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カエディア グリップヒーター取り付け!失敗しない配線方法も徹底解説

目次

まずはここから!取り付け前の準備と適合チェック

冬のライディングで手がかじかむ…。そんな悩みを根本から解決してくれるのが「カエディア グリップヒーター」。
「でも、自分のバイクに本当に付くの?」「配線とか難しそうで不安…」と感じる方も多いはずです。

グリップヒーターの取り付けは、単に“握る部分を温めるパーツ”という以上に、バイクの構造に深く関わる作業です。適合確認を怠ると、「形状が合わず付かない」「電源を誤接続してヒューズを飛ばした」など、想像以上に時間もお金もムダにするケースがあります。

そこで本記事では、取り付け前の適合チェックから、実際の取り付け工程、電源接続、そして動作確認まで、すべての流れを具体的に解説します。DIY初心者でも、この記事を読み進めながら作業すれば、まるでプロに頼んだような仕上がりを実現できるでしょう。


Kaedear(カエディア) グリップヒーター 汎用 ハンドル 防寒 標準 バイク グリップ KDR-GH3

カエディアのグリップヒーターについては、巻き付け式に関してはまあまあ評価が高いのですが…。若干取り付けタイプのものが評判が良いとは言えないかな~という感じです。その理由はハンドルバーの長さと合わないバイクがあるという点です。

しかしバイク最大の欠点である手の寒さを、問題なくカバーできるほどの暖かさを低コストで手に入れることができます。バイクごとに取り付け方法が違うので、今回紹介するPCXでの取り付け方法以外で取り付けを行いたい方は、各個人で自分のバイクに適合する取り付け方法を検索してみてください。

ただしそれをしなくてもこの記事で、大体解決できるはずなので今すぐ冬の支度を済ませたい方は、この記事でコスパのいい手の暖かさを確保する一つの参考にしていただければと思います。

あなたのバイクは適合する?ハンドル径と長さの確認方法

カエディアのグリップヒーターを購入する前に、最も重要なのがハンドルの「径(直径)」と「グリップ長」です。これを確認していないと、届いた製品が入らなかったり、逆にスカスカで固定できなかったりという失敗が起こります。
一般的に日本のバイクは22.2mm径(通称:7/8インチバー)が主流ですが、アメリカンや一部カスタム車では25.4mm(1インチバー)を採用していることがあります。

つまり、「見た目で判断」は厳禁です。メジャーやノギスで実測しておくことで、後のトラブルを防げます。ちなみに私が今後購入する予定のフォルツァ250 MF17もPCXと同様120㎜タイプの商品でOKです。

ハンドル径の測り方(22.2mm?インチバー?)

まずはハンドルの金属部分の太さを直接測定します。外径をノギス(精密計測器)で計るのが理想ですが、手元にない場合は紙テープを一周巻きつけて円周を測定し、その値を円周=π×直径の公式で割り戻せばおおよその径を求められます。
例:円周が約70mmなら、直径=70÷3.14=約22.3mm、つまり22.2mmハンドルです。

また、グリップエンドにバーエンドキャップが装着されている車種は、それを取り外して金属部分を測るようにしましょう。ここを誤ると、「取り付け途中で入らない」「奥まで差し込めない」などの不具合が生じます。

グリップ長の選び方(120mm?130mm?)と現車確認のコツ

カエディアのグリップヒーターには主に120mmタイプと130mmタイプが存在します。
純正グリップと同じか、1~2mm短い方を選ぶのが基本です。長すぎるとスイッチボックスやスロットルハウジングに干渉してアクセル操作が重くなるため注意が必要です。

実際に計測する際は、ハンドル内側の段差(ハウジング部分)からエンドまでの長さをメジャーでチェックします。一見小さな違いに見えても、グリップヒーターは内部構造があるため、1mm単位の誤差が取り付け可否を分けることがあります。

私はPCX160に乗っているので、120㎜のタイプを選ぶとちょうどいい感じです。あまりハンドルが長すぎるとバーエンドが入らなくなるので、この辺の長さは自分のバイクのハンドルの長さで選ぶといいと思います。私の場合この間事故を起こしてしまったので、破損したカウル部分以外に曲がっている可能性の高いハンドル自体を、カエディアのグリップヒーターを取り付けるついでに変えてしまおうと思います。

グリップが擦れて薄くなる??問題解決の糸口とは?

