NMAX155とPCX160、どっちが最強?徹底比較!
どっちが最強か?と言われれば、ちょっとよくわからないですね。しかし最近YAMAHAに乗るライダーさんと、HONDAに乗るライダーで大きく違いがあるように感じています。
…まああまり関係ないかな。笑
というわけで今日はNMAX155とPCX160では何か違いがあるのか?という記事を展開していこうと思います。特に違いはないのですが、150㏄クラスの軽二輪特有の問題点がいくつかあると思ったので、半年間乗ってみてPCX160をベースにNMAX155も想像で書いてみようと思います。
性能比較:加速力、最高速度、燃費
以下がスペック表になります。
項目 | NMAX155 | PCX160 |
---|---|---|
加速力 | スムーズな加速(0-60km/h約8秒) | ややスムーズ(0-60km/h約9秒) |
最高速度 | 約115km/h | 約120km/h |
燃費 | 約40-45km/L | 約46-50km/L |
エンジン | 水冷4ストロークSOHC単気筒 | 水冷4ストロークSOHC単気筒 |
排気量 | 155cc | 156cc |
重量 | 132kg | 132kg |
タンク容量 | 7.1L | 8.1L |
価格 | 約40万円 | 約42万円 |
NMAX155の方がややタンク容量が少ない感じですね。軽二輪は250㏄ぐらいはないと、多分500㎞超える長距離ツーリングは難しいので、しっかり準備をする必要があります。
高速道路を1,2区間走るようなバイクと思ってください。そのぐらいに考えてみればできないことはないけど、頻繁に高速道路を行き来する方は250㏄以上のバイクを考慮する必要があります。
ただし来年から排ガス規制が始まるので、この辺の車体選びも必須になります。
ヤマハのNMAX155とホンダのPCX160は、最新の排出ガス規制に適合しています。特に、PCX160は2021年のフルモデルチェンジで、令和2年排ガス規制やユーロ5規制への対応を果たしています。
NMAX155も同様に、最新の排出ガス規制に適合するよう設計されています。したがって、これらのモデルは現行の環境基準を満たしており、来年もPCX160には安心して乗ることが可能なようです。
加速力:発進加速、中間加速、最高速度を比較
NMAX155はスポーティな走行性能が特徴で、発進加速に優れています。一方、PCX160は中間加速に強みを持ち、高速道路での追い越しがスムーズです。最高速度ではPCX160がわずかに上回る傾向があり、高速道路での余裕を求める方には最適です。
PCX160に関しては100㎞/hまでは伸びがいいのですが、それ以上の速度となると一気にピタッと止まっていきます。130㎞/hぐらいは出る車体なのですがそれも道路の特性によるものなので、この一台ですべてが済むわけではないと覚えておいてください。
最高速度:実測値とカタログ値の違い、高速道路での安定性
カタログ値ではNMAX155とPCX160に大きな差はありませんが、実測ではPCX160が約120km/hとわずかに優位です。高速道路での安定性では、NMAX155がフロントフォークの剛性で直進性を高めており、PCX160はシート形状による快適性で差別化されています。
実際に名古屋まで350㎞ぐらいのツーリングを、PCX160でやってみました。多分カタログ値が正しいならNMAX155の方がガソリンを入れる頻度が多くなるような気がしています。
最近回りの車が異様に飛ばしているように感じているので、正直に言えば高速道路の走行に関してはPCX160でOKな気がしました。それ以上の走りをしたいならハーレーダビッドソンなどの大型バイクに乗る方がいいように思えます。しかしPCX160に出会えたことで、世界観が大幅に広がったように感じました。
ツーリングは私は是非お勧めしたいことの一つなので、一度長いツーリングもPCX160やNMAX155でやってみてください。
燃費:WMTCモード値と実燃費、長距離ツーリングでの燃費
燃費性能は両車ともに優れており、WMTCモード値ではNMAX155が約40km/L、PCX160が約43km/Lと若干上回ります。ただし、実燃費では運転状況によって異なるため、通勤やツーリング用途に応じて選択が重要です。
しかしカタログ値で微々たる数字の差しかないなら、多分違いはそれほどないと思われます。見た目がどちらが好きか?という感じで選んでいただければと思います。そしてなるべくバイク内部をいじらないようなカスタムを施してあげた方がいいと思います。
