PCX160を買ってみた感想【結論】多くの人は「後悔しにくい」

「PCX160って、実際どうなんだろう?」
購入を検討していると、こんな疑問が何度も頭をよぎります。通勤で使いたい人もいれば、週末のツーリングまで視野に入れている人もいるでしょう。一方で「125ccで十分では?」「高い買い物だから後悔したくない」という不安もつきものです。
この記事では、PCX160を買ってみた感想を軸に、良い点も気になる点も包み隠さず整理します。読み終えるころには、「自分に合うかどうか」がはっきり見えるはずです。
▼ 結論を先に知りたい人へ(即断チェック)
✔ PCX160を選んで後悔しにくい人
・身長170cm前後以上
・通勤+週末に少し遠くまで走りたい
・125ccでは加速や余裕に物足りなさを感じている
▲ PCX160は慎重に検討したい人
・身長165cm未満で足つきに強い不安がある
・近距離移動のみ、段差の多い道が中心
・維持費は原付二種レベルに抑えたい
▶ 結論
PCX160は「用途が合えば後悔しにくいが、誰にでも万能ではない」一台です。
結論から言うと、PCX160は用途が合う人にとって後悔しにくいスクーターです。
理由は、通勤・街乗りだけでなく、少し距離のある移動まで無理なくこなせる「余裕」があるからです。以下では、実際に使って感じた満足度の高いポイントを分解して説明します。
通勤・街乗り・軽ツーリングでの満足度が非常に高い

PCX160は「毎日使っても疲れにくい」ことを重視して作られた車両です。単に排気量が大きいだけでなく、走行フィールや装備が日常使用に最適化されています。
実際に通勤ぐらいだったらPCX160はもったいないぐらいのスペックです。
下記に通勤で使うとどうなるか?というイメージがしやすい記事を用意しました。
もし通勤でPCX160を使う予定の方は参考にしてください。
加速に余裕があり125ccとの差を体感しやすい
まず体感しやすいのが、発進から巡航速度までの余裕です。
125ccクラスでは、アクセルを大きく開けても回転数だけが上がり、速度の伸びが鈍くなる場面があります。PCX160ではその感覚が薄く、「スッと前に出る」感覚が得られます。
これはエンジン出力だけでなく、車体と駆動系のバランスが取れていることが理由です。結果として、信号の多い市街地でも流れに乗りやすく、無理な操作をしなくて済みます。
実燃費は40km/L前後で維持費も現実的
排気量が上がると燃費が悪化するイメージを持つ人もいますが、PCX160はその心配が小さいモデルです。
街乗り・通勤中心の使い方でも、実燃費はおおむね40km/L前後に落ち着きます。これは燃料噴射制御やエンジン効率が高いためで、ガソリン代が急に跳ね上がる感覚はありません。
「軽二輪=維持費が重い」という先入観を、良い意味で裏切ってくれます。
スマートキー・USB Type-Cなど装備面の完成度が高い
装備面の充実度も、満足感を底上げしています。
スマートキーは、鍵を探す手間がなく、通勤前の動作が一つ減るだけでもストレス軽減につながります。また、USB Type-Cポートを標準装備しているため、スマートフォンの充電にも困りません。
これらは走行性能のように目立つ要素ではありませんが、「毎日使う」からこそ効いてくるポイントです。
125ccでは物足りない人の不満をほぼ解消してくれる
PCX160は、「125ccに不満はないが、あと一歩足りない」と感じていた人の声を丁寧に拾ったモデルだと感じます。
自動車専用道路を使える安心感が想像以上
160ccである最大のメリットは、自動車専用道路を走行できる点です。
通勤ルートや郊外への移動で、この選択肢があるだけで時間と気持ちに余裕が生まれます。「下道しか使えない」という制約が外れることは、想像以上に大きな変化です。
合流・追い越し時のストレスが少ない
流れの速い道での合流や、追い越しの場面では、エンジンの余力がそのまま安心感につながります。
125ccでは「もう少し伸びてほしい」と感じていた場面でも、PCX160なら余裕を持って操作できます。結果として、無理なアクセル操作や判断ミスを減らすことができます。
結果的に「走る範囲」が広がる
これらの要素が重なることで、「今日はやめておこう」と諦めていた距離が、自然と行動範囲に入ってきます。
通勤だけのつもりで購入しても、気がつけば週末に少し遠くまで走っている。PCX160には、そんな変化を起こす力があります。
