PCX160で120km/hは可能?高速走行のメリットとデメリット
結論から言うとできます。というか大体120㎞/hぐらいが頭打ちと言えます。
そして他のライダーの方が指摘している、「追い越し車線は使えないのか?」という問題です。多分逆に追い越し車線も上手に使わないと、ノロノロドライバーの車に変な目に遭うと思います。
今は11月ですが実際に結構PCX160でも高速道路では速いので、結構寒いです。昼や夕方は16℃ぐらいですが、真夜中まで走る方がもしいたら、6℃~3℃といった感じの気温になります。
人によっては深夜に乗って深夜割を狙うという人もいると思うので、その時に絶対にこれは持っておくべき!というアイテムを私の体験を基に解説を加えていこうと思います。この記事はツーリングを行うという前提で書いているので、違和感が若干あるかもしれません。笑
結論は120㎞/hは出るなのですが、そこにもちょっと奥が深い原因や対処法などがあるので、この記事が気に入っていただけたらこのまま読み進めていただき、PCX160の購入の参考にしていただければと思います。
PCX160で120km/hを出せるのか?
新東名高速道路の120㎞/h区間で、最高130㎞/hは出ました。証拠の写真がないので立証しにくいのですが、出るは出ます。ただし下りだったりいろいろな条件が整わないと、この走行は不可能に思えます。PCX160のエンジンは157ccで最大出力15.8馬力、最高速度はメーカー公式では約115km/hとされています。
例えば、軽量なライダーが風防を装着して平坦な高速道路を走行する場合、120km/hを一時的に超えるケースもあるようです。一方で、強風や急な上り坂ではエンジンの限界に達することがあります。
急な上り坂ではちゃんと装備を整えても110㎞/hも行くかな、っていう感じです。出るは出るのですがあくまで条件次第である、ということを忘れないでください。ライダーであるあなたの道路の経験値こそ、本当にPCX160の最高出力を出せると思っていただければと思います。
120km/h走行のメリット
PCX160で120km/hを出せると、高速道路での移動時間が短縮されます。特に長距離ツーリングでは効率が向上し、到着時間が早まる点が魅力です。また、速度を維持しやすいため、後続車からのプレッシャーが減り快適な走行が可能になります。
PCX160の最大のウリは、PCX125の感覚で高速道路を巡行できるという点です。この点のみのメリットなので、PCX125から乗っていないライダーの方は、なんのこっちゃ!という話になります。前にPCX160のボアアップの話をしたのですが、ボアアップキットはないです。
しかし駆動系をリフレッシュすることで、前の速さが戻ってくることが多いです。できることなら自分でメンテナンスを行って、速度が落ちないようにしてください。
120km/h走行のデメリット
一方で、120km/hでの走行には燃費の悪化やタイヤの摩耗が伴います。実際、PCX160の燃費性能は通常時で約40km/L程度ですが、高速走行ではこれが大幅に低下します。また、風の影響で車体が不安定になりやすく、長時間の高速走行はライダーにとって疲労をもたらします。さらに、法定速度を超える場合、交通違反のリスクも無視できません。
どこを走るかによるのですが、都内を走る方がいたら以下のことに気を付けてください。
- タクシーの急停止や急発進
- トラックの強引な幅寄せ
- 歩行者
タクシーもやりたい放題な感じはあるのですが、そんなの比べ物にならないほど気を付けないといけないのが歩行者です。タクシーや一般車両の陰から出てきたり、横断歩道でない場所を平気で横断したりします。赤信号でも平然と横断している歩行者もいるので、PCX160の火力を過信せず適切な速度で走っていただければいいなと思います。
要するに何があるかはわからないということです。そういうときのドラレコです。ドラレコはお金が高くても、必ず日本製のものがいいと思います。連続録画してくれない商品もあるのですが、日本製は今のところそういう不具合は聞こえてきません。
ドラレコの導入はバイクに乗る前に真っ先に揃えてください。私ならバイクに取り付けるタイプにしてしまうと思います。事故なんて起きないことがベストですが、何があるかがわからないのが東京という街です。備えは万全にしてPCX160に乗ってください。
PCX160での120km/h走行の安全性
