PCX160の純正ウエイトローラーの重さは?ダッシュ力が付く重さや設定術も解説

「PCX160の純正ウエイトローラーって何グラムなの?」という疑問を抱くライダーは少なくありません。特に駆動系のチューニングに興味が湧いたとき、その数値が自分の乗り味や通勤効率、あるいは休日のツーリングスタイルにどう影響するかを知りたくなるものです。
「純正はベストなのか、それとも少し変えたほうが満足できるのか?」と考え始めると、部品のスペックや交換のメリット・デメリット、そして本当におすすめできるカスタムのポイントを次々と知りたくなります。ウエイトローラーの選択は思いのほか複雑で、自分の走りの傾向や目的によって答えが変わるものです。
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一つ注意点があるとすれば、駆動系に関する作業なので必ず電動インパクトレンチを使用してください。…とはいっても当然手動で行うことも可能です。しかし59Nmという規定トルクでキッチリ最初は締まっているので、取り外しにも非常に苦労をすると思います。
電動インパクトレンチを使用するとプーリーホルダーなどはいらず、手で押さえながらプーリーを外すことができます。そういう意味でも電動インパクトレンチの使用をおススメしています。
ということで最低限必要な工具を紹介したところで、今回はこの流れで解説をしていきます。実際にウエイトローラーの重さを変えるとどうなるのか?ということも、目的別に徹底して解説を加えていこうと思います。
PCX160(KF47)の純正ウエイトローラー:1個19gぐらい
PCX160(型式KF47)に標準装着されているウエイトローラーは、1個あたり「19g」です。この数値は多くのパーツレビューやユーザー体験談、そして純正部品の品番からも公式に確認できる根拠ある情報です。「市販品には20gも見かけるけど、実は純正は19gでした」と混乱する声も一部にありますが、ホンダ公式品番「22123-K0S-V00」の仕様として間違いありません。

複数の専門ショップやバイクカスタムの先人たちも「PCX160のウエイトローラーは標準で19g」と明記しており、「これが基準数値だよ」と納得できるセッティングの出発点です。しかし測ってみると20gと出ていますね。このぐらいの誤差なのですが、結構このウエイトローラーは重いです。純正のものは加速力重視というよりは、長く走ることを考えられたセッティングかなと思います。
締め付け不良にはご注意を!PCX160のリミッターカット完全ガイド – ポレポレ日記
もしこの駆動系のカスタムに興味があるのなら、こちらの記事でリミッターカットにチャレンジしたものを紹介しています。私の場合プーリー側のホルダーが外れてしまい、結局リミッターカットはできたものの整備不良を起こしてしまいました。そういう意味合いもあって電動インパクトレンチの使用を推奨しているというわけです。
是非上記の記事も参考にしていただき、走行中に工事音を発して止まってしまうというような不具合を起こさないよう、くれぐれも気を付けて作業を行ってください。
純正部品のスペック詳細(品番・サイズ・個数)
純正ウエイトローラーは、品番「22123-K0S-V00」で流通しています。サイズは直径20mm × 幅15mmのシリンダー形状、1台分の個数は6個。こうした規格はPCX160の駆動系設計に則ったものであり、安定した発進とスムーズな変速フィーリングを実現するために最適化されています。
「定期交換部品」としても純正品の安心感と耐久性は高く、リフレッシュ目的のユーザーにも選ばれています。サイズの数値は社外品選びでも重要な基準となり、「社外品でも“20×15mm”でOK?」と迷った際の判別ポイントになります。
純正の重さ「19g」はどんな乗り味?ホンダの狙いを考察
「19g」というウエイトローラーの純正設定は、ホンダが長年に渡り培ったバランス設計の集大成。加速性能と燃費効率の兼ね合いに優れ、どんなライディングシーンでも万能に機能するセッティングです。ホンダはPCX160の車重やエンジン特性、ユーザー層の広さまで考えたうえで「速すぎず、遅すぎず」「乗り心地が安定し、燃費も良好な数値」を導き出しました。
「これって普通すぎない?」という声もありますが、私が実際に19gで乗っている感じだと、走行時のダッシュはあまり強くないような印象です。しかし今の交通事情はあまりこの交差点ダッシュとか茨城ダッシュのようなものを、あまり推奨していない交通ルールになっているように感じます。
よって私はよっぽどPCX160の走りに不満がないかぎり、19gの純正のウエイトローラーで基本的にはOKだと思います。駆動系のメンテナンスは自分で初めてやると2時間以上かかる場合があるので、バイク屋さんにお任せしてしまうのが一番いいのではないかなと思います。

加速感と燃費性能のバランスを重視した標準的なセッティング
純正19gのウエイトローラーは、加速と燃費のバランスを追求した結果と言えるでしょう。軽すぎるとエンジン回転数が常に高めになるため燃費が悪化しやすいのですが、19gという設定は日常的な走行でエンジン負担が少なく、静粛性も保たれます。
「長距離の巡航から通勤のストップ&ゴーまで違和感なく使える」そんなユーザーフィードバックが多く集まる理由は、万能性重視の絶妙な数値だからです。メーカーとしては、幅広い乗り手が「とりあえず純正で不満がない」状態を狙っているため、ベースの性能を損なわず、なおかつメンテナンス時の交換基準としても使いやすい安全設計といえます。
実際にリミッターカットを行うと、名古屋までは簡単に行けます。簡単に行ける…と聞くとはぁ?って思われると思いますが、まあ簡単ではないですね。笑
しかし行けるか?と聞かれれば行けるので、片道300㎞より短い距離であれば問題なくツーリングも頻繁に行えると思います。下記の記事の時に使っていたウエイトローラーが19gの純正品です。仕事でバイクを走らせている方は重いウエイトローラーの方がいいのではないかなと思います。
下記の記事は電動インパクトレンチではなく、手組で行ったものなので作業自体もイメージしやすいかなと思います。