PCX160の良かった点|買って満足したポイント

PCX160の魅力は、「数値スペック」よりも日常で積み重なる満足感にあります。
加速、燃費、収納といった基本性能が高水準でまとまっており、使えば使うほど「選んでよかった」と感じやすい構成です。
PCX160の加速・走行性能は想像以上です。
まず印象に残るのは、スクーターとは思えないほどの素直な走りです。
アクセル操作に対して車体が遅れず反応するため、街中でも扱いやすさを感じます。
発進〜60km/hまでの伸びが素直
発進時にありがちな「もたつき」が少なく、アクセルを開けた分だけ速度が乗っていきます。
特に40〜60km/hの常用域での伸びが自然で、交通の流れに合わせやすい点は大きなメリットです。
この特性により、無理に回転数を上げる必要がなく、結果としてエンジン音や振動も抑えられます。
登坂や追い風・向かい風の影響を受けにくい
排気量に余裕があるため、登坂路や向かい風の場面でも速度低下が緩やかです。
125ccでは「風向きでこんなに変わるのか」と感じる場面でも、PCX160は一定のペースを保ちやすく、精神的な負担が軽減されます。
これは通勤だけでなく、郊外路やバイパス走行時にも効いてくる要素です。
燃費と航続距離のバランスが優秀
PCX160は「走れるのに燃費が良い」という、相反しがちな要素を高い次元で両立しています。
通勤で毎日使う場合、燃費と同じくらい意識したいのが維持費です。
特にガソリン代や任意保険は、事前に把握しておくと「思ったより高かった」という後悔を防げます。
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実燃費レビュー(街乗り・通勤メイン)
街乗りと通勤が中心の場合、実燃費はおおむね40km/L前後で安定します。
渋滞や信号待ちが多い環境でも極端に落ち込まず、日々の使用で燃費を意識しすぎる必要がありません。
これは燃料噴射制御やアイドリングストップ機構が適切に機能している証拠と言えます。
給油頻度が減り「乗るハードル」が下がる
燃費が安定していることで、給油回数が自然と減ります。
「そろそろガソリン入れないと」という心理的なブレーキが減り、結果としてバイクに乗る機会が増えます。
この“気軽さ”は、数値では表しにくいものの、所有満足度に直結するポイントです。
メットイン・収納力が日常使いで効く
スクーターにおいて収納力は、快適性を左右する重要な要素です。
PCX160はこの点でも実用性を重視した設計になっています。
30Lシート下収納に入る/入らないヘルメットの違い
シート下収納は約30Lあり、一般的なジェットヘルメットや小ぶりなフルフェイスであれば収まります。
一方で、帽体が大きいモデルや後頭部が張り出した形状では収まりにくい場合もあります。
購入前に自分のヘルメットを実際に入れて確認することが、後悔を防ぐコツです。
フロントボックスと小物収納の使い勝手
フロントボックスは、グローブや財布、スマートフォンなどを一時的に入れるのに便利です。
走行中にシートを開けずに済む場面が増え、細かなストレスが減ります。
こうした収納の積み重ねが、「日常で使いやすいスクーター」という評価につながっています。
PCX160の欠点・デメリット【正直レビュー】
PCX160は完成度の高いスクーターですが、万人向けではありません。
「買ってみた感想」として率直に言うと、乗り方や体格によっては不満が出やすいポイントも確かに存在します。ここでは、購入後に「聞いていなかった」となりやすい部分を先に共有します。
サスペンションが硬いと感じる人は多いです。私もその一人です。
PCX160の乗り心地で最も意見が分かれるのが、サスペンションの設定です。
これは欠陥というより、設計思想の違いによるものだと感じます。
乗り心地については、感じ方に個人差があります。
実際には、シートやサスペンションで調整している人も少なくありません。
「まずは情報だけ見ておきたい」という人は、対応パーツを一度確認しておくと安心です。
段差や荒れた路面で「ガツン」と来やすい
街中の段差や舗装が荒れた道路では、衝撃がやや直接的に伝わります。
特に低速域で段差を越えたとき、「思ったより硬い」と感じる人は少なくありません。
これは車体の安定性を重視した結果で、フワフワ感が少ない代わりに、入力を正直に拾う特性があります。
体重・走行シーンで評価が分かれる理由