基本的にPCX160であれば120㎞/h走行は安全です。しかしそれ以前に気を付けて走行しないと、急激なトラブルに対応できなくなります。
この記事を書いているのが11月なのですが、とても寒くなります。夏や秋ならまだ全然寒くなかったのですが、昼間は16℃ぐらいあるのに夜は6℃~3℃という世界です。なので必ず電熱系装備は必須になると思います。
PCX160の安全性
PCX160はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やTCS(トラクション・コントロール・システム)を標準装備しており、安全性に優れています。これにより、急制動時や滑りやすい路面での安定性が確保されています。
ただしリアが摩耗していると、この性能も完全には発揮されにくいです。タイヤがつるつるになってきたなと感じたら、即タイヤを交換してください。
逆に言えば交換するまで古い今履いているタイヤを使い切るという考え方も悪くないと思います。しかしそれも摩耗の状態によるのでタイヤの表面がつるつるになる前に、必ず一回バイク屋さんに相談してタイヤを交換してもらいましょう。自分でできる方はもちろん自分のタイミングで交換してしまっても問題はありません。
もし迷ったらバイク屋さんが「これでいいですか?」って聞いてくるので、OKならOKで。嫌なら自分で変えたいタイヤを買ってしまうのもいいと思います。悩んだらMICHELIN CITY GRIPを履いていれば問題はありません。タイヤのサイズが若干大きいのでは?と思う方もいると思いますが、このぐらいのサイズなら履けます。
高速走行時の注意点
120km/hでの走行では、車間距離を十分に確保することが最重要です。追い越しや合流時の確認も入念に行いましょう。また、天候や路面状況によっては速度を控える判断も必要です。特に雨天時は、滑りやすい路面でタイヤのグリップが低下し、ブレーキ性能が損なわれる可能性があります。
私は何より体調が問題だと思います。
何を言いたいのか?というと、突然の豪雨に振られると視界が悪くなるだけではありません。体が異常に冷えて、大変なことになります。そういうときに着替えなどもあればいいのですが、
120km/h走行中のトラブル
高速走行中にパンクやエンジン不調が発生した場合、速やかに路肩へ退避する必要があります。ツーリング中には、予備の工具や連絡先情報を常備しておきましょう。
- 発煙筒(電池)
- 発煙筒(実際に発火するタイプ)
- 三角表示板
この3つは必ず常に常備しておいて、車体トラブルが起きたら路肩に停めて必ずこの3つを付けてください。すぐ付けないとトラックや大きい車が気付かない場合があるので、ヘルメットなどは絶対に脱がないでください。エーモンのパープルセーバーという製品もありますが、これでも大丈夫です。
三角表示板の代わりにパープルセーバーを使う方が、まだ真夜中でも見えやすいので気が付かれやすいと思います。発火するタイプの発煙筒はAmazonでは売っていないので、ホームセンターなどで探してください。すぐ見つかると思います。
ヘルメットの重要性
120km/hでの走行時には、適切なヘルメットが必須です。フルフェイスヘルメットは風切り音を抑え、安全性を高める点で推奨されます。また、耐久性のあるヘルメットを選ぶことで、長距離ツーリングでも快適に過ごせます。
私の場合なのですが今OGKカブトのRyukiを履いています。しかしフィッティングサービスを受けていないので、結構でかめです。逆に言えばそういう理由でバラクラバ(目出し帽)やLoop Experience 2などを身に着けることができます。
こういうのは計画性にもよるのかもしれませんが、自分が身に着けていて一番いいと思えるものを装着してください。私のヘルメットはこういう状態なのですが、2年以上このヘルメットを使っています。結果何も今のところ不満点はないですね。この状態だと静音性は低いので、やっぱりLoopの耳栓は必須です。
ポータブル電源という選択肢
私は最近ポータブル電源というアイテムを買ったのですが、これがとても便利で使い勝手がいいですね。
16万円と結構高価なうえに、意外と持ち物として場所を取るんですよね。なので積載なども気を付けないといけないのですが、一度載せられさえすれば一日寒さと戦う必要はなくなります。
基本的には手とつま先が暖かければ問題はないと思うのですが、モバイルバッテリーだと消費が激しすぎるんですよね。3℃ぐらいになるともう最高火力でないと温まらないのですが、ポータブル電源なら問題はないです。大容量のバッテリーなので、小型のものでも一つ持っておくといいように思います。
