ハンターカブのオイル交換って、どれくらいの頻度でやればいいの?
ハンターカブに乗っている皆さん、「オイル交換の頻度ってどれくらい?」と疑問に思ったことはありませんか?オイル交換は、バイクの寿命を左右する非常に大切なメンテナンスのひとつです。
特にハンターカブは長距離ツーリングやオフロード走行が多い方も多いでしょう。そのため、一般的なバイク以上にオイル交換の重要性が増します。では、具体的にどれくらいの頻度で交換すべきなのでしょうか?
オイル交換の頻度、実はこれ重要!
オイル交換の頻度を適切に守ることは、バイクを長持ちさせるための基本的なポイントです。多くのライダーが「まだ大丈夫だろう」と思いがちですが、実際はそれがエンジントラブルの原因になることもあります。では、どのくらいの頻度が理想的なのでしょうか?
初回 | 1000㎞に一回/1,2カ月に一回 |
2回目以降 | 3000㎞に一回/半年に一回 |
大体PCXがこのようなオイル交換を必須とされていますが、ハンターカブと言ってもこれは同じじゃないかと思います。この辺はPCXの記事でも書いたことなので、PCXに乗る方は特に一読いただければと思います。
メーカー推奨の交換時期
ハンターカブのメーカーであるホンダは、通常の使用条件であればおおよそ3000kmごと、または半年ごとのオイル交換を推奨しています。特にオフロードを頻繁に走るライダーや、高負荷のツーリングを行う場合は、さらに短いサイクルでの交換が望ましいでしょう。定期的なオイル交換は、エンジン内部の摩耗を防ぎ、安定した走行性能を保つために欠かせません。
走行距離と交換時期の関係性
走行距離に基づいたオイル交換が一般的ですが、ハンターカブのようなバイクでは、走行環境やスタイルによっても頻度が変わります。例えば、短距離の街乗りが多い場合はエンジンへの負担が少ないため、距離が長くなるまで交換を遅らせることも可能です。しかし、長距離ツーリングや高速走行を頻繁に行う場合、エンジンの負荷が高まるため、メーカー推奨の交換時期よりも早めの交換を検討しましょう。
季節や環境による交換時期
季節や使用環境もオイル交換のタイミングに影響します。冬場の低温環境や、砂や泥が多いオフロードを走る場合、オイルは劣化しやすくなります。寒冷地での使用や、悪路を頻繁に走る場合は、オイルの粘度が低下する可能性があるため、こまめな交換が推奨されます。また、夏場の高温多湿な環境でもオイルの酸化が進みやすいので、特に注意が必要です。
オイル交換を怠るとどうなる?愛車を長持ちさせるために
オイル交換を怠ると、バイクのエンジンに大きな負荷がかかり、さまざまな問題が発生します。定期的なメンテナンスを怠ると、せっかくの愛車が思いがけないトラブルに見舞われることになります。
バイクショップに持ち込むと嫌がる店舗も、どうやら本当にある模様です。私がPCXを購入した店舗は、持ち込みOKな店舗です。しかしそうじゃないお店もあるので、事前にエンジンオイルなどの交換もやってくれるのか?ということを、チェックしておくといいと思います。
エンジンの磨耗が加速する
オイルはエンジン内部の摩擦を軽減し、動作をスムーズにする役割を果たします。しかし、古いオイルはその効果が薄れ、エンジン内部の部品が摩耗しやすくなります。これにより、エンジンの寿命が短くなり、高額な修理費用がかかることもあります。
しかし私のように毎日に近いほど走るみたいなライダーの方は、絶対にブレーキパッドは持っておきたいところです。エンジンオイルの交換はもちろんやっていると思うのですが、ブレーキパッドもすぐ交換できるように持っておくといいと思います。
燃費が悪化する
劣化したオイルは、エンジンの効率を低下させます。その結果、燃費が悪化し、同じ距離を走るのにより多くの燃料を消費することになります。定期的なオイル交換を行うことで、燃費を改善し、コストパフォーマンスを向上させることができます。
エンジンオイルの交換もいいのですが私のPCXライフの経験上、エアフィルターも2万キロぐらい前に交換してもいいと思います。走行性能が上がっていくのがわかっていきます。交換作業も難しくないのに、走行性能が元に戻っていくような感覚を覚えました。
エンジンオイルの劣化によるトラブル
オイルが劣化すると、エンジン内部の潤滑効果が低下するだけでなく、汚れや金属片が溜まりやすくなります。これがエンジン内部にダメージを与え、最悪の場合、エンジンそのものが動かなくなるリスクもあります。こういったトラブルを未然に防ぐためにも、定期的なオイル交換は欠かせません。
オイル交換に必要なもの
オイル交換は、バイクのメンテナンスの中でも比較的簡単に行える作業の一つです。自分でオイル交換をすることで、コストを抑えるだけでなく、愛車への理解を深めることができます。ここでは、ハンターカブのオイル交換に必要な道具や手順を詳しく解説します。
まずは、オイル交換を行う際に必要な道具を揃えることが大切です。これらを事前に用意しておけば、スムーズに作業が進められます。
ハンターカブの純正エンジンオイル
ハンターカブには、推奨されているエンジンオイルがあります。通常は「10W-30」や「10W-40」のオイルが適しており、使用環境や季節に応じて選択することが重要です。メーカー推奨のオイルを選ぶことで、エンジンの性能を最大限に引き出すことができます。
Honda Ultra G1というエンジンオイルが、ハンターカブの純正のオイルのようです。メーカーも一応このエンジンオイルを推奨しているので、迷ったらこの一本を選べば問題ありません。
オイルフィルター
