PCX160のボアアップは不要!PCX160でのボアアップキットより大事なこととは?

私のバイクはPCX160 KF47という型番なのですが、KF47だとボアアップキットはありません。よってどこかバイクショップでPCX160のボアアップが可能であるというお店に頼むしかないです。ということでこの記事はそれ以前のPCX160、もしくはPCX150でボアアップを体験したい、加速の性能を上げたいという方向けの記事になります。
しかし未だに疑問に思う方もいると思います。PCX150やPCX160をボアアップする理由があるのか?という疑問です。
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この記事を私が書いたときの疑問でした。一応購入して2か月経ったので言えることがありますが、私はPCX160に関してはそれほど不満はないです。後ろから追っかけてくる車がいますが、それも別に夜の東京23区を走っていれば当然のことでしょう。
ただ速度に関してはいざってときにも出せる方がいいのでどうやったら上げたらいいかなぁと調べてみたら、ボアアップ以外でもPCX160の加速性能を上げる方法を見つけました。
PCX160に乗ってみるとよくわかる弱点というものがあるので、PCX150やPCX160の購入を検討している方は参考にしてください。
PCX160にボアアップキットは存在する?
結論から言うと、現行PCX160(eSP+エンジン)向けの正式なボアアップキットは、国内主要メーカーからはほぼ販売されていません。
違法だからではなく、そもそも需要が少ないのが理由です。
PCX160は156cc単気筒ながら、このクラスでは加速力が非常に優秀です。街乗りからバイパス走行まで十分なトルクがあり、「遅くて困る」という声が少ない。
だから各メーカーも大きな市場性を感じていない。
実際に調べても、有名どころのチューニングメーカーから専用品はほぼ見当たりません。
つまり、
「ボアアップしようかな?」
と思った時点で、まず一度立ち止まるべきなのです。
なぜPCX160のボアアップキットは販売されていないのか?
理由は大きく3つあります。
- eSP+エンジンの完成度が高い
- 排ガス規制と耐久性の問題
- 市場ニーズが小さい
PCX160のeSP+エンジンは、低回転からトルクが出る設計です。
発進時のもたつきも少なく、通勤・配達・ツーリング用途で不足を感じにくい。
メーカー視点で見ると、
「リスクを取ってまで排気量アップ商品を出すメリットが薄い」
というのが本音でしょう。
さらに、スクーターはエンジン単体ではなく駆動系とのバランスが重要です。
単純に排気量を上げても、耐久性や熱問題が出やすい。
結果として、
“やる意味が薄いカスタム”
になりやすいのです。速さを追い求めるなら大型バイクの方がいいですし
PCX160はそういうバイクではないのかな、というのが私の感想です。
例えば私はSP武川のパワーフィルターというパーツが非常に好きなのですが
これに交換するだけでも相当なパワーを得られると思います。
それでも加速を上げたいなら?
ここで現実的な話をします。
私自身、昨年11月にPCX160が突然緊急停止しました。
走行距離は約15,000km。
本来は20,000km目安で交換予定だった駆動系部品が寿命を迎えたのが原因だと、バイク屋さんから説明を受けました。
スクーターの加速は、エンジン出力よりも駆動系の状態に強く左右されます。
つまり、
ボアアップよりも先にやるべきことがある。
具体的には:
- ドライブベルトの定期交換
- ウェイトローラーの点検
- クラッチスプリングの交換
強化クラッチスプリングや強化スプリングは、「速くするため」ではなく
“どうせ交換するなら少し余裕を持たせる”
という選び方もできます。
実際、駆動系が劣化すると
- 発進がもたつく
- 最高速が伸びない
- 最悪の場合、走行不能
になります。
私はそれを体験しました。
ボアアップを考える前に、
まず駆動系の健康状態を見直す方が、体感は大きく変わります。
いざ何かの理由で止まったとき即座に交換できた方が良いと思います。
その時の替えの駆動系のパーツも持っておく、という発想の方が良いと思います。
ボアアップを検討する前に考えるべきこと
仮にボアアップが可能だったとしても、考えるべきことがあります。
- 保険の告知義務
- 耐久性低下の可能性
- 下取り価格への影響
特にPCX160は通勤・実用車として使う人が多いバイクです。
長く乗る前提なら、
安定性と信頼性は大きな価値になります。
私は事故も経験し、駆動系トラブルも経験しました。