私はAnker製のポータブル電源を使っていますが、非常に重宝しています。余裕があればもう一個買っておこうかなと思っています。
PCX160を高速道路で乗るときの装備について
私は最近思っているのですが、ポータブル電源は持っていてもいいと思いました。
これが一つあるだけでパソコンで作業をする私は、時間を拘束されすぎずどこでも仕事が可能になります。今年名古屋まで2回行ってきたのですが、結構大容量の電源があればな~と思うシーンが多かったように感じました。
バイク自体のカスタムも確かに必須だとは思ったのですが、自分自身の疲労対策なども必須だと思います。真冬は防寒ですし、真夏は体をいかに冷やすかということだと思います。そのためのバイクカスタムなので、その辺は忘れないでください。
Ankerのポータブル電源は使いやすくて、本当に電熱系装備が活き活きするので、もう一個持っておこうかなと思います。5年保証してくれるので、Ankerに充電できなくなったと言えば、すぐ対応してくれて直してくれるのも嬉しいところです。
風防の選び方と効果
風防は風切り音の軽減や防寒効果、ライダーの疲労軽減に役立ちます。スクリーンタイプやナックルガードなど、用途に応じた風防を選ぶことが重要です。取り付け位置も効果に影響するため、自身の体格や運転スタイルに合わせて調整しましょう。
こちらは純正のものがいいと思います。エンデュランスのロングスクリーンを私は取り付けていますが、そちらでもいいと思います。こちらは防風を目的にするというより、スマートモニターやドラレコを取り付けるという意味で必須だと思います。
防風のロングスクリーンは確かに有効です。しかし過信しすぎるとあまり効いてないと不満に思うかもしれないです。必ず服装なども調節して、真冬で高速道路に乗るなら電熱装備にも惜しみなく投資してください。
サスペンションのセッティング
高速走行に適したサスペンションセッティングは、バネレートや減衰力の調整が鍵となります。純正品では限界がある場合、アフターマーケットのサスペンションを導入することで、走行の安定性が向上します。
乗り心地に革命?PCX160 リアサス交換ガイド – ポレポレ日記
リアサスペンションについてはこちらの記事で書いたので、自分でDIYしたい方もこちらの記事を参考にしてください。そしてこのサイトではキタコのリアサスペンションを紹介しています。これがあればリアが沈み込むという問題は、あっという間に解決されます。
タイヤは常に空気圧を正常に新品に
タイヤに関しては常にしっかり管理をしておいてください。
高速走行をすると少しリアタイヤがつるつるなだけで、若干リアが滑った感じになります。高速道路は常に一定ではありません。追い越し車線なんてもってのほかという方もいるらしいですが、私は逆にPCX160だからこそ追い越し車線は常に使うような準備は必須だと思います。
他の250㏄以上のバイクなら排気量などが高いので、まだ余裕があるのですがPCX160みたいな軽二輪ではそうではありません。なので絶対にタイヤの空気圧は一定以上を保ってください。以下のPCX125の空気圧の話ですが、空気圧の数値はPCX125とPCX160で変わりはありません。
靴は絶対にいいものを選ぶ
先ほどのポータブル電源の話と被るのですが、真冬はバイク用の靴の方がいいです。どうしてか?というと、電熱系のトゥーウォーマーなどを仕込んでおけば、靴が防風をしてくれるからです。
PCX160はATのバイクです。なのでMTバイクの装備なんてふざけているでしょ、と思われるかもしれません。高すぎると。しかしバイクシューズは必ず2万円以上するものを選ぶ方がいいと思います。圧倒的に機能が違うからです。
特に真冬だと防風してくれないと折角電熱系装備で温めても、風が中に入ってきて寒さが勝ってしまうという悪循環を招いてしまいます。靴はなるべくいいものを選んでください。できれば歩きやすく防風性能を兼ねたものがいいと思います。
PCX160での長距離ツーリングの準備
ツーリング前には、タイヤの空気圧やブレーキ、オイルの点検を忘れずに行いましょう。また、ツーリングバッグの選定や荷物のパッキング、ルート計画も重要です。休憩場所を事前に調べることで、旅の計画をスムーズに進めることができます。
PCX160での長距離ツーリングでの最低限の持ち物とは?
