PCX125は4kW?新基準原付から急勾配をガンガン走る3つのカスタムまで解説!

PCX125の4kWとは、言い換えると馬力のことです。馬力で換算すると5.3馬力あります。新基準原付には該当しない車両です。
最高出力を4kW以下に抑えたPCX125ccは坂道を登りますか?
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11285749091
こちらの質問で初めて知りました。結構いろいろな方が答えていますが、PCX125のことを本当に知っているのでしょうか?笑
というのもPCX125は4kwの馬力なんて超えています。なのでこんな質問が出てくること自体、よくわかりませんという状態なのですが。しかし確かにPCX125は登坂力が強いとは言えない車体であり、それなりのカスタムは必須と言えると思います。
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このPCX125で大事になってくるのがメンテナンスです。パーツの交換もある程度必須ではあるのですが、それ以前にメンテナンスの方法がしっかり確立されている必要があると思います。何より重要なのが規定トルクです。急勾配をPCX125で登っていくと駆動系が汚れていきます。
そうなってくると走りのパフォーマンスが急激にガクッと落ちていきます。それを防ぐのがメンテナンスをする道具です。なのでこういった電動インパクトレンチは国産のもので、しっかりしたものを購入しておいてください。今日はいつものとは違うPCX125でも全然使えるOKな電動インパクトレンチを紹介させていただきました。
今日はPCX125は新免許の基準では、どういった扱いになるのか?ということもさらっと触れて、本命のPCX125をどう快適に登坂していくか?という、急勾配の対策カスタムについても詳しく触れていこうと思います。
PCX125は4kW超!新基準原付の対象外
そもそも新基準原付とはどういったことなのか?ということなのですが、4kW以下の馬力の原付二種を原付免許で乗れるようにする、といったものです。
- ホンダ スーパーカブ110ライトコンセプト
- ホンダ ディオ110 新モデル(出力抑制仕様)
- ホンダ リード110などの軽量スクーターで出力制限版
- 一部のヤマハ製軽量スクーター(例:ヤマハ ジョグ125の出力抑制版)
- スズキ バーグマンストリート125EX(出力制限仕様が今後検討中)
逆に言えば原付のルールがそのまま適用されているため、原付のルールにこのバイクが追加されたというイメージでいいと思います。スイスイ走れるように思えますが全然快適ではないので、この辺が売れ行きにどう影響するかということが重要に思えます。
そして重要なのがPCX125がその新基準原付に該当するか?ということではないでしょうか。今日はその辺の馬力ってPCX125の場合はどうなの?というところから、新基準原付に該当しないということをこの項目では解説したいと思います。
PCX125は「4kW以下車両」に該当しない
最新の交通法規、2025年11月以降から施行される「普通免許でも乗れる原付二種」の条件として、最高出力4kW以下という基準が定められています。 「それならPCX125でも普通免許が活用できるのでは?」と希望を抱きがちですが、実態は異なります。 PCX125の最高出力は9.2kW。
これは新基準である4kWの2倍以上に相当し、残念ながら普通免許での運転は認められません。この基準を超えると、必然的に「小型限定普通二輪免許(AT限定)」以上が必要となるため、今後も免許取得が必須です。 「え、じゃあ新しいモデルはどうなの?」という声も聞こえますが、現行モデルだけでなく、発売予定の後継機種も同じ傾向です。
PCX125の定格出力と最高出力―最新JK05型のスペック一覧表
結論として、PCX125の最新モデル(型式8BJ-JK05)は「4kW以下」の新基準に明確に該当しません。その理由は最高出力が9.2kW(12.5PS)/8750rpmと、基準値の2倍以上のパワーを持つためです。実際のスペックを見れば、この違いが一目瞭然。 定格出力はおよそ0.98kW。
これは免許区分を判断するうえで重要となる数値であり、日本では原付二種として分類されます。 一方、最高出力はバイクの走行性能を決定する指標となり、4kW規制の「普通免許で乗れる原付」には含まれないのです。
PCX125 JK05型―主要スペック | 数値 | 備考 |