その立場から言うと、
「速さ」より「止まらないこと」の方がはるかに重要です。
ボアアップを考えるよりも、
- 定期メンテナンス
- 消耗品の早め交換
- 駆動系のリフレッシュ
この方が結果的に満足度は高いです。
この時保険に入っていればロードサービスがついていますが
もし高いのであまり高いものに入りたくないという人はJAFなどもいい選択肢になります。
いずれにしても何かには入っておかないと
車両トラブルが起きたとき大変な事態を招くことは間違いないです。
👉 JAF
PCX160のボアアップより大事なのは使用目的
まず私が5年間PCX160とPCX125を乗り換えて、感じたことを書いていこうと思います。
- ボアアップなんて大して意味がない
- むしろ大事なのは使用目的(走行距離は出し入れの頻度が違う)
- やるなら突き上げ対策の方がはるかに重要
この3点です。つまりボアアップキットなどよりリアサスの交換の方が重要だ、という意味です。
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RPM Double R 4型 5型 シグナスX CYGNUS X BW`S アジャスタブル リア サスペンション 360mm ブラック V3
このサスペンションは360㎜なのですが、これをPCX160に取り付ける人もいるぐらいです。
PCX160はそのぐらいリアサスに不満を持っている人が多いということです。
しかも上記のリアサスはPCX160用ではなく、シグナスX用です。
YSSの開発の方がそれを見越しているのかはわからないですが
どうもYSSのリアサスをPCX160に流用している方は多いようです。
こういう感じでボアアップより大事なのはリアサスの方です。
是非ボアアップよりリアサスの交換を行っていただいて
突き上げがどのように解消されているか体感していただくのも
PCX160のボアアップキットより楽しみが増えるのではと感じます。
👉 PCX160の突き上げを先に知りたい、または解消したい方はこちら
PCX150でのボアアップキットの選び方とおすすめ!
PCX160のKF47だとボアアップキットは存在しないので、PCX150に乗っている方やこれからPCX160を購入検討をしている方は、PCX150の方がいいかもしれません。ボアアップをする前提でPCX150のKF30モデルを狙った方がいいと思います。
最近のモデルだとボアアップキットが売れないらしく、メーカーがキット自体を作らないという事態が起きているようですね。なので不動車などを除いた中古車を自分でボアアップキットを取り付けた方が速いようです。SP武川さんのボアアップキットが結構評判が良いようですが、PCX150なら結構ボアアップキットがあるので紹介出来る限り紹介していきたいと思います。
排気量アップキット
170ccキットはバランスを重視しており、一方で180ccキットは最大のパワーを追求するユーザーにおすすめです。 排気量アップキットなら、下記の商品などがあります。
ハイコンプピストンキット
純正排気量のままでパワーアップが可能であり、燃費の向上も期待できます。PCXだとPCX125とPCX150を対象にした商品ならありますので、もしボアアップをしたいという方はKF47以外のモデルならできると思います。
PCX150をボアアップ!実際にどうだったのか?
実際にキットを使用した人々の評価を参考にすることで、商品選びの参考になります。特に、同じ車種での取り付け事例は大変参考になります。レビューをよく読んでいると、やっぱり20㏄のアップも全然違いがあるみたいですね。私の場合は2023年式のKF47に乗っているので、今はボアアップはいいかなっていう感じです。
リード125をボアアップしたことがありますが、175ccの武川のやつはすごくいいですよ。腰下はpcxとおなじなのでつかってる。 ただし、アイドリングストップが使えなくなる可能性があります。燃料調整がかわるので。
こちらの記事が結構役立つんじゃないかなと思います。これを読んでいただければ、ボアアップキットによって排気量以前に走り自体が全般的に変わるんじゃないかなと思います。PCX160に乗って半年経ちますが、私がPCX160をボアアップしたいか?と聞かれたら別にしなくていいやって思います。
もしPCX160をご購入前の方なら中古屋さんを駆けずり回って、PCX150を購入してしまった方が速いかもしれないですね。あとボアアップキットも結構高いので、工賃を浮かすためにも自分で作業は行えた方がいいと思います。
PCX160のボアアップキットはない!より加速性能を上げる方法とは?
