PCX125 エンジンがかからない原因を徹底解剖!
PCX125のエンジンがかからない問題は、多くのライダーが直面するトラブルの一つです。このセクションでは、その原因を詳しく解説していきます。
エンジンはオーバーホールもできるので、もし手間ヒマ惜しまない方なら一度やってみてください。
多分バイクに関する勉強になると思います。
しかしエンジンをオーバーホールしなきゃいけない状況までなってしまうと、大体の場合は不動車という扱いになります。しかしエンジンがかからないということは、本来はエンジンがかかっていたのではないでしょうか?
その場合は不動車という扱いではないはずなので、一つずつ原因を探ってみたいところです。
燃料系トラブル
燃料系のトラブルはエンジンがかからない原因の一つです。以下に具体的な例を挙げて説明します。
余談なのですがADV160だと、オイルポンプの不具合というか故障が原因で、エンジンオイルが回らず各パーツが破損するというような不具合が結構起きているようなのですね。
しかし私PCX160に乗っていますが、、、
- 週5~7日
- 12時間以上走行
- 高速道路&首都高を頻繁に走行
この3つの悪条件が重なっているにもかかわらず、オイルポンプの破損などの致命傷となりえる故障は全く一回も起こっていません。
なので一応私事ではあるのですが、この事例も参考の一つに入れて、普段のご自身の走行なども振り返ってみてください。
ガソリン切れ
意外に思われるかもしれませんが、ガソリン切れは最も一般的な原因です。燃料計の故障や見落としによってガソリンが空になっていることがあります。
しかしこれが原因でエンジンがかからない、ということはあんまりないんじゃないでしょうか?
普段からガソリンって見ますよね?いくらなんでもな~とは思うので、もしガソリンをよく0になるまで走るという方なら、うんと気を付けながら走行をしてください。
代わりになるガソリンを所持していてもいいと思います。
燃料コックの不良
燃料コックが正しく機能していないと、ガソリンがエンジンに供給されません。これによりエンジンがかからない場合があります。
しかしこれはエンジンに大きく関わるところではないので、あまり気にしても意味がないと思います。多分原因は別のところにあると踏むのがいいでしょう。
燃料フィルターの詰まり
燃料フィルターが詰まっていると、ガソリンの流れが妨げられ、エンジンに十分な燃料が届きません。これもエンジン始動に支障をきたす原因となります。
こういう場合はフラッシングを行うと、治りも速くなると思います。効くのか?と思っている方は多いのですが、レビュー動画などを参考にしていると意外とフラッシングも効果が高いようです。
もし燃料フィルターが詰まってるなと思う方は、フラッシングを行ってみるといいのではないかと思います。
点火系トラブル
点火系トラブルもまた、エンジンがかからない原因の一つです。以下の項目をチェックすることが重要です。
スパークプラグの故障
スパークプラグはエンジンの点火に欠かせない部品です。汚れや劣化によって点火が不完全になると、エンジンがかかりません。
スパープラグの点火が付きにくい場合は、濡れていることも考えておく必要があります。雨の日にたくさん走っているとそういうことも起こるので、スパープラグも2万キロぐらいを目途に、一回交換を検討してください。
イグニッションコイルの不具合
イグニッションコイルが故障すると、スパークプラグへの電力供給が途絶え、エンジンが始動しません。
イグニッションコイルとは画像の赤い部分がそれです。
もし古くて動きが悪そうに感じたら、一度交換をしてもいいかもしれない部品です。
配線不良
配線の劣化や断線が原因で、点火系統に問題が生じることがあります。この場合もエンジンの始動が妨げられます。
配線が接触して電源系統が付かなくなるという場合もあるので、配線を自分で組んでいじっている方は特に注意を払ってください。
エンジン本体のトラブル
エンジンそのものに問題がある場合、始動しないことがあります。以下に主な原因を挙げます。
エンジンオイル切れ
エンジンオイルが不足すると、エンジンの各部が正しく潤滑されず、摩擦が増えてエンジンがかかりません。