PCX160をツーリングで使ってみて、以下のアイテムは絶対に持っておいた方がいいと思います。
- 三角表示板
- ある程度のバイクウェア
- パンク修理キット
- 応急キット
- Anker製の充電器
- パソコン
- スマホ
この7つぐらい持っておけば大丈夫だと思います。キャンプをやりたい方はもう少し持ち物が合ってもいいと思うのですが、必ず忘れてはいけないのがシートバッグとバックパックは一緒に併用しないでください。
PCX160だとあまり効かない話なのですが、シートバッグがバックパックに当たって、マフラー部分に垂れてしまいシートバッグが破裂したというライダーがいました。そういうこともあるのでバックパックとシートバッグは一緒に使わないようにしましょう。
PCX160の長距離ツーリングで行いたいこと
必ずやってもらいたいのが、以下の3つです。
- PA/SAで目的地に着くまで2,3回は休憩をする
- 一般道のみのツーリングなら休憩スポットを活用する
- ストレッチなどはマメに行う
ストレッチの話が出たのですが、私この冬電熱パンツというものを買ったのですね。股下があんまりパツパツで使いにくかったのと、何かPCX160のシートがつるつる滑るんですよね。危ないので使用するのをやめました。
こういう危険があると自分がバイクから落下する恐れもあるので、使用するのを控えた方がいいですね。まあさすが大陸製とは思ったのですが、こういうこともあるので私はとりあえず手とつま先の暖かさの確保以外は捨てることにしました。
PCX160の長距離ツーリング中の注意点
ツーリング中は、こまめに休憩を取り、ストレッチを行い疲労を軽減しましょう。体調管理も重要で、水分補給や食事を怠らないようにしてください。緊急時の対応として、保険や連絡先の情報を手元に用意しておくと安心です。
緊急用の対応に関しては事前にやっておくとして。意外と問題なのは長距離ツーリングならではの、体の痛みです。これは走ってみないとよくわからないと思うのですが、何も装備を整えないとすごく疲れます。特にヤバくなってくるのが、お尻からくる腰への痛みです。
これは体重が軽い方でも必ずなってくるのではないかなと思っています。ストレッチはさることながら、服装もお尻にクッションを挟むか、タイツなどを履いてお尻の痛みを軽減してください。最近使っているタイツはお尻の痛みを、15時間以上PCX160に乗っていても軽減してくれています。
ほぼダメージがないので、おススメです。
まとめ
PCX160で120km/hを目指すことは可能ですが、安全性や快適性を保つためには事前の準備と注意が必要です。風防やサスペンションのカスタム、高速走行時の注意点を理解し、ルート計画や体調管理を徹底することで、快適なツーリングが実現します。交通ルールを守りつつ、バイクの性能を存分に活かして楽しみましょう。
- ストレッチ
- バイクカスタム
- 休憩場所
と簡単に書いていきました。しかしやっぱり最終的には自分のバイクウェアへの投資が、PCX160みたいな排気量が低いバイクで長距離ツーリングを行うときの生命線になると思いました。電熱系装備があると真冬が楽ですし、真夏は冷却グッズですね。
PCX160に限ったことじゃないのですが、最近気候の変動が大変大きいと思いました。11月なのに昼間は暑く、真夜中は寒いという。真夜中はまあ普通なのですが気温差が最高気温と最低気温で10℃以上もある日もあります。こういう日に対応できるのが、ポータブル電源じゃないかなと思いました。
もしPCX160に乗る方は、なるべく大容量のポータブル電源も用意しておくといいと思いました。バイクだと車ではないので大容量のバッテリーなんて持って行ったら、積載量も増えてリアに余計な負担を与えてしまいます。しかしAnker製のものなら大容量でありながら、充電時間も短く持ち運びも楽だと思います。
これがあれば電熱系装備も使えますし、冷却装備も使えます。真夏でも真冬でもバイクに乗れるので、真冬はバイクを冬眠…としない方は、Ankerのポータブル電源も参考にしていただければと思います。なくてもいいものではあるのですが、PCX160みたいなバイクで長距離ツーリングをするなら、非常に助けてくれるアイテムだと思います。
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