- スマートモニターをUSB給電
- 電熱装備をUSB給電
- ドラレコをヘルメットに常備
というような感じです。この両者の比較は面白いと言えば面白いのですが、どちらも優等生というバイクです。裏を返せばそれ以上の結果も出ないし、それ以下の結果も出さないです。なので優等生バイクという位置づけをしています。
バイクは不便さを楽しむという側面もあるので、今日話題に出てこなかったハンターカブやグロム、モンキー125の方が楽しめると言えば楽しめると思います。
またユーロ規制に引っかかっていないなら、クローズ0という映画で出てきたダックス50なども面白いんじゃないかなと思います。モンキー125とダックス50やダックス125は似ているのですが、こういうバイクをシートなどを削っていくと、ニーグリップもしやすく乗りやすさが上がると思います。
これらのバイクはボアアップもできますし、カスタムが自在です。さらに言えばスクーターではなくMTバイクとほぼ同様なので、面白さが格段に違うと思います。ノーマルで乗るより自分の目的に合わせて、ガンガンカスタムをすると尚面白いバイクに変身すると思います。
乗り心地比較:街乗り、高速道路、ワインディング
街乗り:振動、取り回し、シートの快適性
街乗りでは、NMAX155は軽快なハンドリングが魅力。一方、PCX160は振動が少なく、快適なシートが長時間の運転でも疲れにくい設計となっています。
一方シートに関してはPCX160は結構硬いと思います。この部分はシート自体を変えるか、服装で何とかするという風に私はやっています。自転車用のタイツを買ったことで、全く腰やお尻に痛みはなくなりました。
高速道路:風切り音、安定性、疲労度
高速道路では、NMAX155が風切り音の抑制と直進安定性でリード。PCX160はシート形状により、疲労を軽減する工夫が光ります。
ただし風切り音に関しては結構ひどく鳴っていると思うので、フィッティングサービスを受けたヘルメットを着用するか、Loop Experience 2のような耳栓で音をかき消す必要があります。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
ワインディング:コーナリング性能、足回り
ワインディングでは、NMAX155のサスペンションがコーナリング性能を引き立てます。PCX160は全体的な足回りのバランスが良く、初心者にも扱いやすい特性を持っています。
NMAX155でも取り付けられるなら、キタコのショックアブソーバーというものを付ければ、ショックの減衰は行えるようです。結構こういうアイテムも必須になってくるので、やっぱり初期装備のままだとNMAX155もPCX160も厳しいんじゃないかなと思います。
装備比較:収納スペース、安全装備、便利機能
収納スペース:メットインスペースの大きさ、小物入れ
収納力では、PCX160のメットインスペースが広く、大型ヘルメットも余裕で収納可能。NMAX155は小物入れの配置が実用的です。
シート下のことも以前記事にしてあるので、下記の記事を参考にしていただければと思います。ここに応急処置のセットなどを入れておくと、遠く離れた場所へ遠征するのも問題はないと思います。
- 応急処置セット
- パンク修理キット
- ポイズンリムーバー
この3つぐらいは最低バイクに常備しておくといいと思います。ポイズンリムーバーは山登りをする方なら、必ず常備してあるアイテムです。
安全装備:ABS、トラクションコントロール
安全面では、両車ともにABSを標準装備。さらに、NMAX155はトラクションコントロールを搭載し、滑りやすい路面での安定性が向上しています。
この間ミスって急ブレーキをかけざるを得ない状態になりました。横滑りはしていましたが、それでもしっかり安定して止まっていました。ABSは付いているなら一応付いていた方がいいと思います。釘を踏んでパンク寸前だと、トラクションコントロールが誤作動を起こす不具合が出るのがPCX160です。
是非毎日の定期点検、特に出発する前に異常がないかの確認は怠らないようにしてください。
便利機能:スマートキー、USB充電ポート
PCX160はスマートキーとUSB充電ポートが標準装備されており、利便性が高いです。NMAX155もスマートキーを採用しており、利便性では拮抗しています。
USB電源ポートは増設しておきましょう。