---|---|---|
最高出力 | 9.2kW (12.5PS) / 8,750rpm | 新基準(4kW)の2倍以上 |
定格出力 | 約0.98kW | 免許区分の判定基準 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 | 最新eSP+ユニット |
総排気量 | 124.8cc | クラス最大レベル |
車両重量 | 133kg | 安定性・取り回しにも影響 |
「PCX125って最高出力と定格出力、どちらが重要なの?」という疑問には、「どちらも法律や走行性能で非常に重要」と断言できます。
定格出力は免許区分の判断、最高出力はそのバイクのパフォーマンスや新しい原付制度での乗車資格に直結しています。
4kW(約5.3馬力)という基準の意味
4kWは新たに始まる原付二種の免許区分の基準であり、この出力以下のバイクであれば普通免許で乗車可能となるラインとなっています。約5.3馬力に相当し、小型で扱いやすい車両が想定されています。
しかしPCX125とNMAX125はどちらもこの基準を大幅に超える性能を持ち、 PCX125は最大9.2kW(12.5PS)、NMAX125は9.0kW(12PS)と、約2倍もの出力を持っています。
こちらのPCX125も私のように毎日バイクを走らせていれば、当然摩耗していきます。前にもPCXは駆動系をしっかりメンテナンスをしていれば、しっかりパワフルに走ってくれると書きました。PCX125でもこれは同様で、毎日走っていると当然消耗品なので、バイクも様々なパーツがすり減っていきます。
そうなってくると駆動系はどんどん黒いすすみたいなもので、全体を覆っていきます。中の話なので蓋を開けてみないと状態がわからないのも厄介です。なので2万キロぐらいで一回開けて、しっかりメンテナンスをするようにしてください。PCX125のJK05でもプーリーなども売っているので、基本的には何が起きてもほぼ問題は少ないと思ってください。安心して急勾配でもPCX125の4kW以上のパワーで毎日登ってくれると思います。
急勾配での登坂性能について
4kWクラスのバイクは軽量で取り回しが良い反面、急な坂道や高速道路での登坂性能には限界があります。 PCX125とNMAX125はどちらもパワフルな125ccエンジンを搭載し、4kW以下の原付二種と比べて高い走破性を持つため、坂道でも一般的な都市部の急勾配なら問題なく走行可能です。
特にPCX125はスタートダッシュに優れ、街中のストップ&ゴーが多い環境でも力強く走れます。一方、NMAX125は高回転域での伸びがよく、長い登り坂や高速巡航での快適さが際立ちます。
4kW以下のバイクでは急坂で速度が落ちやすく、登坂時に速度維持が難しい場合がありますが、PCX125とNMAX125は高出力の恩恵で50km/h前後の速度を維持しやすいという特徴があります。
PCX125の4kW以上の馬力で急勾配もスイスイ走るカスタム3選
あと2025年になって最新モデルが登場しているので、こちらの解説もしないといけないと思いました。
- ハイパフォーマンスマフラー
- 高性能エアフィルター
- リアサスペンション
今回はこの3つについて解説をしていますが、今回解説をしていきたいのがマフラーの交換のことです。このことは前に記事に書いたので、下記の記事も一緒に参考にしていただきたいのですが。
PCX160のマフラー交換は不可なの?ウソと真相、規制の理由を解説 – ポレポレ日記
簡単に解説してしまうと割ピンを従来のソケットに差し込んでしまえば、取り外しも可能ですよということです。6角形から5角形になったことで特殊ナットと呼ばれるようになりましたが、割ピン一個でどうにでもなるので今回紹介するカスタムも2025年モデルのPCX125で行うことができます。
是非自分の好きなPCX125を追及してもらい、ついでに急勾配なんでスイスイ走れるようなバイクに変えてしまうといいと思います。特にウーバーイーツで配達をする方は、最近長距離の案件が増えたため非常に坂道に対するシビアな走りをスクーターで求められるようになります。なるべくきつくないようなカスタムを考えてみたので、是非この項目を快適な配達の参考にしてください。
ハイパフォーマンスマフラーの装着
排気効率の向上によりエンジンのパワーを最大限に引き出すことが可能。社外品のハイパフォーマンスマフラーは抜けが良く、低中速トルクが強化されて急勾配走行時の力強い加速を実現します。静音設計の製品もあり、快適な走行音も楽しめます。
