PCX160の燃費は本当に悪いのか?燃費が悪いかいいのかを徹底解剖!
PCX160を半年以上仕事で使っていて、思った燃費ですが。私としてはあまり悪いとは思えないです。PCX160で一日125㎞ぐらい走りますが、大体給油無しで最大5L弱減っている感じです。PCX160は8.1Lぐらいタンク容量があるので、それを考えると結構減るのも早いかなと思います。
大体リッター45kmぐらいは走ると言われていますが、走行距離が3万キロを超えると燃費が急激に悪くなっているような印象です。私の仕事の方が毎月走行距離が長くなっているので、それに応じて明らかに燃費が落ちているような印象はあります。
PCX160の最大の特徴は、PCX125の感覚でPCX160に乗ることができるという感じです。しかし高速道路などを毎日のように使ってみて、明らかにPCX125よりは燃費はいいとは思えないです。その辺も考慮してPCX160を購入するかどうか検討をしてください。
- PCX160での低燃費走行の運転について
- 吸気系・排気系の二つはワンセットで
- 私の体験談に基づいた燃費向上を促すカスタムパーツ
こういう流れで話を進めていきます。私のように頻繁に高速道路に乗る方は、PCX160の方がいいです。しかし高速道路になんて乗らず、車通りの多い国道などを走りたい方は、PCX125の方がいいというのが、私がPCXに6台乗り換え続けて感じた感想です。
走り方次第!燃費に影響する運転習慣と道に迷って燃費を悪くしない方法を紹介!
この記事を書く前の日に、仕事で東京~名古屋まで320㎞をかけて、PCX160で行ってきました。
行ったことのない土地で、何回か道に迷いました。燃費としては5L以上消費をして、ガソリンスタンドを探す羽目になりました。おまけに雨にも降られる始末。地図をスマホに頼っていたので、雨に濡らすわけにもいかずずーっとPCX160のシート下にしまっていました。
迷いながらガソリンスタンドを探していたので、6Lもガソリンを消費していました。燃費は当然知らない土地でずーっと迷っていると、いくらPCX160の燃費がいいと言われても無駄にガソリンを使います。そしてPCX160も究極の消耗品なので、当然知らない土地を迷い続けて走り続ければ、バイクの劣化が早まり燃費も悪くなっていきます。
配線工事のいらない取り付けに手間のかからない、雨に濡れても平気なスマホに変わる地図があればな~そう思っていたらこういうアイテムがありました。
AKEEYO AIO-5 Play 次世代バイク スマートライドモニター ディスプレイ CarPlayやAndroid Auto対応 ナビゲーション Bluetooth対応 音声操作 60FPS 5インチIPS液晶 1000cd/m² USB給電 GPS内蔵 屋内モード(W52)搭載 専用アプリ連携 振動アラーム IP68規格 配線工事不要
スマートライドディスプレイというらしいです。このアイテムが何で燃費の改善につながるか?というと、以下のメリットを見ていただければと思います。
- スマホと同期化することで充電スポットを探す手間を省く
- ナビゲーション機能によって安全性と低燃費走行を実現
- 走行データの可視化によって自分の走りの無駄を省く
- カスタムのやり方によってハンドル操作の妨害を防ぐ
- 防水・防塵仕様によりスマホという資産を守る
- ハンズフリー設計によりライダーのスマホによる無駄な操作を減らす
- ファームウェアのアップデート機能によりユーザーの不満点を随時改善
何よりUSB給電というのが嬉しいですね。このタイプの商品はフロントアッパーカウルを外して、いちいちACC電源を引っ張ってこないといけないのですが、USB給電なのでそもそもいらないです。手間がかからないのでスピードの表示計の上に取り付けられるような加工をすれば、ハンドル操作を邪魔することも少ないです。