本当にいざというときに役立ちます。私のように電熱装備を一式全身に揃えたいという方がいたら、絶対にポータブル電源を買っておきましょう。Amazonのブラックフライデーや年末年始になると安売りをする場合があります。それを狙って買っておくのもいいと思います。
私はAnker製のものを選びましたが、この辺も一日乗ってみて実験してきますので、もしバイクの寒さで悩んでいるけど電源が12Vの規格内の収まらず、バイク電源を使えないという方はお楽しみに待っていてください。
カスタム性比較:パーツの豊富さ、人気のカスタム
カスタムパーツの豊富さ:マフラー、サスペンション、外装
NMAX155とPCX160の両方とも、多様なカスタムパーツが市場に揃っていますが、NMAX155はスポーティなカスタムパーツが多い点が特徴です。
やっぱりショックの減衰は行っておきたいですね。3万キロ近く走っていて、リアが沈み込む感覚があります。キタコのショックアブソーバーがついたリアサスペンションなら、問題なくなるはずなのでこちらに早急に変えてしまってもいいかなと思っています。
人気のカスタム:スクーターカスタムのトレンド
PCX160はエレガントな外装カスタムが人気。一方、NMAX155はマフラーやサスペンションのアップグレードが支持されています。
PCX160は純正のグリップヒーターがあるのが嬉しいところかなと思います。お値段も25,000円近くするのですが、それなりの費用対効果が得られると思います。一方NMAX155の方にもグリップヒーターはあります。お値段が1万円以上も違うので、この点はNMAX155の方が勝ちかなと思います。
NMAX155とPCX160、どちらを選ぶべきか?
この両車体で悩んでいる方は、どちらでもOKじゃない?って思っています。
カタログ的な比較もしていますが、私はそれよりPCX160に実際に乗っているので、その性能の良さをよくわかっています。半年ぐらいしか乗っていませんが、一応わかっているつもりでいます。笑
なのでハッキリ言いますが、この両車体を選んでも後悔はしないと思います。どちらも同じようにカスタムが可能ですし、逆に言えば私ならスクーターなのでそれほど大きなカスタムはしないだろうなと思います。
やってもこんな感じのことをやるかなという印象です。
道具はそろっているのですが、まだやっていないんですよね。でもこういう感じでセッティングしてあげれば、結構快適にPCX160でもNMAX155でも乗れると思います。NMAX155の方はわからないのですが、PCX160だと結構加工しないといけないので、それが面倒くさいんですよね。
もしナックルガードなどでも不満がある方は、グリップヒーターをバイク屋さんに取り付けてもらった方が速いかもしれないですね。それが金が高くて嫌だという方はナックルガードのステーを曲げて、PCXに合わせるという強引なやり方もありだと思います。
電熱カッターで当たる部分を削るという、荒業もできますからね。こういうのは動画などをいろいろ見てもらって、参考にしていただければと思います。
NMAX155:スポーティな走りを楽しみたい方へ
スポーティな走行感と軽快な取り回しを求めるなら、NMAX155がおすすめです。
この辺の違いが私にはよくわからないのですが、PCX160でも結構スポーティに走らせることはできると思います。ただし両車体とも所詮はスクーターである、という認識は一応持っておいてください。
オフロード走行がしたいならオフロードバイクか、アドベンチャーバイク。普通に速く走りたいならSSかフルカウルのバイク、または大型バイクです。それ以外に選択肢はないと思うので、あくまで若干の特徴がNMAX155にはスポーツタイプである、ぐらいの認識でいてください。
PCX160:快適な乗り心地を求める方へ
静粛性と快適なシートで通勤・通学を快適にしたい方にはPCX160が最適です。
実際に私の仕事でよく見かけるのは、PCX160の方かなぁと思います。上記でも述べたのですが、あくまでスクーターという認識を忘れないようにしてください。160㏄だと限界も多いので、それ以外の装備にお金をかける方がいいと思います。
- スマートモニター(暇つぶし&カーナビ)
- ドライブレコーダー(日本製でヘルメットに装着できるもの)
- 電熱装備(真冬は必須だと思います)
電熱系装備がないと本当に毎日風邪気味になるのと、頭が異常に痛いんですよね。体を温めようと一杯ご飯を食べて気持ち悪くなるという。とても悪循環です。なので家では暖かいお茶とかゆずとかショウガなどで体を温めつつ、外では電熱で体を冷やさないという両方をやる必要があります。
カスタムを楽しみたい方におすすめの一台は?