体重が軽い人ほど、サスの硬さを強く感じやすい傾向があります。
一方で、体重がある人や速度域が高めの走行では、安定感としてプラスに働く場面もあります。
「街乗りメインで段差が多い人」には厳しく、「バイパスや流れの速い道が多い人」には安心感につながる。ここが評価の分かれ目と言えるでしょう。
足つきは身長次第で不安が出る
足つきについては、購入前に必ず意識しておきたいポイントです。
シート高764mmで不安を感じやすい体格
PCX160のシート高は764mmと、数字だけ見ると極端に高いわけではありません。
しかしシート幅があるため、身長170cm未満の人や足が細めの体格では、両足ベッタリとはいかないケースがあります。
停止時に「かかとが浮く」感覚があると、不安に感じやすくなります。
停止時・取り回し時に気をつけたいポイント
走行中は安定していますが、押し歩きやUターン時は車重を感じやすいです。
傾けすぎると支えきれず、「ヒヤッ」とする場面が出やすいため、停車時は早めに片足を出すなど、慣れが必要です。
この点は、試乗で必ず確認しておきたい要素です。
価格と維持費は原付感覚だとギャップがある
PCX160は軽二輪クラスのため、原付二種と同じ感覚で考えるとズレが生じます。
車両価格+諸費用の現実的な総額
車両価格に加え、登録費用や自賠責保険、オプションを含めると、総額は想像以上になりがちです。
「通勤用の足」として見ると高く感じる人もいるでしょう。
ただし、装備や走行性能を踏まえると、価格相応と感じるかどうかは用途次第です。
任意保険・税金(軽二輪)の注意点
軽二輪扱いになるため、任意保険や軽自動車税は原付二種より上がります。
ファミリーバイク特約が使えない場合もあり、この点を見落とすと「思ったより維持費がかかる」と感じる原因になります。
購入前に保険条件を確認しておくことで、後悔は防げます。
PCX160で後悔しやすい人・後悔しない人の違い
PCX160は性能が高い分、用途とのズレがあると不満が目立ちます。
反対に、使い方が噛み合えば「これ以上いらない」と感じる人も多い一台です。ここでは、後悔につながりやすいパターンと、満足しやすいパターンを整理します。
PCX160を買うと後悔しやすい人は、
車両そのものではなく「期待値の置きどころ」を間違えたケースです。
近距離のみ・段差の多い道が中心の人
片道数キロの近距離移動がほとんどで、段差や荒れた路面が多い環境では、サスペンションの硬さが気になりやすくなります。
「もっと柔らかい乗り心地を想像していた」というギャップが、満足度を下げる原因になりがちです。
この場合、PCX160の走行安定性という長所を活かしきれません。
足つきに強い不安がある人
停止時の安定感に強い不安がある人は、日常的なストレスを感じやすくなります。
「信号待ちのたびに気を使う」「押し歩きが怖い」と感じると、次第に乗る頻度が下がってしまいます。
足つきは慣れで解消する部分もありますが、根本的な体格差は無視できません。
もし欠点の方に興味がある方は、下記にPCX160のデメリットを書いた記事を置いておきます。
PCX160を選ぶかどうかの判断材料の一つとして参考にしてください。
👉 PCX160のデメリットは?PCX125と後悔しない選び方
PCX160を買って満足しやすい人
一方で、PCX160の設計思想と使い方が合う人は、満足度が非常に高くなります。
通勤+週末のプチツーリングを想定している
平日は通勤、週末は少し遠くまで走りたい。
この使い方を想定している人にとって、PCX160はちょうど良い立ち位置です。
燃費・走行性能・収納力のバランスが取れており、「一台で完結する」安心感があります。
125ccでは少し物足りなさを感じている
これまで125ccに乗っていて、「不満はないが、余裕がほしい」と感じている人には相性が良好です。
特に合流やバイパス走行での安心感は、乗り換え後すぐに実感できます。
この“ちょっとの余裕”が、結果として後悔を遠ざけます。
PCX125と160で迷ったときの判断基準
PCX125とPCX160で迷う人は非常に多いですが、結論は明確です。
使い方が決まっていれば、選択はそれほど難しくありません。
ここでは「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが合うか」という視点で整理します。
PCX125が向いているケースは、一般道のみ快適に走りたいというケースです。