こういうアイテムを取り付けることも、燃費の向上につながります。なにせ知らない土地で迷うことが、このスマートライドディスプレイのおかげで少なくなります。スマホの充電がなくなったという不安も少なくなり、充電スポットをいちいち探して充電する必要性はないです。
今度地方へ長距離ツーリングや仕事で行くときは、スマートライドディスプレイを持っていこうと思います。もしPCX160で長距離ツーリングを行いたい方がいたら、こういう知らない土地で迷わず目的地まで行けるアイテムがある、ということも燃費向上の参考にしていただければと思います。
急加速・急ブレーキが燃費を悪化させる理由
急加速や急ブレーキは、燃費に悪影響を与える大きな要因です。急加速時には、エンジンに過剰な負荷がかかり、多くの燃料が消費されます。
また、急ブレーキは、加速した分のエネルギーを無駄にするため、燃費効率が悪化します。これらの動作は、短距離走行が多い場合や、頻繁に信号待ちが発生する市街地で特に燃費を悪化させる傾向があります。
基本的にこの現象自体は以下の3つで解決できます。
- ブレーキレバーをいいものに変えてしまう
- ブレーキパッドを最新の状態にする
- 車間距離を多めに取る
車間距離を多めに取ると原付とかが横入りしてきますが、それを気にしないならこのやり方で解決できます。横断歩道に歩行者がいたら止まるというのも、まあ確かに効果的ではありますが。気が付かない場合もあるとは思うので、その辺行ってしまうかどうかは臨機応変に対応してください。
私がカスタムしてみた中では、ブレーキレバーをU-KANAYAのものにしてから、全く手の疲れなどはなくなりました。は?って思うかもしれませんが、意外と効果的だったのでご紹介だけしておきます。
エコ運転で低燃費にPCX160で高速道路を走行:ドラレコの重要性
エコ運転は、燃費向上に直結する運転技術です。エコ運転の基本は、ゆっくりとした加速と、適切なスピードを維持することにあります。
具体的には、アクセルを一定に保ち、無駄な加速や減速を避けることで、エンジンの負荷を最小限に抑えます。また、信号待ちや渋滞時には、アイドリングストップを活用することも効果的です。これにより、燃料の無駄を省き、燃費を大幅に向上させることができます。
高速道路に乗る前提でPCX160を購入する方が多いように思うのですが、追い越し車線に乗りづらいという意見も多くみられました。しかしそもそも110㎞/h以上は出るPCX160で、追い越し車線で後ろから突っついてくる行為が問題です。
エコ運転につながると思うので一応書いておきますが、追い越し車線が何であるのか?というと、走行車線で明らかに法定速度の80㎞/h未満で走っている車がいたりするからです。追い越し車線を何キロも走り続けて捕まる人は、そもそも追い越し車線の定義がわかっていないからです。
追い越し車線:追い越す車を追い越せたら走行車線にすぐ戻る
というのが前提です。この前提を踏まえたうえで走っていれば、あまり高速道路上で問題は起きないはずです。それでももしエコ運転をしていて突っついてくる車がいたら、ドラレコは必ず安いものでもいいので国産のものを取り付けて証拠を残しておいてください。記憶より記録です。
定速走行が燃費向上に繋がる理由
定速走行は、エンジンの効率を最大限に引き出すための重要なテクニックです。一定速度を保つことで、エンジンが最も効率的に燃焼できる回転数を維持でき、燃料消費を最小限に抑えることができます。
特に高速道路やバイパスなど、信号が少ない道での定速走行は、燃費改善に非常に効果的です。
次に、タイヤの空気圧が燃費に与える影響について見ていきましょう。運転習慣の改善に加えて、タイヤのメンテナンスも忘れてはいけないポイントです。適切な空気圧の維持は、燃費だけでなく安全性にも直結します。空気圧は徹底的に見直しておきましょう。
高速道路での体験談!燃費改善のヒントとは?