万能そうに見えるグリップヒーターですが、ハッキリ言うとそうではないです。

  • 使わない春や真夏は?
  • 2年以上同じバイクに乗るわけじゃない
  • 売るとき外さないといけない

こういう感じでバイクの所有方法によっては、全くグリップヒーターはデメリットになりうるということを、改めて覚えておいていただきたく思います。つまり同じバイクに来年も乗り続ける方ですね。こういう方はグリップを摩耗させてはいけないので、二つ方法があります。


マキタ ヒートガンAC100V用 熱風温度50-550度 HG6031VK

一つがラバーグリップをバイクのハンドルに巻き付ける方法です。ただし当然ながらラバーグリップを適当な長さで切って、ハンドルに取り付けてもピタッと密着していません。そこで上記で紹介しているヒートガンを使用します。ドライヤーではできませんか?と質問が来そうなので答えておきますが、熱量が足りないのでラバーグリップを収縮させるのは難しいと思います。なので上記の商品でなくてもいいので、大陸製のヒートガンを購入しておいてください。

もう一つが以前記事にした巻き付け式のグリップヒーターを使うという手段です。結局のところどちらを選んだとしても、バイクの配線工事が必要になります。PCXでよくわからないという方は購入店の店長に任せてしまった方がいいと思います。一応下記に関連記事を載せておくので、巻き付け式の方がいい方は下記の記事を参考にしてください。

これさえあればOK!必要な工具&追加パーツリスト

「工具が足りなくて途中で中断…」これがDIY初心者が最も陥りやすいパターンです。
そこで、ホームセンターや通販で手軽に揃う“最低限+作業効率を上げるアイテム”をリスト化しました。

絶対に必要な基本工具(ドライバー、レンチ、ニッパーなど)

・プラスドライバー(#2サイズがメイン)
・10mmレンチまたはソケットレンチ(バッテリー端子脱着に使用)
・ニッパー、ラジオペンチ(配線や結束バンドの処理に欠かせない)
・カッター、ハサミ(グリップ取り外し・熱収縮チューブ加工に使用)

これらはほとんどの整備作業に共通する基本装備です。とくにレンチ類はトルク管理ができるものを選ぶと、締めすぎ防止にも役立ちます。

作業が劇的に楽になる追加パーツ(グリップボンド、配線コネクターなど)

・耐熱タイプのグリップボンド(高温でも緩まない専用品)
・エレクトロタップまたはギボシ端子(ACC電源分岐に使用)
・熱収縮チューブ(配線保護と見た目の美化に)
・結束バンド(配線固定と取り回し整頓)

これらを事前に揃えておくことで作業効率が飛躍的に向上します。特にコネクター部品は、後から電装品を追加したいときにも流用できるため、ストックしておくと便利です。

【筆者おすすめ】あると便利なケミカル類(パーツクリーナー、シリコングリス)

・パーツクリーナー(旧グリップの除去、スロットル清掃に使用)
・シリコングリス(グリップ挿入をスムーズにし、ゴムの劣化を防止)
・絶縁コート剤(配線端子の酸化を防ぐ)

特にパーツクリーナーは、グリップを外す際にも・新しく固定する際にも活躍します。作業後は手も工具も汚れが落ちやすく、DIYを快適に進める必須アイテムです。

【本編】写真で解説!カエディア グリップヒーター取り付け5ステップ

ここからがいよいよ本番。カエディアのグリップヒーターを取り付ける作業は、慣れれば一時間前後で完了します。ただし、最初に挑戦する際は「焦らず」「確認しながら」行うことが大切です。「この工程を確実にこなせば、プロレベルに仕上がる。」──それが筆者からの断言です。以下の5ステップで、初心者でも安心して進められるよう順を追って説明していきます。

この動画がわかりやすかったので、紹介しておきます。マニュアルバイクはACCデンゲンヲ自分で見つける必要があるので、テスターも準備しておいてください。

ステップ1:純正グリップの取り外し

最初の関門は“純正グリップを外すこと”。意外にもこの工程が一番時間を要します。付着したゴムや接着剤が頑固に残っていることもあるため、正しい方法を知っておくと作業効率が格段に上がります。この作業で最も重要なのがバーエンドを外すという作業です。