PCX125は、割り切った使い方をする人にとって、非常に完成度の高い選択肢です。
維持費を最優先したい
税金・保険・燃費のすべてを抑えたい場合、PCX125は強力です。
特にファミリーバイク特約を使える環境であれば、維持費の差は体感できるレベルになります。
「移動手段としての合理性」を最優先するなら、125ccは今でも十分な選択肢です。
高速・自専道を使う予定がない
通勤や買い物が市街地中心で、自動車専用道路を使わないなら、125ccで困る場面は多くありません。
制限がある分、使い方もシンプルになります。
「割り切れる人」にとっては、PCX125は非常にコストパフォーマンスの高い一台です。
PCX160を選ぶべきケース
一方で、日常の中に少しでも「余裕」を求めるなら、PCX160が視野に入ります。
走行シーンに余裕が欲しい
合流、バイパス、流れの速い道路など、走行シーンが少し広がるだけで、排気量の差は効いてきます。
PCX160は「余裕があるからこそ、無理をしなくて済む」設計です。
結果として、運転そのものが穏やかになります。
長く乗る前提で後悔を減らしたい
数年単位で乗るつもりなら、「もう少し上にしておけばよかった」という後悔は避けたいところです。
PCX160は、後から用途が広がっても対応できる懐の深さがあります。
この柔軟性が、長期所有での満足度を支えます。
PCX160を買う前に必ず確認すべきポイント
PCX160は完成度が高い反面、事前確認を怠ると小さな後悔が積み重なりやすい車種です。
ここでは、購入前と納車後に分けて「やっておくべきこと」を整理します。
試乗時にチェックしたいポイントは3つあります。
カタログスペックでは分からない部分こそ、試乗で確認する価値があります。
足つきや乗り心地は、数字では判断できません。
可能であれば、購入前に一度試乗しておくことをおすすめします。
足つきと停止時の安定感
まず確認したいのは、信号待ちでの足つきです。
両足がべったり着かなくても問題はありませんが、片足でしっかり支えられるかは重要です。
停車時に不安が残る場合、日常使いでのストレスにつながります。
サスの硬さと段差の衝撃
試乗では、できるだけ段差のある道を走ってみてください。
「これくらいなら許容できる」と感じるかどうかが判断基準になります。
短時間でも、体に伝わる衝撃は意外と正直です。
ハンドル周り・スマホホルダー装着可否
PCX160はハンドル周りがスッキリしている反面、スマホホルダーの取り付け位置に悩む人がいます。
通勤でナビを使う場合は、装着イメージを事前に確認しておくと安心です。
納車後に「やっておくと後悔しにくい」対策
PCX160は、使い方に合わせて手を入れることで満足度が大きく変わります。
リアボックス・スクリーンの導入判断
荷物が多い人や通勤距離が長い人は、リアボックスやスクリーンの追加で快適性が一段上がります。
逆に、街乗り中心で取り回しを重視する場合は、あえて付けない選択も正解です。
「自分の使い方」を基準に考えることが大切です。
乗り方に合わせたカスタムの考え方
サスペンションやシートなど、後から調整できる部分もあります。
最初から完璧を求めず、「不満が出たら対処する」くらいの気持ちで向き合うと、後悔は減ります。
PCX160は、カスタム前提でも受け止めてくれる懐の深さがあります。
PCX160を選ぶと決めたあと、意外と悩むのがボディカラーです。
写真では良さそうに見えても、実車だと印象が変わることもあります。
▶ PCX160の人気カラーを比較し、後悔しにくい色をまとめた記事はこちら
(実際の見え方・汚れやすさも含めて解説しています)
まとめ|PCX160は「用途が合えば後悔しにくい一台」
最後に、この記事の結論を整理します。
PCX160で手に入るものは、
通勤も遠出も快適でバイクに乗る回数が増えるという未来でしょうか。
PCX160は、日常と非日常の境界を曖昧にしてくれるスクーターです。
通勤だけのつもりが、気づけば少し遠回りして帰っている。
そんな変化を自然に受け入れられる一台と言えます。
PCX160で避けられる失敗は、
「思っていたより走らない」という後悔を防げることです。
125ccで感じがちな「もう少し余裕がほしい」という不満。
PCX160は、その芽を事前に摘んでくれます。
用途が合っていれば、「選択を間違えた」と感じる可能性は低いでしょう。