非常に面倒くさいことになります。
そういう欠点はミニバイクなのであるにしても、グロム5であればキビキビ走れるのであまり問題にしてこない可能性もあります。あまり高速道路に不安がない方は、ボアアップも検討してもいいです。しかしグロム5を購入するとしたら、やっぱり気になるのはチェーンか、タイヤですね。
今回はタイヤにしてみました。タイヤは結局消耗品なのですが、グロム5のことをいろいろ調べてみても、リッター70㎞ぐらい走れるようなので、タイヤはかなり頑丈なものがいいと思います。PCXにはMICHELIN CITY GRIPと言ったようなものがないか、グロムで調べてみたら下記の商品があったのでご紹介しておきます。
キビキビ走れるのが2021年以降に発売されたグロム5なので、グロム4を選ぶ方がいたとしても下記のタイヤを選んでおけば問題はないんじゃないかなと思います。