この間片道320㎞をかけて新東名高速道路を乗ってきました。
燃費云々というよりこのときPCX160で出た最高速は130㎞/hです。クランクシャフトに影響を与えてしまったものの、プーリー側の締め付け不良なので大体駆動系メンテナンスは一通り自分でできるんじゃないかなって思います。
というわけでこれが燃費とどう関係あるんだ?という話ですが、アクセル一定と言っても非常に難しいので、、、
- しっかり車間距離を保つ
- 一定の速度域を守る
- SAやPAなどをしっかり利用する
- 邪魔する車をなるべく避ける
- 煽りが多そうならドラレコを付ける
この4点をしっかり守ってくれれば、大体高速道路じゃなくても快適な走行を維持できるのではないか?と思います。PCX160は名の通り159ccぐらいしかないので、どう上手に乗っても2,3回はガソリンスタンドに寄るようなイメージを持ってください。
なので高速道路ならガソリンスタンドなしのPAでいいのか、ガソリンスタンド有のSAがいいのか。この辺をしっかり把握しておく必要があります。
新東名高速道路は特に夜間バスがかなり邪魔をしてくる場合があります。トラックも遅いくせに追い越し車線とか使いたがるので、こういうのをいかに避けるか?というのも素早くSAやPAに入るコツになります。
排気系カスタムで燃費改善
排気系カスタムは、エンジンの排気効率を向上させ、燃費改善に効果的です。例えば、軽量で排気効率の高いマフラーを装着することで、エンジンの負担を軽減し、燃料消費を抑えることができます。
また、排気系をチューニングすることで、エンジンの出力が最適化され、低回転域でのトルクが向上するため、少ないアクセル操作での走行が可能になります。
吸気系カスタムでパワーアップと燃費向上
吸気系のカスタムも、燃費改善に寄与する重要な要素です。例えば、エアクリーナーを高効率なものに交換することで、エンジンへの空気供給がスムーズになり、燃焼効率が向上します。
SP武川のパワーフィルターに変えてから、本当に走りが太くなったという印象を持っています。駆動系をいじると今回みたいなことが起こりえるのですが、エアフィルターの交換でそれほど手間を取ることはないと思います。
不安なことがあるなら締め付け不良が起こることかもしれませんが、普通にネジをなめてしまう可能性が高いです。なのでこれ以上ネジが回らないというところまでしっかり締まっていれば、私は問題はないんじゃないかなと思っています。
その他、燃費改善に繋がるカスタムパーツ
他にも、軽量ホイールや低抵抗タイヤの装着は、転がり抵抗を減らし、燃費改善に効果的です。また、エンジン制御ユニット(ECU)のリマッピングによって、燃料供給量や点火タイミングを最適化し、燃費をさらに向上させることができます。これらのカスタムは、費用対効果が高く、燃費改善に直結するパーツ選びとしておすすめです。
PCX160の純正タイヤは何?目安や交換時期も解説! – ポレポレ日記 (poreporejpn.com)
もし高速道路、峠などを頻繁に走るのなら、タイヤは純正品がいいんじゃないかなと思います。純正品とMICHELIN CITY GRIPと違うのは、とにかく長持ちすることかなと思います。かなり使い込んでもすり減りにくく、しかもすり減ってもグリップを維持できる点がコスパがいいと思います。
MICHELIN GITY GRIPも同じような性能ではあるのですが、IRCのSCT-001も高速道路を走っても安定した走りを実現できます。130㎞/hを新東名高速道路の120㎞/h区間でマークしたとは書きましたが、あまりこの速度をずーっと出しすぎない方がいいと思います。
そうしたときIRCのSCT-001ならそんな速度を出さずとも、坂道でも安定した速度を実現してくれるので高速道路でも煽られる不安も減っていきます。
まとめ
PCX160の燃費改善に向けた取り組みは、経済的にも環境的にも大きなメリットをもたらします。PCX160の燃費が悪いと言われる原因は、その人がPCX160より燃費がいいバイクに乗っていたからじゃないか?と推察しています。
あとあるのだとすれば高速道路を頻繁に使っていたとか、そういうことじゃないかなと思います。高速道路を利用して思ったのですが、50km~100㎞で3つメモリが減っているような感じです。つまり3~4リットルは絶対に減っている計算です。
一般道でもやっぱり移動に時間がかかると、当然ガソリンが減っているという印象です。なのであまりPCX160自体の燃費の悪いということに、関係ないんじゃないかなと思っています。もしこれ以上に燃費をよくしたいなら、ストップごーを減らす取り組みの方がいいかなと思います。
PCXにサイドバッグを取り付けて必要な荷物を減らすとか、そういうことも燃費の向上につながりやすいです。サイドバッグは持っていても損はしないので、付けておいても問題はないかと思います。私はタナックスのシートバッグに荷物を入れておけるので、燃費もさほど悪くならないしエンジンオイルを交換し続けてあげればぴんぴん走ります。
大体3万キロぐらい走っていますが、後1万キロぐらいでベルトを交換してまた走ってくれると思います。燃費の悪さはその土地の地図を覚えるとかそういうことで、かなり燃費を良くすることも可能です。是非荷物にも気を配ってもらって、安全で楽しいPCX160ライフを楽しんでください。