先ほどからPCX160のボアアップキットは存在しないとお伝えしました。その理由も一応解説します。その理由は「ニーズがないから」です。笑
しかしそのニーズがない理由が、今回紹介するウェイトローラーにあります。

このウェイトローラーとベルトの連携で、マニュアルバイクのようなクラッチ操作をしなくても、勝手に速度域に応じてクラッチを変えてくれるのでオートマと呼ばれています。クラッチがない代わりにベルトの伸縮によって速度に遭った走りを実現してくれています。
どうもこのウエイトローラーを交換するだけで、3~4㎞ぐらい速くなったというレビューもあります。なのでPCX160を速く走りたいという方は、ウェイトローラーの定期的な交換を施した方がいいかもしれません。
動画内で紹介されたシザーズプーリーホルダーです。

これはウェイトローラーの交換に必須なので、絶対に先に購入しておいた方がいいです。そして電動工具も必要なのですが、ニュートンというボルトを締める力を測れるトルクレンチもあった方がいいです。是非一緒に購入しておくことをおススメします。
PCX160のボアアップキットは存在しないがパワーアップは可能!
ボアアップキットの取り付けは、基本的なエンジン知識とある程度の技術力が必要です。しかしPCX160にはそもそもボアアップキットが存在しないので、ウェイトローラーの交換ぐらいをやっておけばスピードはまあまあ良くなると思います。
- 爽快な走りを楽しめる:PCX160だとウェイトローラーの交換になると思いますが、定期的にVベルトと一緒に交換することで、快適な加速感を楽しむことが可能となります。
- 力強いトルクで快適なクルージング:長距離ツーリングも快適に行えるようになります。坂道の登坂も楽々とこなせ、全体的に快適な運転体験が得られます。
- バイクに詳しくなれる:PCX160で加速力をさらに上げたい方は、自分でカスタムもしたいのではないでしょうか?頑張って作業をやってみると、よりPCXのことに詳しくなれます。
しかしそうは言ってもPCX160をパワーアップさせたいですよね?そういう方は意外と簡単な方法があります。
それがエアクリーナーをいいものに変えてしまうことです。
これは盲点…というより知っている方は知っていることなのですが、いいエアクリーナーに変えてしまうとそれだけでパワーが戻ってくる、それどころかパワーアップした走りを実現してくれます。純正のものを交換し続けてもいいのですが、いいエアクリーナーを見つけたのでご紹介させてください。
駆動系のメンテナンスをするとボアアップキットと同じ効果が?
最近わかってきたことなのですが駆動系のメンテナンスを行うと、限りなく新車に近い加速力。いやむしろ前よりパワーが上がったように感じました。
PCX160リミッター解除!最高速で失敗しない注意点 – ポレポレ日記
私はちょっと失敗してしまったので駆動系のことは、バイク屋さんに任せることになりました。しかしそれでも走りを少しでも快適に速くしたいなら、一番有効的なやり方じゃないかなと思っています。私はバイク屋さんに任せるとしても、自分でやるとしてもベルトはキタコがいいなぁと思っています。
純正でもOKなのですがキタコの方がパワーが高いような気がしています。この辺は具体的に比べたわけではないのですが、結構走りに関してもかなり高速道路で流れに乗れないということはないです。ボアアップキットを探すより、ベルトやスライドピース、ウェイトローラーを変えてしまった方が楽だと思われます。
KF47に適合しているはずなのですが一応型番には注意をしてください。バイク屋さんに持っていけば一発でわかることではあるので、持って行ってみて大丈夫そうならそのまま変えてもらってください。大体2万キロ走破したら一回交換するという感じでいいと思います。
まとめ
PCX160 ボアアップキットは、PCX160のパワーを大幅に向上させることができる魅力的なアイテムです。しかしKF47になって以来、ボアアップキットの販売は行っていない模様です。理由はそれほど加速力に不満を持つ人が多くないからです。
そしてスピードをそれほど上げたいとしても、ウェイトローラーとベルトの交換がいい働きをするので、まったくもってボアアップキットの出番はないのです。
ボアアップキットはPCX160のKF47では存在しないので、やるのだとすればエアクリーナーの交換ともう一つマフラーの交換だと思います。この二つを組み合わせると、スピードが元に戻るしパワーアップを狙っている方ならもっとパワーが上がるのではないかと思います。
しかし駆動系の最大の問題はメンテナンスをするにも、手作業だと時間がかかってしまうことです。なので電動工具は必須だと思ってください。自分で手で組めるという自信がある方は、バイクショップで働いたことのある方じゃないかなと思います。
そのぐらいトルク管理も難しいので、正しい知識を付けてから作業に臨んでください。それが無理そうならバイクショップに持ち込んだ方が早いし確実です。いずれにしても外すときは電動インパクトレンチで、取り付けるときはプレセット型トルクレンチは必須だと思います。カチッというまでしっかり規定トルクで締めてください。