NMAX155:スポーティなカスタムを楽しみたい方へ
アグレッシブなカスタムが好きな方にはNMAX155がぴったりです。NMAX155はナックルガードが付いているのがいいですね。高速道路を走行すると今のシーズンは特に寒いです。
そうなってくると自然と相性がいいナックルガードがついているのは、非常にプラスでいいのではないかなと思います。ここに電熱グローブなどがあれば、何も問題がないんじゃないかなという感じです。
PCX160:エレガントなカスタムを楽しみたい方へ
外装カスタムで個性を出したい方にはPCX160が適しています。PCX160に関してはあまり大きなカスタムがしにくいのも、一つの特徴ではないかと思います。もしこれに手を濡らしたくないならハンドルカバーなどが一番合うんじゃないかなと思います。
一番手を守るのに楽なのは、ハンドルカバーだと思います。私の場合はハンドルカバーだと変なボタンをたくさん押してしまうので、それが嫌なのでハンドルカバーはつけていません。
やっぱりクシタニのレイヴンウインターグローブに、大変助けられています。操作がしやすいし、何より着け心地が最高です。こういうところがさすがクシタニだなと思うところです。
まとめ
NMAX155とPCX160はそれぞれに個性があり、用途やライフスタイルに応じた選択が重要です。スポーティな走行を楽しみたい方にはNMAX155、快適性を重視する方にはPCX160が最適です。購入前には試乗や維持費を考慮し、あなたに合った一台を見つけてください。
NMAX155でもPCX160でもやっぱりスマートモニターは、欲しいところかなぁと思います。スマホの機能が同期すると使えるので、当然ラジオなどもアプリを入れておけば聞くことができるようになります。そうなったときやっぱり電波法に引っかかっていないようなスマートモニターを取り付けておけば、いつでも音楽も楽しめますしカーナビもお任せできます。
日本製のものは結構あるはあるのですが、私はAKEEYOのスマートモニターが今欲しいんですよね。USB給電で最近買ったポータブル電源からも、給電可能ですし用途がたくさんあるのでバイクに乗る楽しみが増えます。来年になるかもしれませんが、スマホを濡らしてダメにせずバンバン使えるようになるので、便利な一年がスタートできると思います。
最近知ったのですがブラックフライデーだと結構安くなるんですよね。失敗しました、ポータブル電源をブラックフライデー前に買ったので、9000円損しました。損する前にお得な時に買っておこうかなと思っています。
AKEEYO AIO-5 Lite バイク スマートライドモニター CarPlayやAndroid Auto対応 ドライブレコーダー 前後カメラ IMX307 STARVIS搭載 HDR明暗差補正 5インチIPS液晶 1200cd/m² IP67防水防塵 5G Wi-Fi搭載 Bluetooth対応 BSD機能 手振れ補正 Gセンサー 駐車監視モード