しかしネジロック材がガチガチに固まっているPCX160もあるので、この作業が非常に難しいです。バーエンドが外せないとグリップヒーターの取り付けが非常に困難になるので、ウォーターポンププライヤーという水道工事で使うような道具を使って、無理やりバーエンドを回してしまうのも一つの手段です。そうしないとネジをなめてしまうからです。

電動工具を持っておくのもいいですし、替えのネジを用意しておくのももちろん大事です。しかしバーエンドが回ってしまえば何も問題はないので、ウォーターポンププライヤーも一つ持っておくといいと思います。ついでに新しいバーエンドに変えてしまっても何も問題はないと思います。ハンドルから来る振動が気になる方は、バーエンドも重いタイプに切り替えておくといいと思います。

ステップ2:新しいグリップヒーターの取り付けと接着

グリップの固定は安全性に直結します。走行中に緩んだり、ヒーター線が断線すると危険を伴うため、接着・位置決めは丁寧に行うことがポイントです。あと2025年版でも同じだと思うのですが、右側のアクセル部分だけは金具を外して作業をすることになると思います。

そうしたときカウルを外さないといけないので、作業全体を覚えておいてください。シートを外すのですが前側についているカウルは全部外すことになると思うので、下記の記事を参考にしてもらってカウルを全部外してください。2021年以降のKF47やJK05からはネジではなく爪でカウルが留められているので、割らないようにくれぐれも注意して作業を行ってください。

ステップ3:最重要!電源を確保する配線作業

ここは取り付け全体で最もミスが起こりやすい工程です。
「誤ってバッテリー直結にしてしまい、翌朝上がっていた…」というトラブルは非常に多い。安全に運用するには、ACC電源から取ることが鉄則です。

この時使いたいのがカエディアから出ているジャンクションパワーリレーです。取り付け方法などは下記に解説をしているので、動画と一緒に下記の記事も参考にしていただければ嬉しく思います。

ステップ4:コントローラーの設置と配線の取り回し

グリップヒーターの性能を最大限に発揮させるためには、コントローラー(操作スイッチ)の配置と配線のルートが非常に重要です。ここで手を抜くと、「見た目が雑に見える」「断線して加熱しない」「スイッチ操作がしづらい」といった問題に繋がります。プロ並みの仕上がりを目指すなら、このステップが“美しく仕上げる分かれ道”です。

ステップ5:最終確認と動作テスト

すべての配線が完了したら、いよいよ動作テストです。
ここでは「正常に発熱するか」「電源連動が機能しているか」「温度コントロールが問題ないか」をチェックします。
最後のこの工程で確認を怠ると、冬本番に痛い思いをすることになります。この工程はハンドルにグリップを取り付ける前に行ってもいいと思います。

今回はこの手順が正解ですというような言い方をしていますが、元のハンドルグリップを外す作業すら後回しで、配線から先に取り付けてしまっても問題はないです。マニュアルバイクが結構ACC電源を引っ張ってくるのにてこずるのですが、PCXの場合はあまりそういうことはないのでカエディアのマニュアルをそのままなぞってもいいと思います。

まとめ

冬のライディングを快適に変える「カエディア グリップヒーター」。
取り付けは一見ハードルが高そうに思えますが、実際にはハンドル径・長さの確認から、ACC電源の確保、そして動作チェックまでの工程を一つずつ確実に進めれば、初心者でも問題なく完了できます。

  • 適合車種を正しく見極めること
  • 正しい工具とケミカルを準備すること
  • ACC電源から電源を取ること

これで9割ぐらいの作業は楽になります。あとは下記に紹介している電動インパクトレンチがあれば、あまりカエディアのグリップヒーターの交換作業では問題はないと思います。

この作業で一番ネックになるのが、ハンドルの取り付け作業です。最初のバーエンドを外すときに非常に役立ちます。快適な真冬の走行を実現するとき、作業を楽にする参考にしてください。


マキタ(Makita) 充電式インパクトレンチ 18V バッテリ・充電器別売 TW302DZ

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この記事を書いた人

バイク歴5年目。
ヒロシちゃんねるを見て普通自動二輪免許を取得!
PCXを計5台乗り換えて、今年からPCX160をカスタムせざるを得ない羽目に。笑
それ以外のバイク情報もなるべく実体験に基づいて情報発信します!

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