【目的別】PCX160ウエイトローラーのおすすめセッティングと人気パーツ
PCX160の駆動系カスタムは、エンジンの力を効率的にリアタイヤに伝えるパーツ群を調整・交換することで、加速性能や最高速の向上を狙うものです。その主な構成要素はプーリー、ウエイトローラー、クラッチ、ドライブベルトです。
プーリーはエンジン回転数に応じて変速比を自動調整し、ウエイトローラーは遠心力でプーリーの動作を制御します。クラッチは一定回転数で繋がり、発進時のショックを和らげ加速をスムーズにします。ドライブベルトはエンジンの動力をタイヤに伝えますが、消耗品のため耐久性と伝達効率を上げたい場合は強化品への交換が有効です。
- 加速型:発進と中低速の加速重視。ウエイトローラーの軽量化が基本。街乗りや峠道向き。
- 最高速型:高速巡航での伸びや余裕重視。ウエイトローラーの重量増加や高性能プーリーが効果的。
- バランス型:日常の使い勝手と高速走行のバランスを取るセッティング。
またDIYでカスタムを行う際は、プーリーやクラッチのナットを規定トルク(59Nm)で締める必要があり、プレセット型トルクレンチが推奨されます。適切な締め付けを怠ると走行中の異常音や緊急停止の原因となるため注意が必要です。
加速型
この範囲のウエイトローラーは発進加速や中低速の回転数上昇が顕著で、アクセル操作に対してリニアにエンジンが反応します。街乗りや峠道など、俊敏な走りを楽しみたいユーザー向けです。ただし、エンジン回転が高くなるため燃費が悪化しやすく、騒音も増加する傾向があります。
街中で信号ダッシュが速いバイクは、大体こういう軽いウエイトローラーを組んでいると想像できます。しかし私は一日100㎞ぐらいPCX160で走る仕事をしていますが、正直に言うとこの軽いウエイトローラーを組んでしまうと、毎回メンテナンスを駆動系のパーツを開けて行わないといけなくなります。
この辺の信号ダッシュなどは好みにもよるのですが、毎回前を絶対に走っていたいというようなライダーでもない限り、あまり組んでいる必要性はないように感じます。ウエイトローラーにこだわるのは結構マニアな方と思うので、この軽いウエイトローラーを組みたい方は、自分が普段どういう走りを実現したいのか?ということをしっかり相談しながら、駆動系のプーリーを開けながら考えてみてください。
バランス型
このセッティングは、加速性と燃費のバランスが取れており、多くのユーザーにとって「扱いやすい」と感じる範囲です。特に17gは純正19gの性能をベースに加速性能をわずかに向上させたい場合に適しています。18gは微調整として純正よりもわずかに軽いローラーで、滑らかな加速と安定した走行性を保ちつつ、燃費悪化も抑えています。ドクタープーリーのような特殊形状の19gもこの範囲に含まれ、よりリニアで谷間のない加速を実現します。
下記の製品だと17g固定の商品ではなく、11.0g~19.0gまで選べます。もし純正より若干軽いウエイトローラーを試してみたいと思ったら、電動インパクトレンチを使用して新しくプーリーにウエイトローラーを組みなおしてください。
最高速型
純正前後の重量で、高速道路巡航や燃費改善を重視した設定です。特に20gはエンジン回転数を抑え、長距離走行の疲労軽減や静粛性に関係しますが、街乗りでの加速はやや鈍くなります。この領域は「快適なクルージング」を求めるユーザーに適しており、プーリーやマフラーの交換と併用することでより効果的に機能します。
先ほどから紹介してはいるのですが、私は社外品を探すよりハッキリ言って純正のものでいいと思っています。この重さのウエイトローラーを選ぶ方は、長くいい足を使ってくれると思ってください。高速道路もそうですがそれ以前に一般道でも相当長く頻繁に毎日走るようなライダー向けのセッティングとなります。
私はよほどこだわりがない限り、この純正のウエイトローラーでいいと思います。PCX160は正直に言うと社外品のパーツより社内品の純正パーツがしっかりそろっているので、何もこだわりがない限りはこの純正のウエイトローラーを組んでおけば大丈夫です。というよりバイク屋さんに任せてしまっていいので、このパーツを選んでおけば大丈夫と思ってください。
まとめ
PCX160のプーリーカスタムは、単なるパーツ交換以上に、駆動系全体のセッティング理解と繊細な調整が伴うため、初心者は慎重に計画することが大切です。一方で、適切なカスタムにより「気持ちの良い加速」と「快適な高速巡航」を両立できるようになります。専門店でのアドバイスも併用しながら、自分の走りに合ったカスタムを目指しましょう。今回は重さ別に目的を分けて、ウエイトローラーを紹介しました。
- 加速型:13gぐらい
- バランス型:16gぐらい
- 最高速型:19gぐらい
と言った感じです。これに付随してもし自分の好みのバイクにより近づけたいという方は、プーリーごと変えてしまうのもいいと思います。私のように駆動系を錆びさせてしまったという方は、こういった替えのパーツも持っておくといいと思います。自分の好みに近づけるPCX160のカスタムの一つの参考にしてください。