オイル交換時には、フィルターの交換も重要です。フィルターはエンジンオイルの汚れを取り除く役割を果たしており、これを交換しないと新しいオイルがすぐに汚れてしまいます。フィルターはバイクショップやオンラインで簡単に購入できます。
その他工具
オイル交換に必要な工具として、オイルパン、ドレンボルトレンチ、ファンネル(じょうご)などがあります。これらはホームセンターやカー用品店で手軽に入手できるので、事前に準備しておくと良いでしょう。
メガネレンチで持ち手が太くないものは、力が伝わりづらくドレンボルトが全く開かないという事態になりかねないです。是非大き目のトルクレンチを持っておくといいと思います。実際に下記の商品を購入してずっと使っていますが、これ一つあれば問題なくオイル交換はできると思います。
オイル交換の手順を解説
次に、具体的なオイル交換の手順について説明します。初めての方でも安心して作業できるよう、ステップごとに分かりやすく解説していきます。
関連動画を貼っておきますが、上記の手順で行えば問題なくオイル交換を行うことができます。毎回3000㎞の方も重要なのですが1回目のオイル交換も、時間がないので~とかバイク屋さんに言われて、後回しにされることは少ないです。
自分でオイル交換は覚えてしまった方が、自分のタイミングでオイル交換を行えるので、この章で是非エンジンオイル交換をハンターカブでいつでも行えるようにしておきましょう。
- 下準備:まず、オイル交換を行う前に必要な準備を行いましょう。エンジンオイルを交換する際には、バイクを平坦な場所に停め、エンジンを温めることが重要です。エンジンが冷たいままだとオイルが固く、流れ出るのに時間がかかってしまいます。5~10分ほどアイドリングして、オイルを暖めてから作業に入ると効率的です。
- 古いオイルを抜く:次に、古いオイルを排出します。ドレンボルトというオイル排出口を緩め、オイルパンを下にセットします。オイルが流れ出す際には一気に出てくるため、手や服にオイルがつかないように注意しましょう。オイルが完全に抜けるまで数分待ちます。
- オイルフィルター交換(必要であれば):もしオイルフィルターを交換する必要がある場合、このタイミングで行います。オイルフィルターはエンジンオイルの中に混ざる汚れや金属片をキャッチしてくれる重要なパーツです。フィルターを交換する際は、新しいフィルターのパッキン部分に少し新しいオイルを塗っておくと、密閉性が高まり、取り付け時にスムーズになります。
- 新しいオイルを入れる:古いオイルがすべて抜け、フィルターの交換が終わったら、いよいよ新しいオイルを注入します。じょうごを使ってゆっくりと注ぎ、指定された量を守ることが大切です。注入後はオイルレベルゲージで量を確認し、エンジンを数分間アイドリングさせてオイルがエンジン内部に行き渡るようにしましょう。
オイル交換の注意点
オイル交換は手軽に行えるメンテナンスですが、いくつか注意しておくべき点もあります。これらを守ることで、より安全かつ確実に作業を進めることができます。
オイルの量に注意
オイルを入れる際には、適量を守ることが重要です。オイルが少なすぎるとエンジンに十分な潤滑が行き届かず、摩耗が進んでしまいます。逆に、多すぎてもエンジンの動作に悪影響を与えることがありますので、必ずオイルレベルゲージで適量を確認しましょう。
ハンターカブのエンジンオイルの量は、700mlが推奨となっています。自分でやるときもこの数字を覚えておいてください。私はPCXに普段からよく乗るのですが、PCXは大体800mlのオイル量を求められることが多いです。
PCXの場合は何よりノズルが長くないと、フィラーのあるオイルを入れる部分にノズルが届きません。なので前にずっと使っていたオイルジョッキが役に立っています。
オイルの種類を選ぶ
前述した通り、エンジンオイルにはさまざまな種類がありますが、メーカー推奨の粘度や仕様を守ることが大切です。特に季節や走行条件に応じて適切なオイルを選ぶことで、エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
実はこのエンジンオイルはどれでもいける感じです。さすがホンダのバイクですね。純正はHonda Ultra G1なのですがG4も全然いけるよと言うライダーの方もいますね。PCXと違ってスクーターではないので、この辺のエンジンオイルは自由度が高いようです。
安全に作業を行う
オイル交換中は、オイルが高温になる場合があるため、やけどしないように注意が必要です。また、作業場所も十分な換気ができる場所を選びましょう。オイルやフィルターを廃棄する際には、適切な方法で処理することも忘れないでください。
まとめ
ハンターカブのオイル交換は、バイクのパフォーマンスを保ち、愛車を長く楽しむために欠かせないメンテナンスです。定期的な交換を心がけ、走行状況や環境に応じて適切なタイミングでオイルを交換することが大切です。
自分で作業することでコストを抑えつつ、プロに頼むことで安心感を得られる選択肢もあります。どちらにせよ、オイル交換を定期的に行うことで、愛車の寿命を延ばし、快適なバイクライフを楽しみましょう。
あとエンジンオイルの交換のついでに、ハンターカブのパワーアップもいかがでしょうか。ハンターカブのパワーアップは実はいろいろあって、その一つにエンジンオイルの交換があります。しかしマニホールドというものを交換すると、よりパワーアップするようです。実際に数字でもその違いがノーマルのものと違いが出ています。
ハンターカブは自動遠心クラッチのバイクなので、いろいろな楽しみ方がある一台です。2025年以降も相当大幅なパワーアップが施されて発売されるようです。もし今すでにハンターカブを持っている方なら、この機会にどんどんパワーアップも施しておきましょう。