私もPCXの場合はマフラーもこだわっていいんじゃないかな、とか正直に思っています。そう言ってはいるものの私だったらやっぱりリアサスペンションを交換してから、という感じじゃないかなと思います。実際に特殊ナットやハンドルカバー以外は2025年版でも変わりはないようなので、特殊ナットになっても今までJK05に適合するマフラーとして売っていたものもそのまま取り付けが可能だと思われます。
高性能エアフィルターへの交換
吸気抵抗を低減しつつ、埃や異物からエンジンを守る高性能エアフィルターは、燃焼効率を最大化しパフォーマンスの底上げに貢献しています。。耐久性も高く、メンテナンス性にも優れています。
エアフィルターに関しては本当に?って思いながら、私もいろいろなサイトを比べてみて、実際にPCX160の方で交換をしてみました。実を言うと純正品を新品のものに交換しただけで、走りの違いがハッキリと出ました。新品の方が圧倒的に走るからです。
坂道などのパワーを必要とする場所は、相当な吸気をすると思います。そうなると道路は汚い空気で汚染されている場所なので、非常にバイクが汚れやすいです。私はこのエアフィルターでは下記の製品一択だと思っていますが、とにかく走りが劇的に変わるので、急勾配の登坂がどのぐらい変わるのかも走りの参考にしていただきたいアイテムの一つです。
リアサスペンションの強化
急勾配走行では車体の安定性が重要です。高性能なリアショックアブソーバーやフロントフォークを導入することで、路面追従性がアップし、長時間の登坂でもライダーへの負担を軽減。安定した乗り心地で安心感が増します。タイヤなどもしっかり交換していく必要はあるのですが、そちらより私はこちらのリアサスペンションの交換もしておいた方がいいように感じました。
フォルツァ250の場合はどうもこのサスペンション問題はなさそうな印象ですが、PCXの場合はPCX125でもPCX160でも同様の問題が発生するようです。実際に私もノーマルのリアサスペンションが硬くて、何回も高速走行をしていると浮いている感じがしました。実際に最近起きた事故も、それが原因のものと思われるのでこのサスペンション問題は早急に解決しておきたいところです。
PCX125のタイヤ交換費用!PCXで履ける種類やDIYも解説! – ポレポレ日記
タイヤはこちらの記事を参考に交換していただきリアサスペンションもその片手間で、交換してもらうといいと思います。PCX125の4kW以上のパワーをより快適に制御するには、このリアサスペンションの良し悪しが大きく影響していくので必ずこちらにカスタム費用を割いてください。そのぐらい重要なカスタムだと言えると思います。
まとめ
- 4kW(5.3馬力)は普通免許で乗れる新基準の最高出力ライン
- PCX125は4kwを大きく超えている
- 急勾配での走行性能はPCX125は低速での動力性能が強み
- 4kW以下モデルと比べ、加速や登坂能力は格段に高い
- PCX125はよって街乗り・郊外走行に適している
しかし4kWを超えていても、やっぱりスクーター。登坂力はそれほど強いとは言えないと思います。なのでガンガン急勾配も登りたい方は、しっかり坂道対策も施しておくといいと思います。3つほど紹介させていただきましたが、この3つぐらいのカスタムでかなり快適に急勾配ですら、PCX125の4kW以上の馬力で走ることができます。
新基準原付に該当しないバイクなので、当然原付のルールは適用されません。しかしアンダーパスはオーバーパスの走行は基本的に難しい場合があるので、どこが走れるのか?などはしっかり首都圏まで行く方は把握しておいてください。
そしてこの急勾配を走るとき、非常にお勧めなカスタムがリアショックアブソーバーです。本当にこのPCXの衝撃の高さは並大抵ではないです。ここをしっかり解決していかないと腰やお尻が一生傷んで仕方がない状態になります。バイク屋さんからはキタコがおススメと言っていたので、キタコのモデルをご紹介しておきます。
PCX125は社外品でのパーツがJK05以降、全く登場していないので今あるパーツでしっかりカスタムを施しておくことをおススメします。正直確かにノーマルの状態でも乗れることは間違いないのですが、非常に長く走っているとこの体の痛みはどうしようもないので、地面から来る衝撃は急勾配を登るとき行っておくといいと思います。
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