エンジンオイルが切れてしまったということは、相当長期間放置し続けたという以外理由があまり思い浮かばないんですよね。笑
ついでにフロントフォークもオイルって漏れる場合があるので、ダストシールやらオイルシールやらも一緒にオーバーホールして取り換えるのもいいかもしれません。
エンジン焼きつき
エンジンが過熱しすぎると、内部部品が焼きつき、エンジンが動かなくなることがあります。
先ほどのADV160のようにオイルポンプが壊れると、エンジンオイルが循環せず焼き付きが起きる可能性も高まります。
クーラントの交換なども問題にはなる場合もありますが、入れてエア抜きまで完了しておけば冷却水で問題は起きないはずです。
しかしPCX125でエンジン焼き付きの問題は、あまり聞かないので大丈夫じゃないかなと個人的には思っています。
その他のメカニカルトラブル
エンジン内部の部品の摩耗や破損が原因で、エンジンがかからないこともあります。
エンジンがかからないときにどうすれば良いのか、具体的な対処法を紹介します。
自力でできる応急処置
まずは自分でできる簡単な対処法を試してみましょう。
ガソリンの補充
ガソリン切れが疑われる場合は、まず燃料を補充してみましょう。燃料計を確認し、満タンにすることをお勧めします。
ガソリン切れが頻繁に起きる場合は、携帯のガソリンを持ち歩きましょう。火気厳禁なので扱いに気を付けたいところですが。
しかしガソリンの補充はやっておいた方がいいので、定期的にガソリンスタンドには寄っておきたいところです。
スパークプラグの点検・交換
スパークプラグの状態を確認し、汚れている場合は清掃、劣化している場合は交換します。
スパークプラグに関しては、濡れている場合は特に交換してしまってもいいと思います。
エンジンがかかりにくい場合は、プラグが濡れているか点検してください。
バッテリーの充電
バッテリーの電圧が低いとエンジンがかかりません。充電が必要か確認し、必要ならば充電しましょう。
台湾YUASAが純正バッテリーなので、交換してしまってもいいと思います。プラスマイナスの取り付けの手順だけ気を付けてください。
よくある質問
ここでは、エンジンがかからない場合によく寄せられる質問とその対策を紹介します。
よくある質問に対する回答を紹介します。
寒い朝にエンジンがかかりにくい
寒い朝はバッテリーの性能が低下しやすく、エンジンがかかりにくくなります。暖気運転を行い、バッテリーの状態を確認しましょう。
これはよくあることなので、故障と一概に決めつけない方がいいと思います。
セルは回るけどエンジンがかからない
セルが回るのにエンジンがかからない場合は、燃料系や点火系に問題がある可能性があります。専門店での点検をおすすめします。
これは自身で直せる場合もあるので、スパープラグなどをもう一度見直してください。ときどき濡れていて点火しないという場合もあります。
エンジンが止まってしまう
走行中にエンジンが止まる場合は、燃料切れやエンジンの過熱が原因かもしれません。適切なメンテナンスを行い、早めに対処しましょう。
全手順網羅!PCX125クーラント交換マニュアル! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
クーラントの交換などはお済でしょうか?
クーラントをご自身で交換するときは、必ず暖機運転をしてエア抜きを完了させてください。
まとめ
PCX125のエンジンがかからない原因とその対処法を詳しく解説しました。日常的なメンテナンスと運転時の注意を守ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。エンジンがかからない場合は、早めに原因を突き止めて対処することが重要です。
PCX125はバッテリーを意外と食います。アドレスV125用のバッテリーだと、点火せずエンジンの不具合がどうかがわかりません。
必ずTTZ8VとかGT7A-Hのバッテリーを選んでください。でないとエンジンが点火するだけのバッテリーが足りず、ずっとエンジンがかからないという理由になってしまいます。
バッテリーはとりあえず購入しておいてください。予備に持っておくだけで作業が楽になると思います。
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